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南西諸島で戦時医療訓練がなされた。
陸上自衛隊が南西諸島の離島などで過去最大規模の戦時医療訓練を行っている。1日はヘリによる戦闘地域で負傷した人たちの輸送などがあった。中国の海洋進出を念頭に南西諸島の部隊増強が進むなか、戦傷への構えが急ピッチで進められていた。
訓練は鹿児島県の徳之島の防災センターに「野戦病院」が設置され、負傷者を熊本県に搬送するという内容。実際の離島を戦時医療の拠点とした実地訓練は自衛隊史上初めてという。
( → 南西諸島に「野戦病院」 陸自、中国想定し初の実地訓練:朝日新聞 )
中国を念頭に置いた南西諸島というから、沖縄より南西にある島かと思ったら、沖縄より北東にある徳之島だった。
しかし、沖縄よりも本土に近いのであれば、「南西諸島で戦時医療訓練」ということの意味がないだろう。こんなところで戦闘が起こるとしたら、すでに沖縄は陥落したということなのだろうか? しかし、沖縄が陥落したというのは、もはや九分九厘負けている状態なのだから、さっさと降伏した方がマシである。
第二次大戦を思い出すといいだろう。サイパンが陥落した時点で敗勢は決定的であり、沖縄が陥落したならもはや敗戦は決定済みである。戦うことの意味がない。(無駄に戦ったから、東京大空襲や、広島・長崎の原爆投下となった。)
※ 仮に沖縄が陥落していないのだとしたら、徳之島の負傷者は沖縄に送る方がいいだろう。すぐそばなんだし。わざわざ遠くの本土まで運ぶ必要はない。
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では、どうすればいいか? 「南西諸島で戦時医療訓練」というのであれば、沖縄よりも南西の島で行うべきだ。宮古島、石垣島、与那国島など。
また、負傷者の搬送先は、沖縄本島であるべきだ。遠くの本土まで搬送するのでは、時間がかかりすぎて、不適切だ。
問題は、沖縄本島には、十分な病院施設がないことである。一応、高度医療施設として、琉球大学付属病院があるが、質はともかく量的に規模が小さすぎる。大量の負傷者を扱うには足りない。
そこで提案しよう。こうだ。
「沖縄には戦時医療体制を敷くことができるように、あらかじめ十分に設備を整えておく。手術室なども、すぐに大量に開設できるようにしておく」
ここでは、もともと大量の手術室を用意しておくことは、コスト的に難しい。しかしながら、基本的な設備(電力設備など)を設置しておけば、あとは医療器具を搬送するだけで済む。臨時で搬送できるような医療器具をあらかじめ本土でストックしておくといいだろう。いざとなったら、それを空輸すればいい。
また、医療設備だけでなく、人員の面でも、あらかじめ用意しておくといいだろう。……とっても、それはすでに実現済みである。DMAT というやつだ。これは、阪神大震災のあとで設置・拡充されてきた。東日本大震災や、新型コロナのクルーズ船のときにも、大活躍した。登録済みの医療従事者は1万人に近い規模にまで拡充されているそうだ。
→ 災害派遣医療チーム - Wikipedia
こういうふうに、設備や人員を十分に用意しておけば、それは、戦時体制で役立つだけでなく、大規模災害のときにも役立つ。
今回の訓練では、負傷者を本土に運ぶことだけを考えているようだが、本土の医療従事者を沖縄に運ぶことも考えた方がいいだろう。また、人だけでなく設備を搬送することも考えた方がいいだろう。のみならず、あらかじめ大量の設備をストックしておくことも必要だ。
「そんなことをするには莫大な金がかかるぞ。どうするんだ?」
と思うかもしれないが、大丈夫。巡航ミサイル搭載装置とか、洋上イージスとか、そういう馬鹿げた方針を取りやめれば、莫大な金が浮く。その金を使えばいいのだ。
日本の軍隊は、兵站(へいたん)を無視して、目立つ武器ばかりを購入したがる。そのせいで、戦艦大和みたいな無駄な巨艦を作って、海の藻屑にしたのである。そして、その間、多くの兵士が無意味に死んでいった。病死や餓死で命を落とした兵士も多かったようだ。
そして、その間、将軍たちは、酒を飲んで女遊びをしていたのである。その典型が、インパール作戦だ。
→ 「インパール作戦」を強行した牟田口廉也中将 毎夜料亭で酒を飲み、芸者を自分の部屋に
「そんな馬鹿なことをやる将軍は今どきいないだろ」
と思うかもしれないが、さにあらず。
「新型コロナとの戦い」という最重要の戦いの最中に、武器である PCR検査装置のために金を使わずに、GoToイートで食事と酒のために莫大な金を投じているのが、今の日本政府だ。そして、それを発案したのは、菅首相である。(だから誰も止められない。止めようとする人は、左遷させられる。)
ちなみに、私の家のそばで GoTo イートの店を探したら、大半は酒場だった。「新型コロナとの戦い」で、政府は莫大な国税を、酒飲みのために投入しているのである。
インパール作戦という愚行をしたのは、一部の将軍だけだったが、 GoTo イートという愚行をしているのは、日本の首相なのである。
そして、この鬼を退治してくれるような、鬼滅の人は、日本にはいない。般若みたいな顔をした、鬼のごとき首相がいるだけである。
野党の結束を試しているだけの気がしてきました。
当初は政局にすぐ向かうかと思いきや、
野党が甘いのでのらりくらり。
この隙に何かとんでもない法律制定が潜航中。
なんてオチがあるのでは。
マスコミも知ってて自民に味方しているフシも。
忖度が過ぎる今の日本、
しっぺ返しが来るころなのではないでしょうか。
大阪市併合もなぜか僅差で否決されたし、
暗黒に向かっている感じがします。
マスコミが政府と癒着している証拠なのかも。
だとすると、ペンの力を守る媒体はもう無いのか…。
小市民としては、考えさせられるこの頃。