2021年03月14日

◆ ワクチン格差への対策は?

 ワクチンを高齢者に接種しようとしても、環境や能力で、格差が生じるそうだ。では、その対策はどうする?

 ――

 フランスの話だが、ワクチンを高齢者に接種しようとしても、格差が生じるそうだ。
  ・ ネットで予約を取るので、IT弱者は後回しになる。
  ・ 交通の便利な都市住民が有利なので、交通の不便な過疎地の人は後回しなる。


 こういうふうに格差が生じるそうだ。日本でも同様の問題が起こりそうだ。困った。どうする?

 ――

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう……と言いたいところだが、実は、うまい案などはない。私の案は、こうだ。
 「何もしないでいい」

 なぜか? 理由は二つ。

 (1) どっちみち、需要が供給を上回っている。その状況では、誰かが後回しになる。ここで、IT弱者が後回しになるとか、過疎地の人が後回しになるとか、そういうことが発生するとしても、仕方ない。かわりに別の方式を取るとしても、それならそれで、やはり誰かが後回しになる。結局、誰かが後回しになるのだから、どっちにしても格差は生じるのだ。
 50個しかないものを 100人に配ることはできない。先に得る人と後に得る人が出るのは不可避である。ここでは、「格差が生じるのをなくす」というのは、原理的に不可能である。すでにある格差を消せば、別の形で格差が生じるだけだ。
 だから、ここでは、「格差だ」などと騒がないことが大事だ。騒ぐだけ無駄というものだ。

 (2) 先に得る人と後に得る人が出るとして、先に得る人の方が有利だとは言えない。なぜなら、ワクチンというものには、有効期限があるからだ。「1回ワクチンを打てば、それが生涯続く」とは言えないのだ。
 インフルエンザのワクチンなら、毎年毎年、新たに打つ必要がある。(主な理由は、インフルエンザの型が変わるので、去年のワクチンは本年のウイルスには有効性が低いからだ。)
 コロナのワクチンも、数カ月ぐらいで、どんどん変異していく。こういう状況では、先に打ったワクチンは、新たに出たウイルスには有効性が下がっていることが多い。
 また、本人の中でも、ワクチンの効力がしだいに減退していく。酒の酔いが醒めていくように、ワクチンの効力がだんだん衰えていく。となると、春に打ったワクチンは、次の年の冬には効果が弱まっていそうだ。だったら、春に打つよりは、もっと後の夏や秋に打つ方が有利だとも言える。

 ――

 以上の二つの理由で、「格差がある」などと騒ぐ必要はない。ゆえに、対策もしなくていい。
 ワクチン格差なんてのは、素人の騒ぐ与太話だと見なして、放置するのが最善なのである。



 [ 付記 ]
 大切なのは、最終的に、取りこぼしなく全員に接種することだ。
  ・ IT弱者も、取りこぼさずに。
  ・ 過疎地の人も、取りこぼさずに。

 こういうことが大事だ。

 一方、その途中過程で、これらの人々が後回しになることは、別に問題はない。しょせん、誰かが後回しになるのだから、誰かがそうなるのは仕方ない。
 
 この二つの問題を混同しないことが大切だ。「後回しになるのがけしからん」のではなく、「取りこぼしになることがけしからん」のである。なすべき対策を間違えてはならない。
 

posted by 管理人 at 23:44| Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