2021年07月06日

◆ メガソーラーと盛り土の会社

 メガソーラーと盛り土は、どちらも同じ会社の事業だと判明した。

 ――

 一時は「韓国の会社だ」という流言が出回ったこともあったが、正しくは東京都内の持ち株会社(のオーナー)だと判明した。
 この盛り土はどういった経緯でできたのか。
 市によると、崩落現場を含む一帯の土地(約116ヘクタール)を神奈川県小田原市の不動産会社が06年9月に取得。「宅地開発をする」などと説明があったという。
 約半年後には、崩落現場周辺1ヘクタール近くの開発許可を申請した上で、森林の伐採を開始。谷に土砂の搬入も始めた。木くずやタイルなどの産業廃棄物も含まれていたことなどから、市は再三にわたり是正するよう指導したが、同社はほとんど応じないまま11年ごろには事業から撤退したという。
 現場は谷のため、「大雨で流出の恐れがある」と市が懸念するなか、同年2月、建設会社を傘下に持つ東京都内の持ち株会社のオーナーが一帯の土地を取得。オーナーは市の指示に従い、残土を固めて階段状の盛り土にしたという。
 一方、崩落現場の南側には、このオーナーが作った太陽光発電所がある。
( → 最上流に大量盛り土なぜ 「強度十分」施工時から市認識:朝日新聞



denryoku_solar_panels_black.jpg


 ここでは、5つの点に注意しよう。以下の (1)〜(5) だ。

 (1) 同じ会社(オーナー)

 メガソーラーの会社と、盛り土の会社は、どちらも同じ人物の所有になる。(東京都内の持ち株会社のオーナー)
 つまり、メガソーラーと盛り土は一体化している、と考えていい。

 ※ 最初は小田原の不動産会社の所有で、次に東京都内の持ち株会社の所有になったというが、経緯が不自然であるし、「持株会社」という形態も不自然である。
 ※ 小田原の会社の土地がいったん差し押さえられたあとで、東京の会社のものになった、という記事もある。(: 追記)
  → 熱海伊豆山土石流で小田原の盛り土業者は新幹線ビルディング?代表者や過去の所有の経緯なども調査!


 (2) 盛り土の正体

 メガソーラーと盛り土が一体化しているのなら、盛り土の正体も明らかだ。それは、メガソーラーの建設地で伐採した大量の樹木である。
 メガソーラーを設置するために、大量の樹木を伐採したが、その大量の樹木(の残骸)を、どこに捨てるか? 遠くまで捨てると運搬費がかかるし、産廃処理費用もかかる。そこで、手っ取り早く、すぐそばにある谷間に捨ててしまえ、と考えたわけだ。
 別に、遠いところにある産廃を、わざわざ山頂部のあたりまで、えんやこらと運んできたわけではない。最初から隣の山頂部にあったものを、すぐそばの谷間に落としただけだ。


 (3) 盛り土の構成物

 大量の樹木を単に捨てただけでは、雨で崩れ落ちてしまう。だから、樹木を捨てただけでなく、土壌もいっしょに捨てたのだろう。
 とすれば、盛り土の構成物は、「樹木と土壌」であったことになる。この二種類の構成物の混合したものが、盛り土であったわけだ。


 (4) 盛り土の崩れやすさ

 盛り土の構成物が「樹木と土壌」であったとすれば、この盛り土は非常に崩れやすいものであったとわかる。単なる土や砂ならばまだしも、大きな樹木が大量に混じっていたのだとすれば、これは非常に崩れやすいものだったとわかる。
 特に、樹木がまだ腐っていない時期には、非常に(もろ)かっただろう。だからこそ今回は、あっさりと崩落したのだと推定される。


 (5) 事業は詐欺

 朝日の記事には、こうある。
 「宅地開発をする」などと説明があったという。

 「宅地開発」という名目で事業を行いながら、実際には宅地にはしないで、メガソーラーを設置して、産廃を捨てた。……これでは、嘘をついて許可を得たことになるので、詐欺も同然だろう。

 一般に、山林を伐採してメガソーラーにすることには、農水省の許可が必要だが、その許可は通常は下りない。そこでこの会社は、「宅地開発をする」という名目で、山林の転用の許可を得た。
 それでいて実際には、メガソーラーと産廃のために使った。

 これは、近年に話題になっている「違法な産廃会社」の一例だろう。経歴を調べて、隅を突つけば、違法な事業が次々と見つかりそうだ。
 ひょっとして、暴力団がらみかもしれない。また、山地転用には、政治家の賄賂が働いているかもしれない。
 「自民党の政治家が、賄賂をもらって、違法な山地転用を政治圧力で許可させた。だから、今回の土砂崩れが起こった」
 というストーリーが成立するかもしれない。

 ただの自然災害かと思ったら、巨大な闇がひそんでいた……ということも、考えられなくもないのだ。



 【 追記 】
 会社名とオーナーの実名が判明した。
  → 株式会社新幹線ビルディング 神奈川県小田原市府川23番地
  → ZEN ホールディングス (ZEN HOLDINGS Co.,Ltd.) 東京都千代田区五番町
  → 新幹線ビルディング の所有者は 麦島善光
  → 熱海の土石流 土地の所有者は麦島善光ZENホールディングス会長 盛り土をしたのは新幹線ビルディングで確定か
  → 麦島善光 株式会社ZENホールディングス代表取締役会長兼社長 - Wikipedia

 Wikipedia にも掲載される大物である。
 
 
posted by 管理人 at 23:21| Comment(5) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>事業は詐欺
>暴力団がらみかも
>また、山地転用には、政治家の賄賂が働いているかもしれない。
>「自民党の政治家が、賄賂をもらって、違法な山地転用を政治圧力で許可させた。
>だから、今回の土砂崩れが起こった」
>というストーリーが成立するかもしれない。

かなり踏み込んで書かれてますが
自民党から名誉毀損で訴えられたり
暴力団のヒットマンに襲撃される心配はありませんか?
闇が深そうな事件なので管理人さんの身の安全が心配です
Posted by 通りすがり at 2021年07月07日 01:55
> 自民党から名誉毀損で訴えられたり

「自民党の政治家が」と名前を挙げずに書いているだけなので、誰のことかわからないから、氏名不詳となって、誰も「自分がけなされた」とは言えないでしょう。まして自民党は、ただの所属にすぎないので、対象外。

> 暴力団のヒットマン

 それはあるかも。自民党より、引用記事のオーナーが怒りそうだ。 ゴルゴ13 だったら、逃げられないな。
Posted by 管理人 at 2021年07月07日 07:20
 冒頭の朝日新聞の記事の引用を、増やしました。根拠多数としました。


 p.s.
 それにともなって、(1) の内容も大幅に書き改めました。
Posted by 管理人 at 2021年07月07日 07:54
 最後に 【 追記 】 を掲載しました。
 会社名とオーナーの実名が判明した……という話。
Posted by 管理人 at 2021年07月07日 10:05
Posted by 怖い怖い at 2021年07月08日 23:10
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