2020年12月06日

◆ 人工呼吸器と挿管

 コロナの中等症と重症者の違いは、挿管の有無だと言っていい。(医学的知識の話。)( ※ 画像は多数あり ) 

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 まず、中等症は、鼻チューブだ。

 もっと重くなると、人工呼吸器を使う。下記の1枚目でなく2枚目の方。


 後者は、挿管を必要とする。(上の図の3枚目と4枚目)
 下図もある。


 この「挿管」というのは、「コードブルー」というドラマでは、ちょいちょいやっていた。ドクターヘリに乗った研修医(山下智久や新垣結衣)が、意識を失って呼吸の止まった患者に、挿管して、呼吸を保たせる。

 ※ ただし浅利陽介は、駄目医師(の役)だったので、挿管がまともにできずに、へたっていた。

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 もっと明白なのは、「 Ns' あおい」というドラマだ。スーパー看護師がいて、彼女が同乗した救急車では、患者の呼吸が止まってしまう。挿管すれば患者は助かるが、挿管しなければ患者はまもなく死ぬ。しかるに看護師には挿管する資格がない(医師だけに資格がある)ので、挿管すれば違法となる。せっぱつまって、彼女はどうしたか? そこはドラマなので、スーパー看護師が、勝手に挿管してしまう。こうして呼吸が通ったので、患者は助かったが、違法行為をしたということで、彼女は咎められる。「クビ」(解雇)が宣言される。
 追放された彼女のもとへ、恩人となる女性が訪れる。「あなたを守りたい。もう二度と挿管という違法行為をしないと誓って」と求める。ところが、その恩人が、やはり途中で呼吸停止になる。誓いを守れば、この恩人は死ぬ。どうする? 誓いを破って、挿管をしたがる。しかし今度は、挿管の器具がない。どうしようもない。そこで、ゴムチューブなどを使って、勝手に挿管の器具を作って、自己流の挿管してしまう。それで恩人は助かるが……

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 ちなみに、現在では、救急救命士には、挿管することが認められている。(2004年以後)
 ただし、普通の看護師には、認められていない。
 





 [ 付記 ]
 挿管するのは、(主に)自発呼吸ができなくなったとき。その状態で、挿管して、人工呼吸に移る。
 特にコロナの場合には、肺機能が落ちて、自発呼吸が困難になることがある(重症化することがある)ので、挿管して、人工呼吸器で呼吸管理する。
 一般の場合には、呼吸停止の状態で、蘇生のときに挿管することがある。自発呼吸がいくらか残っている場合に、気道確保の狙いで挿管することもある。



 【 関連サイト 】

 → 人工呼吸器と酸素マスクの違いをわかりやすく解説する画像 - Togetter

  ※ 本項の図をまとめて掲載している。
 
 
posted by 管理人 at 20:51| Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
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