──
「コンビニのサンドイッチは、ハリボテふうで、詐欺同然だ」という話を、前に記した。
→ サンドイッチの詐欺: Open ブログ
そこでは、「手作りのサンドイッチを作ろう」という話もした。
「コンビニなどの昼食は、どれもこれも、高くて、まずくて、少なすぎる。自炊の方が圧倒的に優れている」
特に、サンドイッチは典型的だ。コンビニのサンドイッチは、見かけだけは立派だが、具がほとんど入っていない。こんなものを食べるくらいなら、スーパーでトンカツを買って、自分でカツサンドを作る方が圧倒的に上だ。
先日、非常に疲れていたので、とりあえず、スーパーでトンカツを買って、手作りサンドイッチを作ってみた。こんなものは、あっという間にできる。
で、食べてみたところ、トンカツがいつものとは違って、ロースカツだったので、カツサンドが非常に美味だった。肉の味もたっぷりだし、肉はジューシーだし、(牛の)ステーキを食べているような満足感が得られた。

ちなみに、カツサンドで有名なのは、これ。
→ まい泉のヒレかつサンドへのこだわり|とんかつ まい泉
このカツサンドは、もちろん、おいしい。弟が手土産にときどき買ってくるので、私も何度か食べた。ただし、量が少ない割には、かなり高額である。
で、それと比べると、手作りは、……
・ 価格は同程度。
・ 量は5倍以上。
・ 肉質は同程度以上。
・ 味も同程度以上。
コスパから言って、圧倒的に上である。10倍ぐらい上だと思っていい。たいして手間もかからず、これほどコスパのいいものが食べられるのだから、カツサンドは非常にコスパがいい。
ひるがえって、コンビニのカツサンドは、ひどすぎる。肉の量は手作りに比べて、 10分の1どころか、30分の1ぐらいしかなさそうだ。それでいて、金額はたいして違わないのだから、コスパは非常に悪い。
──
さて。こんな話をふたたび書いたのには、理由がある。次の記事を見たからだ。
→ (フロントランナー)NPO法人キープ・ママ・スマイリング理事長 光原ゆきさん:朝日新聞
朝日新聞・週末版 be に掲載された特集記事。趣旨は次の通り。
難病の患者の母親が、娘を病院で介護するとき、自分自身への栄養補給がなおざりになる。疲れて忙しいので、食事を作る手間がないので、勢い、コンビニ弁当ばかりになる。しかしこれでは栄養的に貧弱すぎる。困ったことだ。そこで、栄養のある缶詰(特に野菜)を作って、提供している。
例によって朝日新聞は「すばらしい」と持ち上げているが、これは事業的に成立しているわけではない。野菜のおかず缶詰を作って、既存の魚の缶詰などと組み合わせると、たしかに栄養的には満たされるようだ。だが、あまりにも高価なので、売れるわけではない。寄付の金を得て、無償で配布する形になるらしい。商業でなく慈善事業の形でしか成立しないわけだ。
要するに、暇な金持ちの道楽であるにすぎない。金が尽きれば、それで終わり。一種の自己満足。
そこで、こういう(高コストすぎる)夢想的な事業のかわりに、私は代案を出すわけだ。
「手作りのサンドイッチを作ろう。それなら、栄養もたっぷりだし、金額も安い」
と。
──
さて。人はパンのみにて生きるにあらず。野菜も必要だ。
カツサンドだけでは野菜が足りないから、野菜サンドイッチを作ってもいいし、野菜は別途、サラダとドレッシングで食べてもいい。
あるいは、今ごろの季節なら、白菜の浅漬けを作ってもいい。作り方は、下記にある。
→ 漬け物器と浅漬け: Open ブログ
https://amzn.to/328DVGq
別途、お手軽なものとして、フルーツ缶詰もある。特に、パイナップルの入っているトロピカルフルーツ缶詰だと、食物繊維が多いので、好ましい。
──
ともあれ、コンビニ弁当やコンビニサンドイッチは最悪で、栄養的に問題がある。で、野菜の缶詰を併用すると、栄養的には問題が解決できるが、コスト的には高額すぎて論外だ。
ここはやはり、手作りのサンドイッチがお薦めだ。手間は最小限で、栄養価の高いものが取れる。
