2020年12月23日

◆ 加湿器の話題 1

 空気の乾燥を防ぐには加湿器があるといいが、どんな加湿器がいいか? また、加湿器以外に、役立つ器具はないか? 

 ──
    ( ※ 本項の実際の掲載日は 2020-12-22 です。)


 【 内容に問題となる部分があるので、次項で改めて説明し直します。】



 コロナやインフルエンザの予防として、空気の乾燥を防ぐ加湿器が有益だ。特に、就寝中には喉が渇きやすいので、加湿器が推奨されている。

 とはいえ、加湿器には難点もある。こまめに掃除をしないと、容器の底のあたりに不純物が溜まって、変に汚れだらけになってしまうのだ。
 そこで、この問題を解決したというアイデア商品が出た。


 「これは素晴らしい」……と思いきや、消費電力の量がバカ高いという致命的な難点があるそうだ。


 上の数値(画像)の比較は、ちょっとおかしい。他の2社の分は、加熱式加湿器ではなく、超音波式の加湿器だ。加熱式の加湿器ならば、200〜300W ぐらいのものが多いので、1000W 弱の象印は、「1桁多い」というわけではなくて、3〜4倍というところだろう。
 だが、それでも、3〜4倍にもなるような 1000W 弱という数値は、あまりにも大きすぎる。省エネの風潮にはまっこうから反する感じだ。

 これに対して、次の弁解もある。


 実は私も、このように考えていた時期もあったのだが、よく考えると、これは誤りだ。なぜなら、暖房には電気ストーブを使うことはほとんどないからだ。かわりに、ガス暖房か、エアコン暖房(ヒートポンプ式)か、どちらかを使うものだ。そのいずれにおいても、電気ストーブや加湿器で暖房するよりも、ずっと費用は少なくて済む。(およそ3分の1で済む。)

 ──

 ここまで考えると、「どのような加湿器を使うべきか?」に対する回答も明らかになる。こうだ。
 「加熱式の加湿器は、コストがかかるので、やめた方がいい。かわりに、超音波式の加湿器と、エアコン暖房を併用するといい」


 超音波式の加湿器の運転コストは、ほとんど無視できるぐらいに小さい。
 エアコン暖房の運転コストは、電気ヒーターの3分の1ぐらいで済む。 だから、上記()のように併用すれば、加熱式の加湿器に比べて、運転コストは3分の1ぐらいで済む。(象印に比べると、9分の1〜12分の1ぐらいになる。)
 また、超音波式の加湿器なので、加湿器の底に汚れが溜まるという問題もない。
 また、室温が温かく暖房されるので、「居心地がいい」という長所も生じる。
 ただ、部屋の断熱性が悪いと、暖房のコストが高くなるという難点が生じる。だから、「部屋の断熱性が十分であること」()が、上記のような「併用」という方針を取るための条件となる。

 逆に言えば、この条件()が満たされるのであれば、上記のような「併用」という方針を取ることがベストだと言えるだろう。(品質面でも、コスト面でも。)

 ──

 なお、この「併用」という方式では、エアコン暖房を使うことになるが、その運転時間が問題となる。次の3通りだ。
  ・ 一晩中、運転する。
  ・ 初めの3時間程度だけ、運転する。
  ・ 就寝前の1〜2時間だけ、運転する。


 最後の方式だと、1〜2時間のうちに1晩分の加湿をすることになるので、強力な加湿器が必要となる。1晩分を1リットルの水だとすると、これを2時間で蒸発させるには、1時間あたり 500mL の水量を蒸発させる能力が必要だ。しかし、市販品だと、最大で 300mL ぐらいの商品がほとんどだ。例外的に、 400mL のものもあるが。(下記)



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 私はどうかというと、数十年前に使っていた強力タイプの加湿器がある。1時間あたり 1000mL 近い能力のものだ。昔はこういう強力タイプが多かったらしい。それを物置から引っ張り出して使っている。
 エアコン暖房の時間は、「就寝前の2時間」か、「それに加えて就寝後の3時間」か、どちらかだ。(両方を試している。)
 「加湿器を使わないで、エアコン暖房だけを1晩中使う」というのも、以前は使ったこともある。これはこれで、問題なかったが、当時はまだ空気の乾燥度が弱かったので、現在でもそれで済むかどうかはわからない。今では「加湿器なし」というのは、怖くて、実行できない。
 「一晩中加湿器を使う」というのは、最も有効そうに見える。ただ、私の場合は、使っている機械が強力すぎる。「弱」にしても、すごく大量の水量が蒸発する。だから、私の場合は、ちょっと試しにくい。ただし普通の人の場合には、この方式が最も有効そうだ。(電気代はそこそこかかるが。)
 
