そば・うどん・パスタなどの乾麺を、ぬるま湯にひたすと、生麺に戻すことができる。(年越しそば 向け)
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生麺そのものに戻るわけではないが、生麺そっくりになる。
もうすぐ大晦日だし、年越しそばを食べる人も多いだろうが、生そばを入手できないなら、乾麺のそばを、上記の方法で生麺のようにするといい。
パスタ(スパゲッティ)もそうだ。「パスタは冷凍の方がおいしい」としばしば言われるが、それは、冷凍のソースがおいしいからではなく、冷凍の麺が生麺同様で、おいしいからだ。
しかし乾麺のパスタであっても、上記の方法で生麺のように戻せば、冷凍のパスタと同様においしくなる。いや、冷凍のパスタはソースがあまりおいしくないので、ソースには高級品を使うことで、冷凍のパスタ以上においしくすることができる。
※ ただし安物のソースは駄目だ。スーパーで売っている2人分で 100円以下のミートソースは、ゴミみたいなものだから、やめたほうがいい。缶詰のミートソースなら、ずっとマシだ。業務スーパーで売っている「レストラン仕様」というミートソースはおいしい。(1人前を3袋で、198円。) 瓶詰めで売っているイタリア製のソースは、たいていまずい。(イタリア人の舌はどうかしているね。)
青の洞窟シリーズは、おいしいという評判だが、高すぎる。ろくに肉も入っていないくせに。
パスタソースは、やはり、手作りがおいしい。ミートソースは面倒なので、「トマトとサーモン」とか、「アサリとニンニク」とか、「キノコソース」とか、そういうのを手作りすると、格段においしくなる。栄養もたっぷり。
ただ、ソースは手作りがいいとしても、パスタを手作りするわけには行かない。かといって、生麺のパスタはとても高い。そこで、乾麺をぬるま湯で戻すと、生麺そっくりになる。
なお、温度は 30度ぐらいで、時間は 30分程度。時間が長くなると、のびてしまうので、注意。
また、戻した後は、きちんと茹でる。茹でる時間は、乾麺を茹でる時間よりも、短めとなる。
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さて。上記の方法は、即席ラーメンには使えない。即席ラーメンで、上記と同様のことをやると、麺がぐちゃぐちゃになる。
なぜか? たぶん、もともと加熱済みだからだろう。(通常、すでに油で加熱してある。でんぷんをアルファ化している。)
これを水で戻すと、生麺に戻るのでなく、ゆで麺に戻るわけだ。あちゃー。さらに茹でると、茹ですぎで、ぐちゃぐちゃになるのは、当然だ。
ただし、これを逆用することができる。即席麺を水で戻すだけで食べることができるはずだ。(水に戻すだけで、茹でないでおく。)
これなら、茹ですぎにならない。冷たい茹で麺ができるだけだ。(冷やし中華みたいなものか。)
実際、「即席ラーメンを水で戻して食べる」という調理法を紹介している人もいる。
→ 災害時の救世主「水戻しインスタントラーメン」 水以外で戻すと激ウマだった?
→ 【非常食】カップ麺は「水」でも食べられる!! 災害時の作り方と注意点
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いろいろ書いたが、ともあれ、もうすぐ大晦日です。年越しそばを食べる時期です。
私は例年、生そばを買って食べているけどね。今年は買ってないので、上記の方法にしておこうかな。
※ 冷凍うどんはおいしいので、私はよく食べるのだが、冷凍のそばというのは、見かけたことがない。どうしてかな?
【 追記 】
「生蕎麦」(きそば)…… 小麦粉の入っていない十割そば。「生(き)」は、純粋の意。
「生そば」(なまそば)…… 乾麺ではない、生麺のそば。
※ 店で「生そば」を注文したら、茹でてない生麺が出てくる、ということを期待してはいけない。そのときは、十割そばが出てくる。
※ 典拠は、ググればわかる。
2020年12月29日
過去ログ
ただ冷凍うどんの美味しさに比べると冷凍そばは生麺に比べると今ひとつのような気がします。
→ http://openblog.seesaa.net/article/478408859.html
業務スーパーなどには普通にあります。
見落としたのかもしれない。今度、よく見てみよう。(とても小さな売場なので、もともと置いてない可能性もあるが。)