2020年10月10日

◆ ノーベル平和賞に反対する(2020)

 2020年のノーベル平和賞は、国連の世界食糧計画に決まった。しかし私はこれに反対する。

 ──

 ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、今年のノーベル平和賞を国連世界食糧計画(WFP、本部ローマ)に授与すると発表した。
( → ノーベル平和賞に「WFP」 国連世界食糧計画 - 毎日新聞

 しかし私はこれに反対する。理由は、これが彼らの仕事であるからだ。彼らは単に(給料をもらって)仕事をしているだけであって、そのための資金を提供しているのは国連である。
 どうせ顕彰するならば、国連を顕彰した方がいい。ということはつまり、国連に加盟する各国を顕彰した方がいい。しかしそれはもはや「全人類を顕彰する」というのと同じで、ナンセンスである。

 これに似たことは、前に述べたことがある。
  → ボブ・ディランのノーベル賞を取り消せ: Open ブログ
 そこでは次のように述べた。
 ノーベル賞は、「世間ではあまり評価されることのない学術という分野で、顕彰することで、金と名声を与える」という効果がある。これは、学術という分野のなかでこそ、有意義なことだ。なのに、世界的な名声と大金を得ている大衆芸術という分野で、こんなことをやったとしても、いったい何の意味があるのか? ノーベル賞自身の自殺行為だ、と思った。

 ボブディランは、すでに世界的な名声と大金を得ている。それゆえ、「金と名声を与える」という効果が意味をなさない。
 同様に、国連もまた「金と名声を与える」という効果が意味をなさない。なぜなら、その主体は世界の全人類であるからだ。(一部の例外を除く。非加盟国もあるので。)
 
 国連にノーベル賞を与えるというのは、ノーベル賞の自殺行為にも等しい。そんなことをしても、もはや何の意味もないからだ。
 今回の顕彰は、「国連に顕彰する価値があったから」というよりは、「ノーベル賞の側が中国に脅されて、びくついたから」という意味しかない。
  → 香港の民主活動家にノーベル平和賞を与えないように 中国がノルウェーに警告
  → 中国、スウェーデンへ報復警告 拘束の香港書店関係者に賞を授与:時事(昨年の記事)

 今年は、香港やウイグルで中国と戦う人々にこそ、平和賞を与えるべきだった。しかしノーベル賞の委員会は怖じ気づいた。そういう結果を示すのが、今年の平和賞だ。まったく、情けない。

 どうせびくつくのならば、せめて他の個人に与えるべきだった。たとえば、ビル・ゲイツはそれにふさわしい。他の金持ちが自分のために金を使うのに対して、ビル・ゲイツは人類のために金を使っている。
 せめてジョブズが財団を作って、巨額の富をゲイツのように使って奉仕すれば、ジョブズも名を上げただろうが、彼はそうしなかった。ゲイツの立派さがひときわ目立つ。

 マイクロソフト時代には悪名が多かったが、引退後のゲイツは実に立派だと言えるだろう。(コロナのワクチンのためにも貢献しているようだ。)
  → コロナ ワクチン ゲイツ財団 - Google 検索

posted by 管理人 at 22:34| Comment(1) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
決めたのは手の届かい団体、人々なのでやむなしとして、

中国韓国は先進国待遇国に入れなければ、
まずは欧州列強の消滅、次に日本、
女子供を売る時代に入るかと。

ただ、今の日本国民、政治屋を見ていると、
自業自得のような気もするのですが。
トランプを批判する前に、
自分の女房子供の先々を守る手段として、
今から中国韓国の正当性の評価とあるべき姿を、
愚直に批判し、先進国ルールに組込む必要あり。

その上で、競争力で敗れるなら
それは未来の国民の自力。
国税を吸った企業が世界の企業を買う姿は、
昔の日本と同じではありますが、
ちょっと中国韓国はやりすぎ。

マスコミはもう少し、
世界の情勢含めて報道すべき。
日本人を井の中の蛙にしている感。

Posted by メルカッツ at 2020年10月12日 21:15
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