2021年03月18日

◆ 同性婚よりも養子制度 2

 同性婚のかわりに養子制度を使えばいい。

 ――

 同性婚を法的に認めないのは違憲だ、という地裁判決が出た。
  → 同性婚の不受理、初の違憲判断 札幌地裁「差別的扱い」:朝日新聞

 しかし自民党は、「絶対に同性婚を認めない」と拒否している。
  → 同性婚への議論、自民「封印」 保守系議員ら強硬反対論:朝日新聞

 こういう状況であるから、同性婚が立法化される見込みはまったくない。選択的夫婦別姓制度さえ認めないのだから、それよりもハードルの高い同性婚を認めるはずがない。それが自民党というものだ。そして、その自民党を圧倒的に支持しているのが、国民なのだ。同性婚が実現する見込みはまったくない。これが現状だ。

 ※ 要するに、いくら裁判所が「違憲」と判決しても、立法府そのものが違憲状態を続ける、というわけだ。自民党というのは、憲法を守るつもりなんか、最初からないのである。(法治主義を否定している野蛮人の集団なのだ。近代の文明人ではない。理屈は通らない。)

 ――

 困った。そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。……というか、すでに出した。
 「同性婚のかわりに養子にする」
 という案だ。
  → 同性婚よりも養子制度: Open ブログ

 これに対して、「養子制度を利用するのも、保守派の人々(自民党)が認めるはずがない」という批判があった。(上記項目のコメント欄)
 だが、他人が認めるかどうかは関係ない。養子制度を利用することは、すでに可能である。実際、利用している同性愛者もいるようだ。

 このことには、「メリットとデメリットの比較」形で論じている法律家もいる。
  → 同性カップルの養子縁組についてのメリット・デメリット | 吉村行政書士事務所
  → パートナーシップじゃない!彼と養子縁組をするメリットとデメリット|リザライマガジン
  → 同性パートナーの相続と養子縁組 その効力と注意点 | 相続会議

 メリットは、普通の養子制度のメリットと同じである。
 デメリットは、いろいろあるようだが、次の二点が大きいそうだ。
  ・ 年長者が自動的に親になり、その姓を二人が名乗る。(他方は不可)
  ・ 将来、養子縁組を解消しても、結婚することができない。


 ただ、よく考えたら、後者は別に問題ない。なぜなら、この問題は異性婚の場合にのみ発生することだからだ。同性の場合には、どっちみち異性婚はできないので、「将来異性婚ができない」というのは、デメリットでも何でもない。当たり前のことだ。
 というわけで、この点は特にデメリットとはならない。

 ――

 本項で新たに提案したいことがある。こうだ。
 「通常の養子制度では、片方が親となる仕組みなので、同性愛者には不適である。ゆえに、双方が平等となるような形の養子制度を用意すればいい」


 これだと、次のメリットが生じる。
  ・ どちらの姓を名乗ることもできる。年少者の姓でもいい。
   (ただし夫婦別姓制度に準じて、旧姓使用可にしてもいい。)
  ・ 相続のときには、相互に相手(生き残った方)を直系卑属にできる。
   その場合、相続税の優遇措置を得ることができる。
   (子としての優遇措置であり、夫婦としての優遇措置ではない。)
  ・ 将来、同性婚が合法化されたときに、養子歴を理由に同性婚禁止の対象とならない。
   (従来の養子制度の枠組みからは離れる。)


 このような養子制度は、従来の養子制度の枠組みを、ほんのちょっと拡張するだけでいい。だから「養子制度」の枠組みでとらえることができるので、同性婚の反対論者の拒否感を免れることができそうだ。その分、法制化が容易となる。
 これが私の考える「現実的な方策」だ。

  ※ 「結婚制度を壊される」と感じる保守派の拒否感に配慮した方法だ。



  【 関連項目 】

 → 選択的夫婦別姓を諦めよ: Open ブログ

 ※ 選択的夫婦別姓も、保守派の拒否感が強いので、成立しそうにない。だから、選択的夫婦別姓は、諦めた方がいい。かわりに、実質的に旧姓使用を合法化すればいい。それは「副姓」を導入することだ。
      例 山田太郎 + 鈴木花子 → 山田鈴木花子

   山田太郎さんと結婚した鈴木花子さんは、山田花子にするかわりに、山田鈴木花子になる。これによって、普段は「鈴木花子」を名乗ることができる。一方で、戸籍名としての「姓」は、「山田」である。

posted by 管理人 at 22:00| Comment(1) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どこかで読んだ論考だなと思ったので記憶を辿ってみたらここでした。

ゲイ同士の養子縁組
http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-121.html
Posted by ヒルネスキー at 2021年03月20日 13:59
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