 ──

 なお、エアコン暖房を1晩中使う場合、電気代は、加熱式加湿器と同程度であるか、あるいは、もっと少なめで済む。どうなるかは、ケース・バイ・ケースだ。具体的には、その部屋の断熱性に依存する。
  ・ 断熱性が優秀なら、エアコンの電気代はあまりかからない。
  ・ 断熱性が悪ければ、エアコンの電気代はいっぱいかかる。


 ──

 エアコン暖房を1晩中使うと、電気代はそこそこかかるが、空気が冷たくないので、快適に過ごせるという美点がある。これは健康にもいい。そこで、そうすることをお勧めする記事もある。
 三菱電機は睡眠時の室内環境をよくするための7つのテクニックを紹介している。

1. エアコンを一晩中つけておく

 冬の睡眠時は室温を一定に保つため、エアコンはつけっぱなしがいいという。
( → エアコンはつけっぱなし、毛布は布団の上? 三菱電機が冬の寝室環境を解説 - 家電 Watch

 こういう効果があるわけだ。

 この記事ではさらに、「部屋の断熱性を高めること」も推奨している。
2.外気をブロック
 寝室が冷える一番の原因は「窓からの冷気」だという。室内の暖かい空気が窓際で冷やされ、床に滞留することで部屋全体が冷えていく。「窓からの冷気」を防ぐことで光熱費も削減できるとする。
 窓の断熱対策としては、「断熱カーテンを床までかける」「窓に断熱シートを貼る」「内窓を取り付ける」などがおすすめとしている。

 私としては、いっそう効果的な方法を推奨する。それは「断熱雨戸」だ。断熱材の入った雨戸を使うと、二重窓よりもさらに大きな断熱効果を得ることができる。また、夏には(南面や西面に設置することで)太陽光の照射を防ぐこともできる。これは夏には大きな遮熱効果をもたらす。
 さらには、「台風のときに(飛んできた物がぶつかって)ガラス窓が割れるという被害を防ぐ」という副次的な効果も生じる。
 近年では、雨戸のない家が多いのだが、断熱性という点では、断熱雨戸を設置することの効果はとても大きい。夏場ならば、南面の雨戸は一日中閉め切っておくといい。こうすると、日中に室温が上昇するのを防ぐことができる。その効果はすごく大きい。
 もちろん、冬場にも断熱効果は発揮される。こういう部屋では、一晩中エアコン暖房を作動させても、電気代はそれほど高くはならない。(加熱式の加湿器と比べて同程度以下だ。)

 ──

 上の記事には、次の記述もある。
3.エアコンの乾燥対策と睡眠時のマスク着用
 エアコンをつけると湿度を「40〜60%」に保つのが難しいため、同時に加湿することを推奨している。加湿器の利用のほか、洗濯物の室内干しや観葉植物を置いても、加湿効果が期待できる。
 このほか、のどの乾燥対策としてマスクを着用する場合は、不織布よりも綿やシルクがおすすめ。繊維のあいだに水分を含むため、保湿性が高まるという。
 また乾燥対策として、直接スチームを浴びるタイプの保湿機の利用もおすすめとしている。加湿器は部屋全体を加湿するため、睡眠時に連続使用するには大きなタンクを備えたものが必要となるが、顔周りに直接スチームを届ける保湿機は小型で場所を取らないとする。さらに一晩中運転しても、過度な加湿による窓や壁の結露を抑えられるという。

 この記事では、本項と同様に、加湿器などの利用を推奨している。(その点は、本項と共通する。)
 この記事ではさらに、マスクのしようも推奨している。マスクというと、「濡れマスク」というのが話題になるが、市販品はどうも、私にはうまく使えなかった。何か、息苦しくなって。

 どちらかというと、次の方式の方が良さそうだ。
  ・ ガーゼマスクを単体で使う。
  ・ ガーゼマスクにぬるま湯を少し含ませて、濡れマスクのかわりとする。


 こういう方式で、うまく行きそうだ。(私はやったことはないが。)
 なお、ガーゼマスクは、例の政府支給品(アベノマスク)が使える。何の使い道もない余計物と思われてきたが、濡れマスクとしてなら、お役に立てるかもしれないのだ。意外や意外。(9回裏の大逆転。)

 ──

 なお、以上とはまったく異なる原理で、喉の乾燥を防ぐ方法がある。こうだ。
 「電気毛布や電気あんかの使用をやめる。これらは、体温の上昇をもたらして、汗をかかせて、水分を減少させて、喉を乾燥させるからだ」


