
――
紳助がかつて女性タレントに性的強要をしたことが話題になっている。
→ 島田紳助氏の「枕営業強要疑惑」マリエに続いて告発しそうな“被害女性”の実名
→ 島田紳助氏の極悪メール…“枕営業”に応じた女性タレント実名も
枕営業を要求して、「さもなくば芸能界から締め出す」と脅迫したそうだ。「枕営業をすれば、便宜を与える」というのは犯罪ではないが、「枕営業をしなければ、芸能界から締め出す」というのは、脅迫罪にあたる犯罪だ。さらに、実際に行為に及んだ場合には、「脅迫による性行為」なので、強姦罪(現在は強制性交罪)にあたる。
改正前の刑法第177条(強姦罪)
暴行又は脅迫を用いて 13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。
時効は 10年なので、現在ではすでに時効になっている。( 16年前の事件なので。)
とはいえ、法的には処罰を免れるとしても、多大な被害者を出して、自殺者も2名出たらしい(?)となると、その責任は重いと言える。
→ 島田紳助「喜び組」 芋づる式で出てくる“枕営業”タレント、大手メディアが報じない禁断の実名
→ 島田紳助の引退理由は飯島愛と上原美優が関係?真相は暴力団関係なのか調査!
――
さて。話は変わるが、これと似た事例が芸能界では広くなされている。
どこが似ているかというと、「さもなくば芸能界から締め出す」という脅迫だ。(何の権力もない)ただの一介の芸能人が、どうやって他のタレントを芸能界から締め出すことができるのか? それは、次の方法による。
「自分が絶対的な人気者なので、出演拒否というかたちで、テレビ局に圧力をかける」
たとえば、A子さんが紳助の要求を拒否したら、紳助はA子さんを芸能界から締め出そうとする。そのためには、テレビ局を脅す。
「A子をおまえのテレビ局から締め出せ。さもないと、おまえのテレビ局には一切出演しないぞ」
こうなると、視聴率を稼げる紳助という人気者を外したくないので、A子さんを自局から締め出さざるを得ない。同様のことが他のテレビ局にも成立するので、結局、A子さんはあらゆるテレビ局から締め出される。
以上のことは、他でもなされている。次の事例だ。
・ ジャニーズ事務所が、SMAP を追放しようとした。
・ 別の事務所が、能年玲奈を追放しようとした。
・ 赤西仁、柏原崇も、同様の被害を受けた。

→ のん (女優) の出演歴 - Wikipedia
その一方で、CM 出演は多大にあるので、莫大な収入を得ているそうだ。金の面では大金持ちと言える。
→ 能年玲奈(のん)の年収は?現在の年収がヤバいって本当?
とはいえ、「さもなくば芸能界から締め出す」という脅迫行為がずっと続いているというのは、「優越的地位の濫用」にもあたるので、公取委が厳として取り締まるべき事態だとも言える。それが放置されているのだから、公取委も「口先だけで何もしていない」というありさまだ。
※ ただし菅首相から圧力を加えられた可能性もある。NHK も菅首相に屈したし。
→ NHKが「クローズアップ現代」の終了を決定(立岩陽一郎)
――
いろいろとみると、結構、問題は根深いと言えそうだ。話は紳助のスケベ行為の話だけかと思ったら、似たことは芸能界の深部に広がっており、しかもそれは現首相の介入も疑われているのだ。ひどい闇があると言える。

「何でや。菅首相、関係ないやろ」と思う人もいるかもしれない。だが、さにあらず。
民放や NHK を監督する権限があるのは、総務省だ。総務省のドンとして絶大な権力を振るっているのが、かつて総務大臣だった菅首相だ。放送や通信は、菅首相のテリトリーなのであって、ここで絶大な影響力を発揮しているのが、菅首相なのだ。
→ 首相の天領、総務省接待事件の源流は「菅総務相」時代の人事私物化
→ 菅官房長官が総務省への影響力を強める 日本郵政人事で実権――総務省

→ 能年玲奈 改名の陰に前事務所からの“警告書”(転載)
→ TOKYO MXでの「のん」(本名:能年玲奈)さんの番組出演が、旧事務所からの抗議で断念されました
→ 能年玲奈の騒動(性的強要を拒否したので能年玲奈は干された、という説)
【 関連項目 】
→ SMAP 解散と芸能界の掟: Open ブログ
→ 芸能界の出演停止: Open ブログ
→ 芸能界を近代化せよ(SMAP)
→ ジャニーズの違法行為(SMAP): Open ブログ
→ 芸能界の会社の脱法体質: Open ブログ
→ 芸能事務所と独禁法: Open ブログ
→ SMAP 解散と独禁法違反: Open ブログ
→ SMAP 解散の深層: Open ブログ
→ 能年玲奈の出演停止は?: Open ブログ