2021年06月27日

◆ 教員の応募倍率の低下

 教員志望者の応募倍率が急激に低下しており、教員の質の確保が危ぶまれている。どうすればいい? 

 ――

 教員になりたがる人が急減しているが、それというのも、教師の待遇の悪さが理由らしい。やたらと長時間労働なのが原因だ。
 教員志望者の減少に歯止めがかからない。背景には、かねて指摘されてきた厳しい労働環境がある。SNSには過酷な現状を訴える声があふれ、夏の採用試験を前にした受験生にも不安が広がる。
( → 筆記も面接も免除 教員のなり手不足、焦る教育委員会:朝日新聞

 では、どうすればいいか? 
 「倍率が下がっているなら、倍率を上げればいいさ」
 という理屈で、応募者の資格をどんどん緩めるという方針が取られているそうだ。特に、「筆記試験の免除」という方針が、あちこちで広く取られているそうだ。

 しかし、筆記試験を免除したら、応募者は増えるとしても、応募者の質は低下してしまう。「応募者の質を上げるため」の方策が、「応募者の質を下げること」であったら、本末転倒だろう。
 これじゃまるで、「応募倍率を上げるために、バカでもチョンでも誰でも教員にします」というようなものだ。狂気の沙汰だ。(……と思ったが、バカチョン教師というのは昔もいたね。)

 ともあれ、現状はこのような惨憺たるありさまだ。困った。どうする?


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 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「法律をきちんと守る」

 特に難しい方法は必要ない。単に「法律を守る」というだけでいい。その法律とは? こうだ。
 「労働には対価を払う。特に、残業をしたら、残業手当を払う」

 これは現実には成立していない。かわりに、次のことが成立する。
 「残業手当を払う代わりに、一律、月額給与の4%分を上乗せする」

 これは、「みなし残業手当」と呼ばれるものだ。月8時間の残業代に相当する金額(月4%)が上乗せされた「教職調整額」を含めて給与を支払う、というものだ。
 このことは、「教職員給与特別措置法」(給特法)という法律によって決められている。

 ――

 しかし、このような法律があるとはいえ、この法律は、(月8時間以上の残業となる分については)「労働に対して賃金を払わない」ということを意味する。無賃労働の強制であり、奴隷労働の強制である。
 そして、奴隷労働の強制は、明らかに人権無視であるから、憲法違反であると見なしていいだろう。
第十八条
 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
( → 日本国憲法第18条 - Wikipedia

 また、残業代の不払いは、労働基準法違反である。
  → 残業代の不払いは労働基準法違反!残業代と労働基準法の関係とは?
  → 公立教員に残業代が出ないのは違法?法的解釈をわかりやすく解説|労働問題弁護士ナビ

 政府としては、「教職員給与特別措置法」(給特法)という法律があるから合法だ、と言い張りたいのだろうが、この法律自体が、労働基準法に違反した法律だ、と言えるだろう。
 そもそも「残業手当を払わない」という法律は、それ自体が公序良俗に反するので、もともと無効な法律だ、とも言える。

 この法律が有効になるとしたら、教師の側は、月8時間を越える残業を拒否できるようにするべきだ。その場合にのみ、上記法律は有効となる。(そうでなければ無効。)

 このことを、裁判所は判決するべきだ。「立法府の決めたことだから合法だ」なんて生ぬるいことを言っていては駄目だ。 ( → 前項)

 ――

 さて。「残業手当を払う」というのは、基本だが、それだと問題が生じる。「払いたくても予算がない」という問題だ。

 仮に予算があるなら、次のようにできる。
  ・ 残業の分、教師に残業手当を払う。
  ・ 残業代の金を削減するために、教師の業務を委託する。
    たとえば、事務作業を安価な非常勤事務員に任せる。
    あるいは、クラブ活動の監督も、校外のボランティアに任せる。
  ・ こうして、業務を委託することで、教師の残業を減らす。


 これが本来の流れだ。だがその最初のところで、「残業手当を払いたくても払えない」という問題に直面する。困った。どうする?

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「学期中の残業時間を増やした分、夏休み・冬休み・春休みの出勤時間を減らして、相殺する」
 ……(

 たとえば、8月中をずっと夏休みにして、出勤させない。これで、出勤時間が減るから、その分、学期中に残業が増えても、相殺できる。
 現状では、夏休み中にも、研修などの名目で無駄に出勤させている。それをやめれば、教師の労働時間は減るから、余計な残業手当の支払額も減るわけだ。

 また、教師としても、夏休み中に休みを取ることができれば、学期中の教材をあらかじめ作成しておくことができる。だから、学期中の残業を減らすこともできる。

 こうして、()の方法で、問題は解決できる。

                   Q.E.D.



 【 関連項目 】
 実を言うと、上の方法は、前に述べたことがある。下記項目だ。
    → 教員不足の解消には?: Open ブログ
    → 教師の苛酷労働の理由: Open ブログ

 すでに2回、同じことを述べている。(教師に夏休みを与えよ、と。)
 今回で、3回目だ。

 
posted by 管理人 at 22:37| Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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