 電気毛布や電気あんかの使用をやめれば、汗をかかなくなり、水分の減少がなくなり、喉の乾燥を防ぐ。そういう効果があるのだ。
 とはいえ、電気毛布や電気あんかの使用をやめると、寒くて眠れナウなりがちだ。これを防ぐには、次の2通りがある。
  ・ エアコン暖房で、室温を高めれば、他の暖房器具は不要となる。
  ・ パーカーを着て、頭を冷気から防護すると、他の暖房器具は不要となる。



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 パーカーには、頭を冷気から防護するフードがある。これをかぶると、頭が冷えるのを防げる。だから、その分、首から下を過剰に暖める必要がなくなる。かくて、電気毛布や電気あんかを使わないで済むし、首から下で汗をかくこともなくなる。
( ※ 頭が冷えていると、頭寒足熱みたいになるので、下半身を過剰に温めて、下半身が汗をかくことが多い。だから、頭が冷えるのを防げば、他の部分が汗をかくこともなくなるし、喉が乾燥することもなくなる。)
 私の場合、寝るときには厚着をして、パーカーを着ることで、電気毛布や電気あんかを使わないで済むようになった。そのことで、喉の感想の度合いが著しく減った。
( ※ ただし、就寝前の2時間ぐらいだけは、電気毛布と電気あんかを使って、布団を暖めておく。自分の体を温めるためには使わないが、布団を暖めるためには使う。)

 なお、パーカーは、本来の自分のサイズよりも、1サイズ上のサイズのものを購入する。あらかじめパジャマやジャージーで厚着をしてから、その上にパーカーを着るから、サイズが大きめであることが必要なのだ。

 ……

 というふうに、いろいろと私の体験談やアイデアなどを紹介した。そのうちどれを採用するかは、お好みで。というか、各人の環境で正解は異なるから、各人がいろいろと試行錯誤すると良さそうだ。
 エアコンの設定温度も、いろいろとお好みでどうぞ。たとえば、こうだ。
  ・ 1晩中、16度。
  ・ 就寝前の2時間だけ、20度。(あとはエアコン暖房を切る。)
 

 どれがベストかは、部屋の暖房性能に大きく依存するので、一概には決められない。



 [ 付記1 ]
 超音波式の加湿器は、水蒸気に混じった不純物が電子機器に付着して、電子機器に悪さをする……という問題が生じたことがあって、不人気になった。
 今でもこの問題はあるので、デスクトップ・パソコンや液晶テレビなどのある部屋では、使わない方がよさそうだ。
 一方、ノートパソコンならば密閉されているので、問題はない。スマホとノートパソコンぐらいしかない部屋だったら、超音波式の加湿器で差し支えない。寝室ならば、その条件を満たすことも多いだろう。(家庭ごとに異なるが。)
 
 なお、デスクトップ・パソコンや液晶テレビのある部屋であっても、加湿器を弱めに使うぐらいならば、問題は生じないだろう。(結露するほどの湿度があるのでなければ、あまり問題は起こらないだろう。)(ただし、結露するほどであれば、要注意だ。)

 [ 付記2 ]
 文中で紹介した加湿器は、Amazon 公式 による販売品なので、初めから不具合があれば、返品・返金を受け付けてくれる。(返送料は無料)
 その点、安心度は高い。

【 追記 】
 「超音波式の加湿器では、菌が放散する」
 という指摘がコメント欄に寄せられた。
 確かに、その通り。本項の記述は、適切でなかった。そこで、次項で改めて説明し直す。

  → 加湿器の話題 2: Open ブログ

 
posted by 管理人 at 23:59| Comment(2) |  健康・寒暖対策 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
貧乏人の加湿器:
・洗濯物の部屋干し
・部屋で鍋料理
・換気扇使わずに風呂に入り、終わったらドア解放
だそうな。さきほどTVでやってた。
Posted by アゾマン at 2020年12月23日 10:10
水や加湿器の不衛生による菌の拡散リスクを考えて加湿器はスチーム一択です。
特に高齢者がいる家庭は冬場の数ヶ月の電気代を高騰を覚悟しても
スチーム式にすべきだと思いますね。その他の方式は1年目はともかく翌年以降は怖いです。
スチーム加湿器に湿度センサーがついていれば、
濡れたバスタオルにエアコンや扇風機で風を当てるなど、
気化式の加湿と併用すれば24時間フル稼働でも
電気代の高騰は月1000〜1500円程度です。
Posted by じん at 2020年12月24日 01:35
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