2021年01月06日

◆ 新型コロナウイルスの話題 30

 ウイルスの変異、公務員の在宅勤務、患者の食欲減退、という三つの話題。

 ――

 ウイルスの変異と感染力


 英国で流行しているウイルスは、変異して、感染力が強くなっているらしい。今までのウイルスとは若干タイプが異なるようだ。「コロナ・マークII」と呼んでもいいくらいのものだ。
 ここで疑問がある。変異が起こるというのは不思議でも何でもないが、変異によって感染力が強化したというのがわかりにくい。なぜそうなったのか? ウイルスはどんどん凶悪化しているのだろうか? もしそうだとすると、人類の将来はお先真っ暗なのだろうか? 将来的には人類は滅亡するしかないのだろうか? 

 ここで参考になる話がある。ウイルスの感染力について調べると、発症する前に感染力が最大になる、ということだ。忽那賢志が図で示している。
  → 症状がない人もマスクをつけるべきか?(忽那賢志)
  → マスク着用による新型コロナの感染防止効果について(忽那賢志)
 同じような図が二つあるが、いずれにしても、感染力のピークは、発症する日の少し前だ。

 これは不思議である。感染力がウイルスの量に比例するとすれば、感染力は発症日の数日後になるはずだからだ。実際、インフルエンザでは、そうなっている。
  ・ 発症前には、ウイルスの量が少なくて、感染力も弱い。
  ・ 発症日には、ウイルスの量が中程度で、感染力も中程度だ。
  ・ 発症後には、ウイルスの量が多くなり、感染力も強い。

 これはこれでわかりやすい。
 なのに、コロナはそうならない。かわりに、こうなる。
  ・ 発症前には、ウイルスの量は少ないが、感染力は強い。

 これは不思議だ。どうしてこうなるのか? 

 ──
 
 私の推定を示そう。下記だ。
 感染力に直接関係するのは、患者の体内にあるウイルス量ではなく、ウイルスの飛散量である。
 その数値が大きくなるのは、ウイルスが鼻腔や喉にあるときだ。(鼻腔や喉にあるウイルスが、くしゃみや咳によって飛散するから。)
 一方、その数値が小さくなるのは、ウイルスが肺にあるときだ。(肺にあるウイルスは、くしゃみや咳によって飛散しにくいから。)
 以上のことから、こう考えることができる。
 「ウイルスは、初期には鼻腔や喉にあるが、途中から体内の奥の肺にもぐりこむ」


 ──

 ここまで理解すると、変異の意味もわかる。こうだ。
 「英国で流行しているウイルス(変異したタイプ)は、鼻腔や喉から肺にもぐりこむことがなくて、鼻腔や喉にずっと留まっている。だから、感染力が強い」


 このことは同時に、次のことを意味する。
 「ウイルスは、鼻腔や喉に留まっていて、肺にもぐりこむことがないので、肺炎を起こしにくい。ゆえに、重症化しないで、軽症で済むことが多い」


 ここでは「感染力の強さ」と「症状のひどさ」が、トレードオフの形になっている。「あちらが立てば、こちらが立たず」というわけだ。
 となると、「感染力が強くなり、かつ、症状が悪化する」という最悪の事態は防げることになる。
 
 ──

 一般に、ウイルスは、「感染量が強くなり、症状は弱くなる」というのが、進化論的には最も有利だと見なせる。「自己複製によって子孫を増やす」というのがウイルスの目的だとすれば、その目的に最も合致するのが、「感染量が強くなり、症状は弱くなる」というタイプのものだからだ。
 とすれば、今後、ウイルスがどんどん進化していくにつれて、感染力はさらに強まり、逆に症状は弱まっていくことになりそうだ。

 公務員の在宅勤務


 政府はコロナの感染を減らすために、人々の外出を減らしたがっている。そこで「在宅勤務」「リモート勤務」を増やそうとしている。
 だが、それならばまずは公務員で「在宅勤務」を推進するといい。
 なぜか? 現状では、公務員の長時間労働が問題となっているが、この問題は、「在宅勤務」を推進することで、解決が可能だからだ。

 まずは、参考となる記事を紹介しよう。
 中央省庁などで過酷な長時間労働が続くなか、政策立案の担い手たちの流出も深刻化。
 午前3時に仕事を終え、タクシーで1時間ほどかけて自宅へ。シャワーを浴びて、うとうとすること2〜3時間。電車に揺られて霞が関の職場に戻ると、男性職員たちは椅子を並べて眠りこけていた――。
 キャリア官僚の30代の女性は、国会開会中などの繁忙期の勤務実態を取材に語った。「国民に『働き方改革』を求める国家公務員が、最も『ブラック』な働き方を強いられている」と話す。

 担当課に届くメールは1日500通ほど。10年前から2倍以上になった。国会議員が政策課題ごとに設けているプロジェクトチームで政策説明をするための準備作業に追われる日々が続く。
 国会開会中は議員から質問通告が届くのを待つ。議員に自ら面会を求めて内容を聞き出すこともある。答弁を控えた翌朝の「大臣レク」に間に合わせるため、深夜の資料づくりを余儀なくされる。
( → 「政治のしわ寄せ官僚に」帰宅は朝4時、悪循環の霞が関:朝日新聞

