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Amazon には不審な業者による不審な商品が多いので、それらを排除するためには、次のようにするといい、と言われている。
「商品検索結果のURL末尾に "&emi=AN1VRQENFRJN5" と入れる」
これによって、不審な出品者(外部出品者)がすべて排除され、出品者が Amazon となる正規品だけが表示されるようになる。だから、おかしな商品が消えるので、便利だ……というわけ。
この方法がいかにも「情強」の方法だと思われているので、ネットで話題になった。
→ Amazonの検索URL末尾に、あるコードを入れると怪しいパチモンとか高額商品とかが排除されるのでとても快適「何この魔法の呪文」 - Togetter
はてなブックマークでも大歓迎だ。
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しかし、これは実は、情強どころか情弱の方法である。
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なぜか? 実は、こんな「&emi=AN1VRQENFRJN5」という面倒な単語を入力する必要などはない。もっと簡単に、あっという間に同じことができる。
検索一覧画面の左下には、下記の画像の箇所がある。

これの □ Amazon.co.jp の箇所をクリックすればいいのだ。
そうすれば、出品者は Amazon.co.jp だけに限定されるから、"&emi=AN1VRQENFRJN5" と入力したのと同じ結果が得られる。
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では、そうすればいいのか?
試しにやってみると、「低温調理器」では、次のものが表示される。
→ 低温調理器(一覧)
これなら信用できるか? 店は( Amazon なので)信用できるが、商品には信用できないものがいっぱい並んでいる。「評価者が少ない」か「星の数が足りない」か、いずれかだ。(中華系が排除されているわけではない。家電ならば、Amazon の販売する品にも、中華系はいくらか含まれる。)
それでも、星の数を頼りに探すと、次のものが評判がいい。
→ Sandoo 低温調理器 sous vide
しかしこれは、私が 別項 で紹介したものと、同じメーカーの商品である。その意味で、メーカーの信頼性は同じだ。
型番が違うので、商品も違うようだが。
さらに、値段もかなり違う。( 重要!)
この商品は 11,999円で、クーポン割引が 3,500円なので、8499円である。
私が別項で紹介した商品は、7,209円だ。
差額は 1,290円だ。さんざん工夫した結果、これだけの損となる。
結局、ほとんど同じ商品を、Amazon の正規販売で買うと、1,290円も高いことになる。
だったら、最初から何も変なことをしないで、単に「出品者が多くて、星の数が多いもの」を買えばいいのだ。
結論。
余計な操作は不要だ。下手な考え、休むに似たり。工夫すればするほど、損をする。
そんじゃーね。