2021年02月27日

◆ 新型コロナウイルスの話題 37

 朝日新聞の特設サイト、NHK の特設サイト、ペルーとインドの現状、アクテムラが有効……という四つの話題。

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 朝日新聞の特設サイト


 朝日新聞の特設サイトがある。(2021/2/10)
 → 医療危機 東京100days 新型コロナウイルスの記録 - プレミアムA:朝日新聞

 NHK のサイト


 NHK の特設サイトがある。
  → 新型コロナウイルス データで見る感染状況一覧|NHK特設サイト

 このサイトは、かなり前からあるのだが、その開発の裏話があって、ちょっと話題を呼んだ。
  → NHKが持っているデータをオープンに 1人のエンジニアの熱がオールドメディアを根幹から変えるかもしれないよ|NHK取材ノート|note
  → はてなブックマーク

 ここには、東京都のデータも収録されているので、見るのに便利だ。というのは、東京都のサイトは、もはやまともに つながらなくなってしまったからだ。
  → https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 1月7日にはすでに つながらなくなっているらしい。
  → 1月7日のツイート

 ペルーとインドの現状


 ペルーの状況は、ここにデータがある。
  → Peru Coronavirus: - Worldometer

 感染者数のデータはこうだ。

Peru10227.png


 いったん減少したあとで、急増している。ぶり返している。
 前に、「ペルーではイベルメクチンで感染者数を激減させた」と述べた。
  → イベルメクチンが有効: Open ブログ

 しかし、今ではその成功は消えてしまったようだ。
 イベルメクチンには、何らかの効果の限界があるのだろうか? 
 それとも、ペルー政府が何らかの失敗をして、有効な薬を無効にしてしまったのだろうか? 
 詳細は不明だ。ただ、以前のような高評価はできなくなってしまっている。

 次の記事がある。
  → Ivermectin may not be the ‘silver bullet’ antiviral against COVID-19

 他にも参考記事が見つかる。
  → ivermectin peru - Google 検索

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 インドの状況は、ここにデータがある。
  → India Coronavirus: - Worldometer

 感染者数のデータはこうだ。

India10227a.png


 下げ止まってしまっているが、底打ち状況というだけであって、増えているわけではない。その意味では、ペルーほど悲観的な状況ではない。
 「完全に絶滅させることはできないが、大幅に激減させることはできる」
 というぐらいの評価かもしれない。(アビガンを使っているからだ。)

 ※ アビガンとの関係については、前に述べた。
   → アビガンの効果(統計的に): Open ブログ

 念のために、他の指標を探る。


India10227b.png


India10227c.png


 前者は死亡率。こちらも下げ止まっているようだが、十分に激減させることができている。
 後者は、回復・死亡の比率だ。これも最優秀のレベルにある。「完璧ではない」というぐらいの意味だ。
 新規発生は防げないが治療の効果は最優秀レベルだ。

 さらによく見るために、世界での位置づけを見る。
  → Coronavirus Update (全世界) - Worldometer

 新規感染者数は、インドは世界5位。人口の多さから見ると、仕方ない面もある。(日本の 10倍の人口だ。)
 驚くべきは、新規死者数だ。昨日の数字は 109人で、世界 18位まで低下している。23位の日本が 75人だから、大差ない。(人口が 10倍なのに。)
 これはもはや、圧倒的に優れているというしかない。日本には超高齢者が多いという条件を差し引いても、他の途上国と比べて、インドの成績は抜群だ。

 アビガンは、感染者数を激減させる効果もあるが、死者を激減させる効果は際立っている、と言えそうだ。
 なるほど、「症状をなくす」という意味では「特効薬」とまでは言えない。だが、「感染者を減らす」という意味では「社会的な特効薬」に近いし、「死者数を減らす」という意味では「社会的な特効薬」であると明言できそうだ。

 アクテムラが有効


 イベルメクチンやアビガンには効能が報告されたが、唯一、泣きどころがある。それは「重症者にはあまり有効ではない」ということだ。
 早期に投与すればいいのだから、使い方次第では十分に効果があるのだが、すでに重症化してしまった患者には、「手遅れ」となりがちだった。

 ところが、捨てる神あれば救う神あり。(ちょっと違うか。)
 イベルメクチンやアビガンに見放された重症者のために、「アクテムラが有効だ」という報告が出た。
 発表によると、英政府が出資する臨床試験(治験)の結果、アクテムラや、同じ仕組みの薬「ケブザラ」(一般名サリルマブ)を集中治療室(ICU)の患者に使った場合、通常の治療だけに比べて死亡リスクを24%下げることができた。
 また、ICUでの治療期間を7〜10日間短縮でき、医療機関への負担を減らせる、としている。治験は英国を含む6カ国で行われ、ICU患者約800人が参加した。
 アクテムラはすでに英国内の病院で広く使われている。今回の治験の結果は、他の研究者によって研究結果を精査する査読は受けていないが、ハンコック保健相は「この治療によって数百人の命を救えるだろう」と期待している。
( → 日本発リウマチ薬「コロナ治療に効果」英国の発表で注目:朝日新聞

 「死亡リスクを24%下げる」というのは、すでに知られているデキサメタゾンというステロイド薬の数値に比べると、劣るようだ。
 ただ、作用機序が異なるようだから、デキサメタゾンと併用するといいかもしれない。
 また、フサンと併用してもいいだろう。
 アビガンも併用してもいいかもしれない。

 私は前に、「アクテムラはバイオ製剤だから、高価だし、少量生産しかできない」(大量生産はできない)というふうに評価した。しかし、重症者向けと言うことであれば、「大量生産できない」という難点には目をつむることができる。(重症者の数は少ないからだ。)

 この意味では、重症者にとっては、一条の光が射しているとも言える。

  ※ ただし、「軽症のうちにアビガンを早期投与する」というのが、第1選択であることは揺るがない。


posted by 管理人 at 21:31| Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
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