2021年02月10日

◆ twitter のブロックは欠陥

 「 twitter でブロックするのは、けしからん」という風潮があるが、これは単に、twitter の欠陥であるにすぎない。

 ――

 河野太郎大臣が、自分の twitter でやたらとブロックしている。本人はこれを「個人の勝手でしょ」と主張している。
  → 河野防衛相「個人の暇つぶしにとやかく言われたくない」

 しかし世間では、これを「けしからん」と批判する人が多い。「大臣が twitter で告知することもあるのに、その情報へのアクセスを禁じるなんて、国民の権利を侵害している」というふうに批判する人もいる。
  → フォロワー数224万 河野行革相に「ブロック」された人に本音を聞いてみた - 毎日新聞
  → 「河野行革大臣」Twitter騒動を検証 「デイリー新潮」も“ブロック”されるのか? | デイリー新潮

 一方、はてなブックマークでは、次の見解もある。
 「河野太郎は、自分への批判を見たくないのなら、ブロックするのではなく、ミュートにすればいい。ミュートの仕方も知らないのか? ブロックなんかすると、相手がツイートを見えなくなるのだが、そんなに妨害したいのか?」

 ――

 以上について、私の見解を述べよう。
 河野太郎がブロックするのは、自分への批判を見たくないからではない。自分のツイートの下にツリー表示される返信(リプライ)に、自分への批判を掲載されたくないからだ。そのためにブロック機能を使っているだけだ。

 このような「掲載拒否」は、悪いことだろうか? いや、そんなことはない。たとえば、ブログでも、悪意のあるツイートやトラックバックを「掲載拒否」にする権限は、ブログ主にある。どれを「掲載拒否」にするかは、ブログ主が自由自在に決めていいのだ。

 とすれば、河野大臣が自分のツイートの下にツリー表示される返信(リプライ)に、気に食わないものを「掲載拒否」にしたとしても、それは河野太郎の勝手である。

 ところが、ここで問題が生じる。 twitter の仕様では、その機能(ツリーの下に掲載するものの可否を決める機能)が、単独では存在しないのだ。代わりに、「ブロック」という機能がある。これは、次の三つの機能を同時に備える。
  ・ ツリーへの「掲載拒否」
  ・ 相手への「閲覧拒否」
  ・ 自分にとっての「非表示」(ミュートと同じ)

 河野太郎は、1番目の目的で「ブロック」を使っている。
 相手ユーザーには、2番目の効果が生じて、不利益が発生する。
 はてなブックマークの人は、「3番目が主目的だろう」と推定する。(誤認)

 結局、この三つの機能が一緒になっていることに、混乱の理由がある。河野太郎は1番目の目的で「ブロック」機能を使う。すると、付随して2番目の効果が生じるので、相手ユーザーは困る。それを見た人が、「どうせ3番目が主目的だろう」と(誤って)推定する。

 ――

 とすれば、解決策は、こうだ。
 「 twitter が仕様を変更するべきだ。1番目の機能と2番目の機能を(いっしょにしないで)分離するべきだ」

 さらに言えば、私はこう提案する。
 「 twitter が仕様を変更するべきだ。ブロック機能には、1番目の機能だけがあればよく、2番目の機能を廃止するべきだ」

 そもそも「閲覧拒否」という、イヤガラセみたいな機能があることが、根本的におかしい。相手が見るかどうかは、相手の勝手なのであって、書いた人が勝手に閲覧を制限をするのはおかしい。また、閲覧を制限をすること自体に、意味がない。 twitter をログアウトして、ログインなしの状態で(無記名で)見れば、そのツイートは見えるからだ。

 というわけで、この問題は、河野太郎に原因があるのではなく、 twitter の仕様に原因がある、と言える。 twitter がさっさと仕様を変更して、「ブロック機能は、返信のツリー表示を消すだけであって、閲覧を拒否するものではない」というふうにすればいいのだ。
 それだけの話だ。

 twitter というサービスに欠陥があるのであるから、利用者である河野太郎を批判するべきではないのだ。
 


 【 追記 】
 ブロックには「リプライの拒否」という機能もある。しかしこれは「ツリーへの非表示」とセットになっていて、ほぼ同等の機能である。したがって、「リプライの拒否」という機能は、「ツリーへの非表示」という機能に含めて考えるものとする。

posted by 管理人 at 23:27| Comment(0) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
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