2021年04月21日

◆ スパコンの無駄遣い

 コロナウイルスの飛沫の拡散をシュミレーションするのに、スパコン富岳で大量の計算をしたそうだ。

 ――

 朝日新聞が報じている。
 車内の新型コロナウイルス対策をどうするか。理化学研究所などのチームはバスやタクシー、救急車内で、しぶき(飛沫)がどう広がるか、スーパーコンピューター「富岳」で計算した。
 運転席と乗客席との間に仕切り板があると、運転手、乗客がせきをしても、大きな飛沫は板の内側にとどまると計算された。小さな飛沫は車内に広がる結果になった。
 窓を閉めても、換気扇をつければ、3分半で車内の容積と同じ量の新鮮な空気を取り入れられた。5カ所の窓を5センチずつ開けるとそれが2分半になった。エアコンに飛沫を捕らえるフィルターをつけると、窓を閉めても、開けているのと同じくらいの飛沫を取り除く効果があると計算された。
( → 窓開け・エアコン、車内の飛沫に効果 富岳で計算、マスクも推奨:朝日新聞

 いかにも素晴らしい成果だ、というふうに見える。まあ、たしかに立派な成果だとは言える。だが、これを計算するには、かなり大量のマシンパワーを使ったので、かなりの費用がかかったはずだ。それだけの費用をかける価値があったんですかねえ。

 私が思うに、実際にバスを走らせて計測すれば、空気の入れ替わりは実測できたはずだ。「煙幕の濃度が薄らぐのを撮影する」という形で。
 これなら、カメラを何台か設置するだけで、簡単に計測できたはずだ。カメラは(借りた)スマホを使えばいいので、費用ゼロでできる。かかる費用は、バスのチャーター代と、煙幕の費用ぐらいだろう。かなり安価に実施できそうだ。

 安価に実測できることをスパコンでやっても、たいして意味がないと思うんですけどね。「何でもかんでもスパコンを使えばいい」という風潮には、同意できません。

 牛刀をもって鶏を割く。



 【 関連サイト 】

 → タクシーの飛沫対策、窓開けよりエアコン スパコン計算:朝日新聞 (動画あり)
 → 空気入れ代わるまで45秒 エアコン活用の換気 タクシーに要請 | NHKニュース(動画あり)
 → スパコン富岳がタクシーでの感染症をシミュレーション | くるくら




 ――

 スパコンを使わないで、実車によるテストをした例もある。こちらがお勧めだ。
  → バス車両 換気テスト|新型コロナウイルスに関する当社の対応|西鉄グループ(動画あり)
 
   ※ ベンチレーターを高性能化することが有効だろう。
 
posted by 管理人 at 22:56| Comment(2) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マスクのムダ、マスク神話の危険、
それを如実に示した結果であり、有用かと

マスコミはマスクの効果を言ってますが、
会話ですら布マスクで飛沫が漏れるのですから、
咳、クシャミでは絶望的。
不織布製品も、鼻の頭の針金を折ってなければ、
飛沫は飛散するわけですから、結果は悲惨。

政府が配った布製品やスポンジ製品の即時禁止、及び、不織布製品といえども、
針金は折ること、
咳、クシャミ時は会話時とは異なり、
利き手の肘の内側でマスクの上から口を覆うこと

要はそういうことをお金をかけて証明した。
そういうビデオデータであるという価値では?
お金をかけ、学術機関が、
政府の無能を巧妙に公開したわけです。

東大の天文台の人々などが、
太陽活動観察を通じて
温暖化の嘘や寒冷化の危険を巧妙に示している
それと同じ気骨を感じますが、
判らない人には、今のコロナの危険や嘘が
判らないまま死んでいく危険を感じます。


Posted by メルカッツ at 2021年05月01日 00:05
 大金をかけたことで、結果が有効か否かを論じているのではありません。

 同じ結果をはるかに少額で実現できることと比較しています。

 100円の商品を、1,000円で買ってから、「 100円分の効果はあるから、無駄ではない」と弁解するようなもの。
Posted by 管理人 at 2021年05月01日 00:25
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