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Wikipedia から。
アドレナリン(エピネフリン)は……戦うか逃げるか反応において重要な役割を果たす。
交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれる。動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。
( → アドレナリン - Wikipedia )
生理的な反応は、次の通り。(一部 略)
・ 心臓・肺機能強化(心拍数上昇、血圧上昇など)
・ 体の多くの部分の血管収縮、 筋肉向けの血管拡張
・ 胃などの消化機能阻害・停止
・ 膀胱の弛緩
・ 勃起不全
・ 涙腺と唾液腺の阻害
・ 瞳孔散大(散瞳)
・ 聴覚喪失
・ 周辺視野の喪失(視野狭窄)
・ 振戦(ふるえ)
・ 手足脇の発汗
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・ 体の他の部分に回る血を抑制し、優先的に筋肉に血が供給される。
・ 筋肉に血やエネルギー等を供給するため、心拍や呼吸が早くなり、血圧が高くなる。
・ 筋肉が、より早く、より強く動けるように緊張状態になる。
( → 戦うか逃げるか反応 - Wikipedia )
こういうのを見ると、身に覚えがありますね。
どういうときに? 敵と戦うときに? いや、仕事で集中しているときだ。「乗りに乗っている」とか、「ゾーンに入っている」とか、「全集中」とか、そういうときの感じだ。
ついでだが、ものすごい恋をしているときにも、これと似た感覚を味わうことがある。(遊び半分の恋のときとは違う。全集中の恋のときだ。)
上には「勃起不全」というのがあるが、たしかに、全力の恋をしているときには、セックスのことなんかまったく考えられなくなるね。
その一方で、周辺視野の喪失で、愛する相手のことしか見えなくなる。
また、肌の震えを感じることもある。
アドレナリンは、戦いのためだけにあるんじゃない。仕事をするときや恋をするときにもアドレナリンが働く。そして、そのあとでは、全力疾走のあとで深い疲労が訪れる。
戦士には休養が必要だ。
[ 付記 ]
本項には、私の独自見解はありません。
前項でアドレナリンの注射剤の話をしたので、その関連で、参考となる話題を取り上げただけです。