2021年01月24日

◆ 車の燃費測定と気温

 車の燃費測定では、気温を低温に指定するべきだ。

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 車の燃費測定の方法は、コロコロと変わり続けているが、今では WLTP という国際的な測定法に統一されている。これには4つのモードがあるが、そのうち「超高速モード」を除いた三つからなるのが WLTC である。日本ではこちらが採用されている。( WLTP のうちの部分規格 )

 2021年1月1日からは、欧州 WLTP の新基準が施行されるそうだ。
  → 【間に合わない?】WLTP新基準、メーカーは「苦戦」 燃費等の数値公表
  ※ ちょっとわかりにくい文章だが、「欧州で施行」という意味らしい。

 日本では 2020年4月1日に、従来の WLTC が義務化された。
  → 国交省、WLTP燃費測定を義務化。FCV測定義務も追加

 ――

 さて。ここで問題だ。
 前項でも記したように、車の燃費は冬には悪化する。なのに、春秋の状態のいいときだけで燃費を測定しても、それは真の燃費を意味ない。
 特に、グリルシャッターの付いたプリウスや BMW は、冬の燃費が落ちないのに、他車は冬の燃費が大きく落ちる。その違いが反映されていないと、燃費テストの測定値は実燃費から大きく懸け離れることになる。……(

 現実にはどうか? 
 JC08 という旧基準では、シャシダイナモで測定して、気温については補正することで敷衍していたらしい。
 このテストはどこで行われるかというと、試験場屋内の計測器のローラー(シャシダイナモ)の上です。これは、全車を可能な限り公平な条件で測定するため。そのうえで、気温20度、湿度50%という条件に補正計算されます。
( → メーカー公表の燃費数値って、どうやって測定しているの?|教えてMJブロンディ【MOTA】

 これでは実燃費と違った値が出る。(そもそもシャシダイナモでは、グリルシャッターの効果が出ない。)

 WLTP はどうかというと、やはり、シャシダイナモで測定しているそうだ。
  → Google 検索
 従って、当然、()の問題は生じる。

 ――

 従って、私としては、「シャシダイナモを使わずに、実地走行して燃費を測定するべきだ」と提案したい。
 さらに、「気温は5度と 30 度の双方で測定するべきだ」と提案したい。

 なお、現実の気温は、そううまくは一定気温にはならないだろうから、多少のズレについては、補正することにすればいい。(あらかじめ多くのデータを得ることで、かなり正確な補正が可能となる。)
 たとえば、測定日の気温が6度や 28度だったら、それぞれ、5度や 30度に補正できるように、あらかじめ補正曲線を用意しておけばいい。

 また、測定場所は、暑い土地と寒い土地をともに用意しておけばいい。(日本ならば、沖縄と本州と北海道に用意すればいい。夏に低温を用意するのは難しいだろうから、夏には測定しないことにする。)

 あるいは、メーカーの自主申告で測定値を掲載してもいい。(開発期間中には、四季があるから、四季で測定すればいい。)
 発売後に、四季を通じて、国の機関が再測定すればいい。メーカーの申告値と大きなズレがあれば、メーカーに罰金を科した上で、「申告は嘘でした」と公表すればいい。(メーカーは「嘘つき」と言われて、信用を失うので、その損失をこうむるはずだ。)

 ――

 ともあれ、「気温が低いときに、グリルから冷たい風を受けて、エンジンが冷える」という状況を用意して、実燃費を測定するべきだ。
 今のように、そういう状況なしで、シャシダイナモだけで測定するのでは、不正確な数値となる。こんなことでは、メーカーもグリルシャッターを搭載しないので、地球規模では莫大な燃費悪化が生じる。

 炭酸ガスの削減をしたいのであれば、燃費を実燃費で表示するべきだ。(そのことで、測定値を正確にすると同時に、グリルシャッターの普及を促すわけだ。結果的に、炭酸ガスの削減が促進される。)


posted by 管理人 at 23:43| Comment(0) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
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