2021年06月06日

◆ 洗っても使えるマスク

seidenki2.jpg マスクを洗うと、ウイルスを捕集する力が弱まるので、好ましくない。では、どうしたらいいか?

 ――

 そこで名案を考えた人がいた。
 「これはマスクの静電気力が衰えるのが原因だ。だから静電気を加えればいい。そうすれば、ウイルスを捕集する力が回復する」
 新型コロナウイルスなどの医療現場で使われる高性能なN95マスクを静電気を使って再利用可能な状態にする方法を東京大学の研究者が開発しました。
 医療機関などで使用されるN95マスクは、繊維の隙間よりも小さい粒子も静電気の作用で通過させずに繊維に吸着させるため高いフィルター能力があります。ただ、静電気は湿気や洗剤で失われるため、N95マスクを洗浄するなどして再利用することは推奨されていません。
 洗浄したN95マスクを静電気発生装置に3分間近付けて再び帯電させればフィルター能力が復活するということです。

( → N95マスク」を静電気で再利用可能にする技術開発



seidenki.jpg


 白いマスク(左側)と球体との間に、放電の火花(白いイトミミズのようなもの)が走っている。ビビビッ。ちょっと怖い。
 「ペースメーカーなどを付けた人以外なら安全に扱えます」とのことだが、高圧電流が飛ぶのを見ると、ビビる人が多いよね。
 そもそも、記事は「電流が弱く」とのことだが、電流は弱くとも、電圧はすごく高いでしょ。心配する人がいるのも不思議ではない。

 ちなみに、TVの番組で、静電気の放射を受けた長嶋一茂が、高圧に帯電したまま、ドアノブに触れた場面があった。手にビビビッと来て、「イテテッ」とびくついた。
 これを避けるには、あらかじめドアの木質部に手で触れて、静電気を逃がすといいそうだ。(生活の知恵。)

 ――

 さて。マスクを復活させるために、何万ボルトかになりそうな静電気を帯電させる……という方法はある。あることはある。
 だが、あまり人気にはなりそうにない。病院ならともかく、普通の家庭ではまず無理だ。
 困った。では、どうする?

 ――

 ここで、Openブログの過去記事を探ると、次の話がある。
 「(マスクが)ウイルスを除くのは、物理的な篩(ふるい)の効果ではなく、化学的なファンデルワールス力 の効果なのである」
 「静電気の力だ」という説もある。

 というふうに、ファンデルワールス力と静電気という二つの力が示されている。
 このうち、静電気については、すでに示した。では、ファンデルワールス力については、どうか? 

 そこでぐぐって調べると、次のことがわかった。
 「たいていのマスクは静電気を帯びたフィルターを挟み込むことで、ウイルスを吸着するが、ファンデルワールス力でウイルスを吸着するタイプのマスクもある。このタイプのマスクは、洗っても吸着力が落ちない」

 詳しくは下記ページ。
  → ナノフィルターの分子間力でウイルスを99.9%補集するカッペリーニシルクマスクナノ99.9%ウイルスをブロックする

 一部抜粋。
▼ファンデルワース力(分子間力)で菌を捕集

ファンデルワース力とは、分子間に働く引力です。日本語で分子間力といます。
Zettaナノフィルターに用いられている繊維は400nm以下の超極細ナノ繊維の為、ファンデルワース力でウイルス・細菌を捕集します。
通常の繊維径が1000nm以上の繊維ではファンデルワース力は働きません。
ファンデルワース力は湿度による捕集効率に低下なく、加えて水中に存在するウイルス・細菌も捕集することができるため、飛沫・マイクロ飛沫は水分中にウイルスにも効果を発揮します。


【洗濯試験結果】
実際に100回洗ってテストしたところ捕集効率に変化がありませんでした。

 ファンデルワース力(分子間力)は、通常の繊維では働かないが、その何割かに当たる太さをもつ細い繊維では、働くそうだ。こうして微細繊維を使うことでファンデルワールス力による捕集ができるから、静電気フィルタを使わなくてもいいことになる。

 なるほど。……と思ったので、本項では情報を紹介した。
 (私の考えはありません。)




 商品は下記で買える。



https://amzn.to/2T4NrJ7


 帝人「ナノファイバー」という超極細繊維を使ったもの。



 [ 付記 ]
 ファンデルワールス力については、最近、次の報道があった。
 《 ガラス上でテントウムシが滑らないのはなぜか、40年議論された脚裏の接着原理を解明 NIMS 》
 物質・材料研究機構(NIMS)は2021年6月3日、東京大学、キール大学と共同で、長年議論が続いていたテントウムシの脚裏の接着原理を解明したと発表した。分子間力(ファンデルワールス力)が主な接着の原因であることを証明したという。
( → fabcross for エンジニア

 詳細は
  → テントウムシ脚裏の接着原理を解明 | NIMS|プレスリリース

 参考記事は
  → テントウムシの足の裏の密集した毛?ヤモリと同じファンデルワールス力? |スモールズー
   ※ 日付は去年なので、古い。(先行している。)

 
posted by 管理人 at 21:43| Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
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