2020年10月19日

◆ グリーンスローモビリティ

 グリーンスローモビリティとは電気自動車の一種。小型・低速で、乗り合いバスふうの運用をする。

 ──

 次の動画のようなもの。





 特徴は下記。
グリーンスローモビリティ:
電動で、時速20km未満で公道を走る、4人乗り以上のモビリティ

グリーンスローモビリティとは【5つの特長】
@ Green ・・・ CO2排出量が少ない電気自動車。家庭用コンセントで充電可。GS撤退地域でも運行可
A Slow ・・・ 時速20km未満なので観光にぴったり
B Safety ・・・ 速度制限で安全。高齢者も運転可
C Small ・・・ 小型なので狭い道でも問題ない
D Open ・・・ 窓がない開放さが乗って楽しい
( → グリーンスローモビリティとは|国交省

 言っていることはわかるが、「時速20km未満」という制限の意味が不明だ。なぜそういう制限を設けたのか? もしかして、自転車と同じ扱いにして、自動車免許を不要にしているのか? 

 そう思ったが、そうではない。
Q グリーンスローモビリティの運転に必要な運転免許証の種類を教えてください。

A  今回、実証調査で使用する4人乗り及び7人乗りゴルフカート、eCOM-8 は、第1種運転免許(いわゆる普通免許)での運転が可能です。
( → 質問回答書 |復建調査設計株式会社

 自動車免許が必要である。では何のために、速度制限があるのか? 

 ──

 ここまで読んで、勘のいい人なら、正解がわかるだろう。あとは、確認するだけだ。
 その正解は……




          ↓





          ↓





          ↓





          ↓





          ↓



 第一種免許でいいということは、第二種免許(プロ用免許)が不要なことだ。

 ここで第二種免許とは、次のものだ。
第二種運転免許が必要な業種

 例1 タクシーの運転手
 例2 運転代行
 例3 路線バス
 例4 貸し切りバス
( → お客様を運ぶには「二種免許」が必要!その取得方法をお伝えします!|日本合宿免許予約センター

 当然ながら、免許の取得はかなり厳しい。誰でも簡単に取得できるものではない。

 逆に言えば、そういう第二種免許がなくても、乗合自動車を運行できるようにしたのが、グリーンスローモビリティである。そして、そのために、「時速20km未満」という制限を付けたわけだ。

 ※ 時速20km以上の速度でも運行できるようにしたいのであれば、第二種免許の取得者が運転する必要がある。



 [ 付記 ]
 これで微妙なのが、ウーバーだ。
 ウーバーのライドシェアは、日本では実現していない。有償のライドシェアそのものが日本では違法となっているからだ。
  → ライドシェアとは?2020年代に日本でも?現在の規制と特区制度まとめ
  → ウーバーは日本のライドシェアを断念したのか | 東洋経済

 後者の記事では、次の話もある。
――ウーバーの主力事業であるライドシェア。日本では参入できていません。

現在、日本でライドシェアに参入する計画はまったくない。日本の法律ではライドシェアは認められていないからだ。日本では法律を守ったビジネスを求める感覚が非常に強い。そのことは過去に手痛い目にあってよく知っている。その国の地域性に合わせた事業展開をすることが大切だ。

――法律で認められればライドシェアを始めますか。


それは現実的ではない。ライドシェア自体が日本の慣習や実情に合わない、と考えている。

 ふむふむ。まあ、そういうことですね。
 
 ※ 特に結論はありません。情報の提供のみ。

 ──

 ただ、気にかかることが一つある。ドアがないことだ。
 窓がないのはともかく、ドアがないのはまずいと思う。
  ・ 風や雨が直撃するので、雨の日には困る。
  ・ 横方向の衝突安全性が低い。横からぶつけられると大破する。

 だから、ドアぐらいはつけた方がいいと思う。あと、サイドのピラーの補強も。(現状ではセンターピラーが皆無のことが多い。ひどいね。)
 


 [ 付記 ]
 これと似たものに、「自動運転のバス」がある。どちらも、バスの運行ができないような(乗客の少ない)過疎地で使われる。
 場合によっては、「自動運転のグリーンスローモビリティ」というのができるかもしれない。

posted by 管理人 at 21:06| Comment(5) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
渋滞していない道では幅のある車が時速20km未満で走るのは危険です
自転車が並走しているようなもの

Posted by 老人 at 2020年10月20日 04:26
 バス路線を作れないような過疎地の話ですから、交通量はほとんどありません。

 交通量のあるところなら、バス路線ができます。

 あと、主に住宅街の狭い道を走るようです。
Posted by 管理人 at 2020年10月20日 07:56
20km/h未満というのは将来的に自動運転を見据えているからじゃないですか?

20km/h未満であれば二種免許が不要という規定はないと思いますが。

以下にありますけど、一種免許+講習で限定的な有償輸送を行うことはすでに仕組みとしてあって介護関係などでは行われています。そこでは別に20km/h未満などの規制はなく普通の自動車が用いられています。

https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu///tsukuro/manager/pdf/H30/04.pdf


小型特殊自動車(15km/h未満・農作業用では35km/h未満)の区分に入れば、そもそも二種免許の区分がないようなので営業運転を一種免許で行っても処罰されなさそうです。(脱法的ですが)
Posted by とおりがかり at 2020年10月21日 11:40
> 将来的に自動運転を見据えているから

 自動運転なら、それこそ速度制限は不要でしょう。速度が高いほど、人間より自動運転の方が安全度が高くなる。
 また、自動運転が本来の目的なら、そのときに速度制限をすればいいのであって、今の段階で速度制限を導入する意味がない。

> 一種免許+講習で

 講習なしで、を狙っているのでは? 講習すると、有資格者が激減するので。

> 20km/h未満であれば二種免許が不要という規定はないと思いますが。

 実現段階では、法制化するつもりではないかな。本項の制度に限定して、「二種免許が不要。ただし20km/h未満が条件」というふうに。
 どっちみち、この制度を実用化するときには、何らかの法改正が必要だろうし。

Posted by 管理人 at 2020年10月21日 12:11
前のコメントで書いていませんでしたが、警察庁が公道での自動運転の実証試験の許可を出す条件に20km/h未満を入れているのでそう書きました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49435320V00C19A9CR0000/
Posted by とおりがかり at 2020年10月21日 13:09
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