2020年11月11日

◆ NHK のコロナ番組(11月)

 NHK のコロナ番組「新型コロナ 全論文解読  AIで迫る いま知りたいこと」の要旨。

 ──

 番組は、下記。
  → NHKスペシャル:新型コロナ 全論文解読  AIで迫る いま知りたいこと

 要旨は次の4点。

 (1) 湿度と紫外線の効果

 湿度が高いと、ウイルスが(広く)飛散しないで、落下しやすいそうだ。ゆえに、加湿器は有効な対策となる。
 紫外線も、ウイルスを無効化するのに有効であるそうだ。


 (2) 交差免疫の効果

 新型コロナウイルス以前に、従来型のコロナウイルスに感染した人は、体内にすでに(従来型のコロナウイルスの)抗体がある。この抗体が、新型コロナウイルスにもいくらかは効果があるそうだ。(似たものには効果がある、ということ。)……そのおかげで、重症化を免れる()そうだ。これを「交差免疫」という。
 従来型のコロナウイルスは、中国あたりから発して、日本やアジアで流行していたそうだ。だから、日本やアジアでは、新型コロナに感染しても重症化しにくい。(交差免疫がある。)……これが、日本やアジアで重症化の率が低いことの理由だろう、と推定されている。

  重症化を免れるといっても、完全に免れるわけではない。重症化する割合が数分の1に低下する、という程度。ワクチンみたいな圧倒的な効果があるわけではない。


 (3) マスクによる免疫獲得

 マスクをすることで免疫を獲得する……という説がある。ちょっと想像しにくいが、次の理由らしい。
 病院でマスクをしている職員は、恒常的にコロナウイルスに暴露されるが、マスクのおかげで、体内に入るウイルスの量は少ない。微量のウイルスを吸入すると、体内で微量の抗体ができる。そういうことを何度も繰り返しているうちに、体内で抗体がどんどん作られていくようになる。抗体を作る練習を繰り返すようなものだ。抗体作りのトレーニング。それを続けて、いつしか、ちゃんとした免疫力を獲得するので、もはや感染しなくなるそうだ。
 これを「自然のワクチンだね」と番組では評していた。


 (4) 後遺症の理由

 インフルエンザは、呼吸器系だけに症状が出るのに、新型コロナは、全身の至る所に症状が出る。後遺症も全身で出るようだ。(これらの点は、新型コロナが「血管の病気だからだ」という説もあるが。)
 特に、脳の機能低下が何カ月も続いて、ろくに思考ができない(頭に霞がかかったようになる)という症状が続くケースもある。その脳の断層画像を見ると、脳に炎症があるとわかる。詳しく調べると、脳にある血液関門ともいうべきバリアが破壊されてしまって、血液中の異物が脳内にどんどん入り込んでしまうので、脳に炎症が起こっているそうだ。
 どうして新型コロナでそうなるかというと、ウイルスが脳の ACE2 受容体と結びついて、脳内に侵入するからだという。



 [ 付記 ]
 (4) のことから、コロナウイルスが ACE2 受容体に結びつくのを阻害する薬( ARB や ACE阻害薬 などの高血圧用の薬)を投与すればいいのではないか……と思ったが、すぐにわかることなので、すでに報告済みである。
  → 高血圧治療薬がCOVID-19重症化を予防 ACE阻害薬やARBを服用している患者は意識障害が少ない
  → ACE阻害薬とARBがCOVID-19重症化を防ぐ可能性/横浜市立大学

 上記の2件とも、すでに臨床で薬剤の有効性が確認されている。二重盲検ではなくコホート研究であるが、十分に信頼性は高い。
 後遺症の悪化を防ぐためにも、これらの薬の投与を推進するべきだろう。十日間ぐらいの投与なら、特に副作用があるわけでもないからだ。
 
( ※ なお、無症状の人は対象外。投与対象は、高熱を発症した人だけだ。また、低血圧の人にも、処方しない。降圧剤なんだから、当り前だ。)



 【 関連項目 】

 (2) の交差免疫の件は、本サイトですでに言及済みだ。
 新型コロナに感染しても無症状や軽症の人が多い。それは、なぜか? 旧型コロナにすでに感染して、免疫を得ていたからだろう。
( → 旧型コロナウイルスと免疫: Open ブログ

 私としては独自に言及したのだが、その時点ですでに「交差免疫」として、あちこちで説明されていた、と判明した。(コメント欄の指摘)
posted by 管理人 at 23:30| Comment(2) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
(2)が事実だとするとCOVID-19用ワクチンより従来型コロナを弱毒化あるいは無毒化したものをワクチンとすればよっぽど安全かもしれませんね
Posted by 権兵衛 at 2020年11月12日 08:46
番組見ました
@はコロナの特性としてまず湿度に弱い
 飛沫が乾燥せず落ちるのは富岳の通りですが、
 マイクロミストとして空中伝播するのが、
 ウイルス系なので、防疫としてはどうか?
Aこれはもともとコロナの特性そのものかも。
 だからこそインフルエンザワクチンが効かない
 というか確率的に45%しか当たらない
 といわれる所以の感
 要は、ワクチンができる時間は掛かるし、
 流行るコロナ種に対して当たる確率は低く、
 ワクチンが効いたとしても、死ぬ人は死ぬ。
 結局は、体が風邪に強くないと負ける。
Bそんなデータは見たことがありません。
 マスクは咳クシャミで伝播する側の防疫で、
 マスクロミスト化したものには効かない。
 そんな報告もあったはずですが、紹介されず。
Cそもそも三月頃の報告から治らない報告多数。
 プリンセス号のレントゲン結果も、
 肺に濃い痕がみられ、後遺症の懸念は存在。
 かつ、HIV的作用が体随所に残る可能性は、
 番組通りで、且つヤンワリとした説明のみ。
 
 エイズもどきであれば、その旨を伝えるべき
 ですが、そうもいかないのでしょう。

※ワクチンがあってもコロナは毎年流行ります。
 それがコロナの凄さ。ただ致死率は低い。
 だからといって
 ワクチンが無いからPCRで保菌者を隔離する
 これは経済崩壊を招くだけでしょう。
 保菌=発病=重篤=死、では全くありません。
 人間の防疫機能は保菌≠発病、が匠。
 老人だけ隔離、検査、対策するだけで充分。
Posted by メルカッツ at 2020年11月12日 21:30
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