[ 付記 ]
上記は、疲れているときの話です。
疲れていないときには、普通に自炊するのが最善だ。
ネットでは、男の料理として、スパゲッティが人気だ。冷凍スパゲッティをお薦めする人もいるが、栄養が不足する(肉不足)ので、私はお薦めしない。
スパゲッティを茹でるときには、「アルデンテ」にするのが標準らしい。しかし私は、別のことをお薦めする。それは、こうだ。
「 30度ぐらいのぬるい水に、30分以上ひたして、麺を柔らかくしておく」
こういうふうにすると、生麺みたいに柔らかくなるので、美味にできる。ゆで時間も短くて済むので、省エネになる。
茹でたあとは、そのままでもいいが、油で炒めると、「表面が硬くて、内部が柔らかくてモチモチになる」という感じになって、美味である。(パンのトーストも同様で、表面が硬くて、内部がモチモチだ。)
この作り方は、「中心が硬い」というアルデンテとは逆である。「逆アルデンテ」と言ってもよさそうだ。
この方式のスパゲッティに慣れたあとで、普通のアルデンテのスパゲッティを食べると、「まずくて食えたものじゃない」という気がする。アルデンテは、冷凍スパゲッティに比べると、はるかに劣るね。
なお、スパゲッティは、私はすぐに飽きた。やはり、おいしいのは、ラーメン(中華そば)だ。五目ラーメンみたいなのを作ると、スパゲッティよりははるかに美味ですね。そもそも材料からして、スパゲッティよりはずっと豊かな材料を使うし。
中華料理は、さまざまな具材を使えるし、手間は炒めるぐらいだし、「味/手間」の比率が抜群ですね。「味覇」または「創味シャンタン」と、香辛料と、片栗粉があれば、あとは材料しだいで、おいしい中華料理ができる。
https://amzn.to/32aPfBP
※ 中華料理は、残った野菜を片付けるのにも、最適だ。たとえば、「ネギの薄緑の部分」「大根の茎」「使いかけで残った人参やタマネギ」などを、全部いっしょに使うことができる。余った野菜が片付く。
【 追記 】
朝日の記事に反対するだけでは詰まらないので、代案を出しておこう。こうだ。
「病院には電子レンジを設置する。手弁当などの持ち込んだ食品を自由に加熱できるようにする」
これで、カツサンドや手弁当などを加熱すれば、暖かい食事を取ることができるようになる。
──
朝日の記事では、「とても売れそうにない高価格の品を、買ってもらうかわりに、無料配布する」という話だった。その財源としては、寄付に頼るしかないのだが、寄付の案として、次の話があった。
「缶詰を特別に高価格で一般販売して、その上乗せ価格の分で、無料配布を実行する」
たとえば、400円の缶詰を、500円で売って、差額の 100円を無料配布の寄付に回す、というわけだ。
しかしこれは、フェアトレードと同様の商法だ。おのれの無駄を隠蔽するために、他人の善意を利用しようとしている。一種の詐欺に近い。
こんなことをするくらいなら、最初から普通のことをやる方がいい。つまり、こうだ。
・ 単純に寄付を募る。
・ 独自缶詰のかわりに、普通の缶詰を送る。
たとえば、単純に 100円の寄付をもらって、その寄付の金を集めて、既存のフルーツ缶詰や、ツナ缶詰や、サバ缶詰を贈る。……これならば、まったく無駄がないので、効率的だ。
朝日の記事の方針は、素人の馬鹿げた思いつきのために、莫大な無駄を発生させるものだ。経済観念や効率を無視したもので、フェアトレードに似ている。
そう言えば、こういう「善意だけがあって効率をまったく無視している」という愚行をやるのが、女性に多いのは、どうしてでしょうね? 数字で考えることができないからだろうか?
タイムスタンプは 下記 ↓
東京圏の人でしたら、京成線の立石の駅前の
愛知屋さんのメンチカツやレバカツをソースでパンに挟んで下さい。
ソースはウスターでも中濃でも。
レタスやキャベツは、あれば旨いのは当然。
だけどサンドでなく、揚げたてのレバカツが一番です。
挟むなら冷えても旨い近江牛のメンチカツ。
カツサンドは、ベスト6に入らなかった。