2021年03月21日

◆ 無観客試合にするべきか?

 五輪では外国人観客を受け入れないと決めた。さらに「無観客試合にするべきだ」という声も上がった。

 ――

 五輪では外国人観客を受け入れないと決めた。
  → 東京五輪・パラ 海外観客を断念 コロナ禍で自由な入国保証困難 | | NHK

 さらに「無観客試合にするべきだ」という声も上がった。都医師会の会長が言っている。
 東京都医師会の尾崎治夫会長は13日の記者会見で、「(新型コロナウイルスの)感染者が増えている国がある。全世界から観客を呼んで(開催)できるかといったら、限りなく難しいのではないか」との見解を示した。その上で「無観客という形でやっていくのが、現実的には妥当な線では」と述べた。
( → 「五輪、無観客が妥当」 都医師会長、医療提供を困難視 - 東京オリンピック:朝日新聞

 同趣旨の意見は、ネットにも多くある。
 では、これは妥当か? 

 ――

 私の見解は「否」である。理由は、こうだ。
 そもそも危険なのは「会食」である。その一方、スポーツ観戦は、はるかに危険度が低い。
  ・ 屋外である。
  ・ マスクをしている。
  ・ 会話をしない。
  ・ 食物を経口で体内に入れない。


 以上の4点は、大事だ。これをまったく守らないのが、会食だ。だから会食は危険だ。
 一方、その4点をすべて守っているイベントは、はるかに危険度が低い。これに比べれば、満員電車や駅の方がはるかに危険だ。また、一般のスーパーなどや店舗だって、同等だろう。だから、仮に「無観客試合にせよ」というのであれば、満員電車・駅・スーパー・店舗といったすべてを閉鎖するべきだ。まして、一般の食堂なんて、論外だ。なのに、それらを放置したまま、イベントだけを無観客にするなんて、優先順位が倒錯している。

 ――

 結論としては、こう言える。
 「何よりも大切なのは、会食の禁止である。これを最優先で実施するべきだ。
 一方、イベントの制限(無観客試合を含む)は、真に危険なものから目を逸らし、真に危険なものを放置する効果がある。人々は、オリンピックの危険性にばかり目を奪われて、会食の危険性から目を逸らしている。あろうことか、GoTo イートの再開ということまで(一部の県では)なされるありさまだ。
 会食の危険性にこそ目を向けるべきであり、そのためには、イベントの制限は実施するべきではない。イベントの制限を実施するべきときは、コロナが蔓延しているとき、つまり、外出禁止が全面的に実施されているとき(ロックアウトをしたとき)だけだ。それ以外の場面では、会食の禁止こそ何よりも優先される。
 現状では、そのことに気づかないから、会食が制限されない。かくて、繁華街では会食が野放図となり、感染者数は減らなくなっている」


 
posted by 管理人 at 11:22| Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