 こういう問題は、在宅勤務を推進することで可能となる。
 たとえば、政治家の質問に対して大臣答弁の予定稿をつくるというのは、在宅勤務でできるはずだ。

 《 現状 》

 官庁で何時間も無駄に待機してから、部屋で紙の質問書を受け取る。その後に、(官庁で)大臣答弁の予定稿を作る。

 《 在宅勤務 》

 自宅でのんびりと寝転がって待機してから、ネットでメールの質問書を受け取る。その後に、(自宅で)大臣答弁の予定稿を作る。

 後者ならば、在宅勤務をしていることで、待機中はずっとのんびりと寝転がっていることができるから、とても楽である。

 ※ どうせ残業手当は1円も払わないで、無賃労働をさせているのだから、こういうふうに寝転がらせておく方が、合法的で好ましい、と言える。
 ※ 「仕事中なのに寝転がっているのは、けしからん」という理屈は成立しない。「給料をもらえない休業時間中に、タダ働きをさせている」という違法状況を改めるだけだ。(話を逆にとらえてはならない。)

 コロナ患者の食事


 コロナに感染すると、食欲が著しく減退するそうだ。前に引用したツイートを再掲しよう。


 「うどん、2本食べるのがやっと」だそうだ。
 これほど食欲が減退すると、体力も衰えて、回復力が低下してしまう。下手をすると、死んでしまう。困った。

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「ビタミンC(アスコルビン酸)と砂糖の水溶液をつくって、それを飲用する」

 これならば、食べることもなく、単に飲むだけで済むので、楽である。

 また、次のメリットもある。
  ・ 砂糖の溶液は、ブドウ糖の溶液と同様で、糖質を摂取できる。
  ・ ビタミンCの大量服用は、インフルエンザ対策に有益だという説もあるので、その効果が少しは見込める。

 
 以上の美点があるので、この方法はお薦めだ。「うどんを2本食べるだけ」というのよりは、ずっといいだろう。

 ※ ビタミンC(アスコルビン酸)は、粉末のものを使用する。カプセル入りは、不適切。
 ※ 病気になってから買うのではなく、病気になる前に買う。(インフルエンザ対策にもなる。)
 


https://amzn.to/3rYj3gl

posted by 管理人 at 23:47| Comment(7) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
専門家ではないので、確たることはわかりませんが、自然免疫の感受性がこのウィルスに対して低いのが、そもそもの原因じゃないですか?
感染して、ウィルスが増殖して病状が進んでいるにも関わらず、自然免疫が気付かず、見かけ上発症しない。その間に体の器官がダメージを受けて、嗅覚異常や味覚異常が起こる。免疫が気付いた時にはすでに遅く、ウィルスが大量に発生していて、パニックになって免疫の大暴走が起こる。
この仮説で、ウィルスの潜伏期間が長いことも含めて、いろんなことの説明が付くと思うのですが、いかがなものでしょうか。
Posted by 田好 at 2021年01月07日 09:44
報道の話ですが、感染力は強いが毒性はあまり変わらないとの事ですので、単純に体内から放出された後の寿命が伸びたのかと思ってました。実際はどうなんでしょうかね。
Posted by 権兵衛 at 2021年01月07日 10:12
ウィルスの産生量が変異型では多くなっていて、これが感染力が上がる理由でないかというディスカッションが論文中にありましたが、今のところ推論に過ぎないようです。
Posted by みむ at 2021年01月07日 12:06
結果論かもしれないが、南堂さんが夏言った通りになってきた。

ファイザーのワクチンは、日本では昨年10月から治験に入り、たった160人の治験者だ。
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20201020-OYT1T50201/

2月末に間に合わせるには、万人単位で二重盲検法をもって行なう第3相臨床試験は日本では省略して、代わりに医療従事者へのワクチン接種を、その代替としてしまうようだ。これはすごい話だと思う。
薬事法ないし関連法令からの逸脱(=違法行為)のような気がするが、強行できる法的根拠はあるのだろうか?
緊急事態宣言がその論拠なのだろうか。
Posted by SM at 2021年01月07日 22:21
アビガンよりもイベルメクチンの有効性が出てきているようですね
https://news.yahoo.co.jp/articles/4939e4329f7e8a7853526489b0c4b0802a88d789
Posted by gunts at 2021年01月08日 05:32
 イベルメクチンの記事の原文は、こちら。(和訳もある。)
  → https://bit.ly/3orvj6L

 ※ 1番上の記事。
Posted by 管理人 at 2021年01月08日 08:00
参考ページの紹介です。

「なぜコロナで他の風邪と異なるアプローチをとっているのか?」
https://sumatome.com/su/1347371609946869763
Posted by 反財務省 at 2021年01月11日 00:36
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