Google マップの地図は、ゼンリンから自社製に代わったが、間違いだらけだ。――
たぶん、衛星写真から(ソフトウェアで)自動作成するせいだろう。2D の写真から勝手に推測するだけだ。衛星写真は 3D で確認したわけではないし、人が足を運んで確認したわけではない。だから、間違いが発生する。
その事例を示そう。福岡県の速度超過事故の現場だ。
→ 「事故は一瞬だからどうしようもない」逮捕の57歳男 時速100kmの車で中学生をはね死なす
※ 事故の詳細は、次項で論じる。
この事故現場は、下記だ。
福岡地建と隣の Torrie の位置関係は、 Google マップの地図でわかる。
この図では、Torrie の建物が大きくなっていて、福岡地建の建物は幅が狭くなっている。
一方、Bing 地図では、逆だ。
Yahoo 地図でも同様だ。
→ https://bit.ly/3yAXKVv
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では、正しくは? ストリートビューで確認すると、この中間部分は、福岡地建と(デザイン的にも)一体化しているので、福岡地建の建物だろう。
また、撮影位置を少しずらすと、次のこともわかる。
「福岡地建と中間部の建物との間には、隙間の空間がない」
「中間部の建物と Torrie の間には、隙間の空間がある」
つまり、Bing と Yahoo が正しく、Google の地図は正しくない。
参考で、反対側から見た衛星写真も示そう。南側の高い建物がまだ建っていない時期の写真だ。
《 加筆 》
この写真を見ると、次のことが推定できる。
「 Google マップで地図の間違いが起こったのは、建物の判定を、屋根の色で決めたからだ。昼間部の建物の屋根の色は、福岡地建の屋根の色とは異なり、Torrie の屋根の色と同じだ。だから、昼間部の建物を、福岡地建でなく Torrie と結合していると誤認した」
こう考えれば、誤認の理由がわかる。
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ともあれ、結論としては、冒頭に述べたとおり。Google マップの地図は、当てにならない。特に、建物の敷地形状については。
※ ただし、Bing の地図には、南側の建物(エルスタンザ西新)が掲載されていないので、「地図が古い」「新しい建物が掲載されていない」という難点がある。
※ その点では、Yahoo 地図の方が好ましい。ただし、Yahoo 地図は、(新バージョンになってからは)地図の埋め込み機能がないので、今のところ、その点での不便さがある。
[ 付記 ]
Google マップには、別の不具合もある。
「地図では道の角が丸められてしまう」
ということだ。
たとえば、上記の福岡地建の少し北東に、次の場所がある。
この地図では、「コンフォート・ベネフィス」という建物のそばの角が丸くなっている。これは、航空写真から地図を自動作成するときの仕様だ。
現実にはどうなっているかというと、丸くなっていない。角張っている。そのことは、いったん「拡大地図」を表示させたあとで、モードを「地図」から「写真」に変えることで、わかる。

Google マップの誤認が起こった理由。屋根の色。