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前項では「自動車の簡易スペアタイヤみたいなものだ」という比喩を語った。ただ、この簡易スペアタイヤを搭載しているとは言えないことが多いようなので、調べてみた。
(1) 搭載しない
「搭載しないこともある」と思ったのだが、実は、今では「搭載しないのが普通」であるようだ。理由は二つ。
・ 重量増で燃費が悪化するので、カタログデータの数値を良くするため。
・ パンク修理キットで代用できるから。
出典は下記。
→ なぜスペアタイヤ減少? パンクは修理キットで対処出来るのか | くるまのニュース
(2) デメリット
パンクを修理キットで対処すると、デメリットがあるそうだ。
この修理方法は、誰でもできる手軽さがありますが、修理後、本格的な修理や交換が必要な場合にタイヤ内の修理剤の除去に手間がかかるといわれています。
なるべくパンク修理キットを使わないように案内する理由は、一度使ってしまうと、そのタイヤを本格修理することができなくなることが挙げられます。
また新品タイヤに交換する場合も、タイヤ内に入った修理剤がホイールなどに付着し、除去する作業が大変になってしまうとのことでした。
( → 車のスペアタイヤ激減!? その裏で増加「パンク修理キット」はどう使うべき? パンク修理の実情とは | くるまのニュース )
パンクを修理キットは、最悪の場合のための予備にあるだけであって、原則としては使ってはいけないものであるようだ。
(3) 自分で対処
そこで、自分でタイヤを搭載することが考えられる。その方法は、いろいろだ。
新車購入時にオプションでテンパータイヤを購入することができる。しかしこれは、値段が高いようだ。
購入後にディーラーから購入すると、旧型ノートの場合で 2.2万円。これだと、テンパータイヤでなく本式のタイヤが買えるので、買う気になれなくなったそうだ。
→ E12 ノート 後期型にスペアタイヤを積む! - ノート NISMO Sのブログ
そこでこの人が思いついたのが、もともとある(冬用の)スタッドレスタイヤを搭載すること。試しにやってみたら、ちゃんと搭載できたそうだ。
しかも、もともとあるスタッドレスタイヤを使ったので、費用はゼロ。かくて、1円もかけずに、スペアタイヤを搭載することに成功したそうだ。
※ ただし、固定具はもともと装着されていないので、自分で角材を置いたりして、うまく固定できるように工夫したらしい。簡単な日曜大工の知恵ぐらいは必要であるようだ。
※ なお、使う場合には、ジャッキも必要になる。ジャッキを購入しないと、意味がないので、注意。(だけど、ジャッキも搭載したら、燃費がかなり悪化しそうだ。)
(4) JAF 頼み
パンク修理キットの主用途は、次のことだと思う。
「パンクしたら、自分で修理しないで、JAF に連絡する。JAF が来るまでは、手持ち無沙汰のまま、待ち続ける」
これは、JAF 会員だと無料で、会員外だと 13300円または 15,230円 だそうだ。
→ ロードサービスの料金を調べる | JAF
→ JAFが選ばれている3つのメリット | JAF
普通の人は、これがベストかもね。だったら、パンク修理キットがあればいいことになる。(何もなくてもいいことになる。)
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サービス内容は
→ 【RS隊便り】ご存知ですか?〜パンクのお話〜 | JAF
体験記は
→ JAFに加入しといてよかった…@タイヤのパンク修理を依頼しました
→ 車を買ったらJAF会員にならない理由はない!パンクの応急処置で神様に見えた
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スプレー缶に入ったパンク修理剤を使うとそのタイヤは要交換になってしまうのですか?
タイヤ屋さんでパンク修理してもらったら普通に使えるのですか?
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ベストアンサー
タイヤ屋です
基本的には修理できません。
簡単に言えば、あの修理材は中のゴムを溶かすことで膜を作り穴を塞ぎます。
溶かしてしまってる分強度が落ちてますので修理ができません。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11233782626
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スペアタイヤを搭載していなければ、JAF に頼むのが唯一の正解であるようだ。