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ワクチン接種予約システムを改修することが決まった。
岸信夫防衛相は18日午前の記者会見で、自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの予約システムを早急に改修する考えを示した。実際の接種券に記載されていない架空の番号でも予約が可能になっている問題を受けた措置で、「例えば市区町村コードなどについては、真正な情報であることが確認できるように、可能な範囲のシステムを改修する」と説明した。
岸氏は、市区町村コードの確認により「その人の(居住)区域を限定できる。東京会場は(予約システムに)入れてもらう。大阪会場のシステムは別の業者なので、それぞれの考え方で進んでいる」と述べた。
一方、防衛省と市区町村の予約システムが連結していないために二重予約が生じる恐れがあることについては「全国民の個人情報を防衛省が把握するのは適切でない」と述べ、大規模改修を見送る考えを示した。
( → 大規模接種予約システム改修表明 防衛相、架空番号で予約可能 | 毎日新聞 )
防衛省は、予約の受け付け拡大に合わせて、システムの一部改修を急ぐことにしています。
具体的には65歳に満たない人でも予約できるようになっていた「生年月日」などの入力の設定を変更することにしています。
( → 大規模接種予約システム改修表明 防衛相、架空番号で予約可能 | 毎日新聞 )
要点は次のことだ。
・ 市区町村コードは、真正な情報であることを確認。
・ 生年月日は、65歳未満を排除。
これらは、システムの側ですぐにでも改修が可能なので、改修するということだろう。
だが、即応としてはこれでも仕方ないが、もう少し時間をかけるなら、もっと十分な改修をするべきだ。次のように。
(1) マイナンバーを入力させよ。
せっかくマイナンバーという制度があるのだから、それを使うようにして、入力させるべきだ。
できれば接種券そのものに、マイナンバーを印刷しておくべきだ。(少なくとも今後の発送分は。)
(2) マイナンバーで本人確認をせよ
氏名・年齢・マイナンバーの3点を照合することで、本人確認をするべきだ。接種券番号はデタラメでもいいが、マイナンバーはデタラメにするわけには行かない。だから、架空名義で予約するという弊害は防げる。
(3) マイナンバーで二重予約の排除
マイナンバーを入力させたら、その番号の一覧を、自治体に送付するといい。自治体の側は、その一覧を受け取ったあとで、同じ番号があるかどうかを確認する。もし同じ番号があれば、予約をキャンセルする。
あとで本人が来て、「二重予約なんかしていない。キャンセルされるのは納得できない」と言ったら、キャンセル待ちに並んでもらう。あるいは、調査のために1時間ほど待ってもらってから、接種する。そういう人は、ごく限られているから、特に問題はない。
一覧を受け取っても、自治体によっては、自分のところの接種者のリストと照合しないかもしれない。それはそれでいい。二重予約を回避しなかったなら、その責任は自治体にある。一覧をどう利用するかは、自治体の側の都合で決めていい。
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以上によって、問題を大幅に回避できる。
予約システムの改修には、1週間程度を見込めばいいだろう。
ともあれ、せっかくマイナンバーというものがあるのだから、それをうまく利用するべきなのだ。
(岸信夫防衛相は) 防衛省と市区町村の予約システムが連結していないために二重予約が生じる恐れがあることについては「全国民の個人情報を防衛省が把握するのは適切でない」と述べ、大規模改修を見送る考えを示した。
( → 大規模接種予約システム改修表明 防衛相、架空番号で予約可能 | 毎日新聞 )
別に個人情報を把握するわけではない。マイナンバーという番号を把握するだけだ。それと結びつくのは、氏名と生年月日だけだ。他の細かな個人情報を把握するわけではない。この人、話を勘違いしているね。問題がどこにあるかも理解できていないに等しい。頭が悪すぎる。
[ 付記 ]
「困ったので助けて」という首長の声がある。
東京都江東区の山崎孝明区長は……センターでの接種開始に伴うキャンセルでワクチンに余りが出た場合の対応を挙げ、「良い方法が見つかればいいが、まだない。教えてよ」と記者団に逆質問した。
( → どうする接種の二重予約 江東区長「教えてよ」と逆質問:朝日新聞 )
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「二重予約があろうとなかろうと、どっちみち、当日都合によるキャンセルは発生する。だからあらかじめ、キャンセル対策をしておけばいい。つまり、終了の1時間前から、キャンセル待ちを並ばせればいい」
こうすれば、キャンセルが発生しても、キャンセル待ちの人に接種できる。これで無駄はなくなる。問題解決。


以下、引用。
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> 知事は市町村が実施する高齢者向けのワクチン接種について、ワクチンが余った場合のキャンセル待ちができるシステムの提供を検討していることを明らかにした。
キャンセル待ちのシステムは無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用し、市町村のシステムと整合するような形で検討しているという。
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-500135.html
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一歩前進のように見えるが、馬鹿じゃなかろうか。システムの構築など、必要ない。その場で希望者を並ばせておくだけでいい。アメリカではそうしている。
たとえば、10人分余ったら、10人を並ばせて、以後は受付停止。終了時間になったら、その 10人に接種して、完了。
システム構築などは必要ない。さっさと実施しろ。