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インドがアビガンを大々的に使い始めたのは、10月ごろからだ。
それからかなりの日数がたったので、その効果を統計的に調べることもできそうだ。そこで、これまでの統計データを調べて、効果を判定しよう。
まず、統計のデータは、これだ。(対比のために、インド以外の国も含める。)
→ India Coronavirus - Worldometer (インド)
→ Indonesia Coronavirus - Worldometer (インドネシア)
→ Brazil Coronavirus - Worldometer (ブラジル)
→ Japan Coronavirus- Worldometer (日本)
ここには、感染者数のグラフと死者数のグラフがある。それぞれ、累積数と、一日ごとの数とがある。見るべきは、後者である。(累積数は意味がない。アビガン以前にはどうだったかを見ても、意味がない。)
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まずは、致死率を見よう。
致死率は「死者数/感染者数」という割り算で得られる。(数値を 100倍すれば、パーセント表示になる。)
ただし、感染してから死ぬまでには、3週間ほどのタイムラグがある。だから、それぞれの数値を得るときには、感染者数の数値を得た日の3週間後の日で、死者数の数値を得ればいい。
そこで、前者の日を Dec25 として、後者の日を Jan16 としよう。そうして、それぞれの数値を取ると、以下の通り。
1日感染者数 Dec25 1日死者数 Jan16 致死率
インド 23570 180 0.76%
インドネシア 7259 283 3.90%
ブラジル 40644 956 2.35%
日本 3841 65 1.69%
これらの国のうち、日本だけは超高齢化社会で、超高齢者が極端に多いせいで、致死率が高くなりがちだ。一方で、医療水準は高いので、致死率が低くなりがちだ。……その双方の効果があるので、日本は比較対象となりにくい。むしろ、人口構成が似ているインドネシアやブラジルの方が、比較対象としては適している。
そこで、統計を調べて、数値を列挙すると、上記の表のようになる。(最後の「致死率」の項目だけ、私の計算による。末尾は四捨五入。)
インドは、ブラジルとの比較で、致死率がおおそ3分の1だ。人口ピラミッドを考慮しても、2分の1以下だ。(アビガンのおかげで)致死率が大幅に下がっている。
また、(美顔には)感染率を低下させる効果もある。それと合わせて、人口あたりの死者数を大幅に下げることに成功している。
人口は、インド が 13.5億人、インドネシアが 2.7億人、ブラジルが 2.0億人、日本が 1.3億人。
死者は、上記の表の通り。
インドの人口で死者数 180人は驚異的だと言える。人口は日本の 10倍以上なのに、死者は3倍弱でしかないのだ。超高齢者は少ないとはいえ、医療は未発達なのに、このすばらしい結果が得られている。
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驚異的と言えば、冬の時期に感染者が急減しているということ自体が驚異的だ。
「インドは超高齢者が少なくて、若者が多いから、死者が少なくて当然だ」と思う人もいるかもしれない。
だが、アビガンを使う前には、インドでも大量の感染者と死者が出ていたのだ。統計データを見よう。日付は Aug25 と Sep16 となる。
1日感染者数Aug25 1日死者数 Sep16 致死率
インド 66447 1139 1.71%
この時点(夏)では、死者数も致死率も十分に高い数値となっている。つまり、アビガンを使う前のインドは、十分に被害の大きな国だったのである。
なのに、アビガンを使うようになった時期(冬)には、寒さのせいで状況は大幅に悪化したにもかかわらず、統計的な数値は大幅に改善した。致死率は半分以下の4割ほどにまで減らせている。死者数も2割以下に減らせている。
このことは、日本比較すると、いっそう際立つ。
同時期(夏〜冬)に、日本では死者数が 20倍に増えた。仮にインドでも 20倍に増えたなら、(夏の)1139人の 20倍で、 22780人(推定値)になったはずだ。しかるに、現実には 180人だった。なので、推定値の 0.008倍にまで激減させたことになる。
また、「20倍になる」という仮定を外して、単純な比較をしても、夏に比べて冬には死者数が 6分の1にまで減っている。同じ期間に日本は死者を 20倍に増やしたが、インドは6分の1に減らしたのだ。両者の差は 120倍にも達する。これは「ほぼ撲滅させた」とか「克服した」とか言ってもいいほどの大成功だ。
[ 付記 ]
次の記事がある。
新型コロナウイルス感染症は、通常の風邪を引き起こす既存の4種類のヒトコロナウイルスのように定着するまでに10年程度かかるとの試算を、米エモリー大などの研究チームがまとめた。論文が米科学誌サイエンスに掲載された。10年後には3〜5歳程度でほとんどの人が感染し、高齢になって感染しても重症化を防ぐ免疫を得られるため、死亡率は低下し、インフルエンザを下回る可能性があるという。
( → 新型コロナ、10年後は普通の風邪 米大学研究チームが試算 - 毎日新聞 )
10年後には集団免疫を獲得するから死者数が激減する……という話だが、それまでに、多数の死者が出ることになる。
「だから大丈夫」と言う人も出そうだ。だ、それは、集団免疫戦略で大量の死者を出しているスウェーデンの発想と同じだ。コロナへの失敗国であるスウェーデンや米国を見習うのは、あまりにも馬鹿げている。
それほど莫大な死者を出さなくても、アビガンを使うだけで、人類はコロナを克服できるのである。そのことはすでにインドが実証している。
そして、インドがすでに実証したということを、本項は統計的に明らかにしているのである。
【 関連項目 】
インドがアビガンで成功しつつあるということについては、前にも詳しく述べた。次のグラフとともに。
→ コロナ撲滅の方法が判明: Open ブログ

出典:India - Worldometer
ただ、感染者数の減少とアビガンは関係ないのではないですか?
アビガンは、感染した人に処方しているはずなので。
感染初期からアビガンを服用すると、ウイルスの増殖を抑止できるので、患者が周囲に撒き散らす量を減らすことができます。数日後には、アビガン服用の方が、数分の1にまでウイルス量を減らせるでしょう。当然、周囲に感染させる量も減ります。
官邸主導に切り替えたそうです
重症化させないことが医療崩壊を防ぐ最良の手段であることを
厚生省のお役人は理解しているのかな
アビガンも厚生省に任せておくと多くの死者を出した後
コロナが収まった時に認可されるのではないかな
官庁全体の停滞を招いたのは、すべてを独裁的に決めたがる独裁者のせいでしょ。
権限は与えないで責任だけ取らせるという独裁政治が、まともに機能するはずがない。