――
勝間和代がそうだ。この人は、音声入力をしているので、はてなブックマークで「音声入力の使い方を教えてくれる」というふうに話題になるが、そもそも音声入力を始めた理由は、キーボードの打ち過ぎで、左手の小指が壊れたからだ。
──キーボードではなく音声入力を使うようになったきっかけはなんだったんですか?
勝間:私は40代までで一生分のタイピングをして指を使い切って、特に左手の薬指や小指が使い物にならなくなってしまって。コントロールキーやシフトキーの押しすぎですよね。今も病院に通っているのですが、そうした理由からキーボードを使うと指が疲れてしまうので、音声入力を始めました。
( → 勝間和代さん、タブレット3台体制で「脱パソコン」したって本当ですか? | ギズモード・ジャパン )
これはわかる。カーソルキーを使うと面倒臭いので、「Ctrl + 文字キー」という形で、カーソルを動かすと便利だ。しかしそうすると、Ctrl キーを多用するので、左手小指を酷使することになり、やがては左手小指がこわれる。
彼女は壊れるまで酷使したようだが、そんなことではまずい。困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「 Ctrl キーの上に、発泡スチロールを貼りつける。厚さは 8mm ぐらい。Ctrl キーを押すときは、指で押さずに、左手の小指の付け根(

これなら、全然疲れない。私はパソコンを始めてすぐにこの方法を使った。もう何十年も、この方法だが、全然、楽である。強くお勧めできる。
[ 付記 ]
※ ただし、これをやると、ノートパソコンだと、蓋を閉じることができなくなる。だから、デスクトップパソコン専用だ。
※ 発泡スチロールを貼りつけるときには、普通のスティック糊で足りる。初めはぐらつくが、そのうち乾燥して、ピッタリとくっつく。
※ 発泡スチロールの底面は、少し削ってもいい。(キートップが湾曲している場合には、それに合わせる。)
※ 発泡スチロールの上端は、少し削ってもいい。山形(凸形)にすると、手に角がぶつからなくなるので、手に優しい。
※ シフトキーに指が届きにくくなるので、シフトキーにも少し発泡スチロールを乗せてもいい。厚さ4mm程度。
Emacs (Unix の準標準 Editor) を Windows でも使いたいという人には良く知られた手です。
Windows の Registry を変える必要があるけれど、私は batch file を用意して、対応しています。
私も最初のうちはそれを使っていたんだけど、それだと、左手小指が壊れそうになってしまいました。
その方法は、移動距離が減るだけで、左手小指の使用量は変わりません。
Caps Lock(Ctrl Lock) → カーソル移動 → Caps Lock(Ctrl解除)
と、キーを順番に押していくだけなので小指の負担は減るのではないでしょうか。
カーソル移動用のキー以外で自動解除ならもっと便利かも。
その方法は、1回の長押しのかわりに、2回押すことになる。時間は減るが、回数は倍増するので、左手小指の負担は、かえって増える。1.5倍増ぐらい。
――
文字キーで一番早く壊れるのは A キーで、それは左手小指が打つ。文字だけでも左手小指が最も酷使されるので、左手小指で Ctrl を打つ量はゼロにするのが好ましい。現状の半減でも、多すぎる。
2文字戻る等連続してカーソル移動する場合や
文字消去して移動などがあれば倍増とまではいかないのではないでしょうか。
それにホームポジションから外れてCtrlキーを押し続けるより2回の軽いタッチの方が指に優しいと思うのですが。