2021年05月18日

◆ ワクチン接種券の偽造

 ワクチン接種券の偽造は可能か? 印章がないので、偽造しても、有印公文書偽造罪には問われない。

 ――

 印章があれば、偽造すると、有印公文書偽造罪に問われる。
 印章がないと、偽造しても、有印公文書偽造罪に問われない。
 
 では、今回は? 印章はないようだ。

sesshuken1.jpg
出典:台東区


sesshuken2.jpg
出典: 尾花沢市
(クリックして拡大)


 ――

 参考で言うと、健康保険証には、印章がある。


kenpo1.jpg
出典:能代市


 これを偽造したら、有印公文書偽造罪。
 ワクチン接種券を偽造したら、(無印で)公文書偽造罪。

 罪は、前者の方が圧倒的に重い。後者も、刑罰は科されるが、前者ほどではない。
 「だからどんどん、ワクチン接種券を偽造しましょう」
 と言いたいわけではない。  (^^);
 

ihou_copy_software.jpg




 [ 付記 ]
 「ハンコの廃止が大事なのでは?」
 という疑問もありそうだが、廃止するべきハンコは、国民や住民の側のハンコだ。あと、役所における無用なハンコだ。(読了印 みたいなもの。)
 一方、政府の発行する公文書におけるハンコは、公文書の重みを増す(偽造されにくくする)という重要な役割があるので、みだりに廃止するべきではない。
posted by 管理人 at 20:08| Comment(2) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 以下、細かい話で恐縮ですが、

 (1) 公文書には、@ 公印(印章)入り、A 公務所(役所)や公務員の署名だけ、B 署名と「公印省略」の記載、の3種類があり、これらは全部「有印公文書」だそうです。すなわち、印章がない署名だけの文書を偽造しても、その署名が役所や公務員のものであれば、「有印公文書偽造罪」になるみたいです。現状、厚労省(防衛省?)フォーマットの「接種券」には印章も署名も見当たらないので、「有印公文書」ではなさそうですが、自治体によっては署名が入ったものもありそうですね。

 (2) 「有印公文書偽造罪」の構成要件は、偽造元の実在文書に印章や署名があるか、ではなく、印章や署名を含めて偽造したかどうかだと思います。ですから、厚労省フォーマットの「接種券」や、その他の「架空文書」でも、もっともらしく印章や署名を入れて作れば「有印公文書偽造罪」に該当しますし、逆に「健康保険証」でも、印章と署名の両方を省略して作ればただの「公文書偽造罪」になるのではないでしょうか。
Posted by かわっこだっこ at 2021年05月19日 01:05
 印章の方は(赤インクの)印刷で済ませることができそうですが、署名の方は印刷では無理だと思います。印刷した手書きふうの文字では、たぶん署名とは見なされないでしょう。手書き体の印刷物であるにすぎないので。
 手書きふうフォントというのもあるし。
   https://bit.ly/3tUjW9n
Posted by 管理人 at 2021年05月19日 07:52
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