2021年02月11日

◆ 割れないスマホ画面

 スマホ画面が割れないようにするには、どうすればいいか?

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 スマホ画面のガラスが割れて、ひびが入って、困った……という話をよく聞く。
 事例は、 twitter を検索すれば、被害者報告が山のように見つかる。最近の分でも、すぐにいくつも見つかる。

 この問題に対しては、「ガラスフィルムを使う」という対策が知られている。
 保護フィルムは、画面が傷つくのを防護するものだが、ガラスフィルムは、割れるのを防ぐ効果もあるわけだ。
  → 今更聞けない!保護フィルムとガラスフィルムの違い、表面硬度って何?ブルーライトカットや覗き見防止など、効能も紹介。 | Hamee fun

 実際、ガラスフィルムをスマホ画面に貼ると、画面が割れにくくなるそうだ。
  → スマホ画面が割れない!衝撃からの救世主!強化ガラス液晶保護フィルムがすごい!
  → 【2021年マニアが厳選】もう割れない最強のiPhoneガラスフィルム売れ筋ランキング

 買うなら、アマゾンで売っている。
  → Amazon ガラスフィルム (一覧)

  ――

 とはいえ、ガラスフィルムや保護フィルムは、完璧ではない。「割れにくい」というだけでであって、「決して割れない」というわけではない。




 つまり、ガラスフィルムや保護フィルムは、十分な対策とはなっていないわけだ。「不十分ながらも、少しは効果がある」という程度であるにすぎない。困った。

 ――

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「スマホの画面は、割れることのあるガラスを使わずに、絶対に割れないプラスチック(ポリカーボネートかアクリル樹脂)を使う。それだけでは画面が傷つきやすいので、表面にはガラスフィルムを貼る」


 この場合、ガラスフィルムは傷つくことがあるので、傷ついたら交換する。ガラスフィルムは消耗品扱いである。通常、1〜2年で交換するものとする。一方、ガラスフィルムの下には(ガラスのかわりに)透明プラスチックがある。

 これはどういうことか? 「最初から保護用のガラスフィルムを使うことを前提として考える」ということだ。そして、保護用のガラスフィルムを使うからには、その下にある画面は、硬いガラスである必要はなく、柔らかめの透明プラスチックであってもいいのだ。(どうせガラスフィルムで保護されるからだ。)

 ※ ここには「発想の転換」がある。それによって「割れない画面」を実現しているわけだ。

 ともあれ、この方法でなら、「割れない画面」が実現するだろう。



 [ 付記1 ]
 「タッチパネルの基板は、ガラスである必要があるぞ」
 という意見もありそうだ。確かに、基板がガラスである必要があるというタイプのタッチパネルもある。
 ただし、最も良く使われているタッチパネルは、「抵抗膜方式」というものだ。これは、ガラス基板の上に、複数のフィルム層があるものだ。
  → 第8回?なぜ画面に直接触って操作できるのか?――「タッチパネル」の基礎知識 | EIZO株式会社
 このタイプだと、ガラス基板でなくプラスチック基板でも大丈夫だろう。
 一方、他のタイプのタッチパネルだと、ガラス基板がどうしても必要がありそうだ。ただ、技術開発の進展によっては、これらのタイプでもプラスチック基板でも足りるようになるかもしれない。

 [ 付記2 ]
 別途、割れにくいスマホというのもある。
 「高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下させて画面が割れないことを確認する試験をクリア」
 とのことだ。実際に試験をした人もいる。
  → “割れにくいスマホ”こと「arrows Be3 F-02L」は 本当に割れにくいのか、落としまくって試してみた | Ubergizmo JAPAN

 公称通りで、高さ1.5mからコンクリートに落下させた場合には、無事だったそうだ。しかし 3.0メートルだと、見るも無残な結果になった。(画像あり。)

 なお、平らなコンクリートに落ちた場合には安全だとしても、(椅子の脚のような)凸状のものに画面のガラスが直撃した場合には、そこに力が集中的にかかるので、高さ 1.5m でも無事では済まないだろう。落ちる先がコンクリートか、金属塊かでは、結果もまた異なるわけだ。
 
 [ 付記3 ]
 スマホケースもよく使われる。ただ、二つの相反する要素が必要だ。
  ・ 手で持つときには、滑りにくい方がいい。
  ・ ポケットから出すときには、つるんとしている方がいい。


 前者を優先するなら、レザーケースがいいだろう。
   → https://amzn.to/2ZanDL6

 後者を優先するなら、プラスチックケースがいいだろう。

 [ 付記4 ]
 落としても割れない透明な樹脂としては、次の物質もある。
  → ガラスよりも軽くて丈夫な透明の木材が開発される - GIGAZINE

 木材というよりは、「セルロース強化エポキシ樹脂」という感じの物質だ。

 ※ 実は、本項を書いたきっかけは、この物質だ。(舞台裏)
 
posted by 管理人 at 23:42| Comment(5) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 最後に [ 付記4 ] を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2021年02月12日 07:46
スマホでは、抵抗膜式ではなくて、静電容量式の方が普通のハズ。抵抗膜式だと、触れるだけではダメで押す必要があり、それはスマホでは使いにくい、と理解しています。
 タッチパネル一般だと、抵抗膜式も現に多いとは思います。銀行のATMとか。ちょっと押す必要がある。
Posted by 松本 at 2021年02月12日 16:35
こちらのページの説明によると、スマートフォン等では、静電容量式が主流のようです。
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20200622_01

電極に使われる透明導電膜は、化学的生成方法では温度が高すぎたり、膜の安定性に問題があるので、真空蒸着やスパッタ等の方法が用いられるようです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/64/7/64_396/_pdf/-char/ja
ただし、それでも200℃程度のプロセス温度になるので、基材としてプラスチックを使う場合は耐熱温度が問題になってくるでしょう。
http://www.jpif.gr.jp/2hello/conts/youto_c.htm

紹介記事では、より低温のプロセスの可能性を示唆していますが、現状では、耐熱温度、透明性、強度、各種耐性を満足するプラスチックを開発して使うよりも、ガラスの方がコストも含め使いやすいのだと思います。
プロセスやプラスチック材料の開発により、行く行くはオールプラスチックになるのかもしれません。
Posted by 三郎 at 2021年02月12日 19:42
 温度の問題だけならば、極薄の「曲がるガラス」を使うという手もある。
  → https://japanese.engadget.com/jp-2020-01-29-glass.html

 これで静電容量式のタッチパネルを作り、その上にはガラスフィルターをかぶせ、その下には透明プラスチックを付けて剛性を確保すればいい。

 「曲がるガラス」は割れにくいので、全体として割れにくい構造となる。
Posted by 管理人 at 2021年02月12日 21:48
そもそもあんな重くてデカいモノを
常時持ち歩く事がどうかしてますね。

手のひらサイズの100g以下のスマホが開発されればいいな。
Posted by A at 2021年02月12日 22:44
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