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GoTo イートが始まった。電子版もあるが、紙版（チケット）もあるので、節約意識の強い高齢者の利用が多いようだ。
→ GoTo食事券、効果いかが 新潟で開始、店は期待：朝日新聞
→ すかいらーく「Go To Eat」キャンペーンに参画 ネット上では喜びの声
いろいろとニュースはあるようだ。（テレビでも）
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しかるに、欧州ではコロナの第２波が収束するどころか拡大している。その理由は食事会であるらしい。
新型コロナウイルスの感染拡大が再び起きているフランスとスペインで、新規感染者の増加が止まらない。パリでは5日、感染者数や集中治療室の病床などの指標が最悪レベルに達し、バーやスポーツ施設の閉鎖が決まった。両国は欧州の中で再拡大の規模が突出しており、政府のちぐはぐな対応や「第2波」到来を冬と読み違えたことが、原因として指摘されている。
フランスでは3日、1日あたりの感染者数が過去最悪の1万6972人に達した。5月にいったん200人以下まで抑え込んだものの、夏から急増し、連日50人近くが亡くなっている。
最大警戒区域ではレストランやカフェの閉鎖が義務づけられているが、パリのイダルゴ市長と4日に協議した仏政府は今回、パリではこれを見送った。コロナ禍で苦境のシェフらが猛抗議しているためだ。
9月下旬に同区域に位置づけられた南仏マルセイユでは全飲食店が閉鎖させられていたが、これについても今後は再開を認めるという。パリと整合性をとった形だが、ちぐはぐな決定に「恣意的だ」（仏紙ルモンド）との批判が上がっている。
（ → パリ、感染最悪レベルに 板挟みの政府、カフェ閉鎖断念：朝日新聞 ）
「 200人以下」というのが、感染者数か死者数なのか、わかりにくい文章だが、感染者数のことである。（調査・確認済み）
France - Worldometer
最近の感染者数は、１日あたり１万人以上であり、日本の 20倍である。人口は日本の半分なので、感染者の発生率は日本の 40倍になる。ひどいものだ。
ただし死者数は、１日 70人程度であり、１日７人程度の日本の 10倍で済んでいる。これは、やや少なめに思えるが、感染者が急増する過程での、タイムラグだろう。あと２週間もすれば、死者数は日本の 20倍ぐらいになりそうだから、ほぼ帳尻は合うはずだ。
ともあれ、パリがこんなにひどい状況なのも、食事会が解禁されているからだ。
で、それを真似しようとしているのが、GoTo イートだ。日本でもフランス並みに、感染者が爆発的に増えるかもね。それもこれも、菅首相の発案で推進する GoTo 政策のおかげだ。
菅首相は、ふるさと納税を発案して推進したことで有名だが、GoTo を発案して推進したことでも知られる。その見事な成果が、「感染者と死者の爆発的増加」という形で、見て取れるかもしれない。
どんなに反対があろうと、自分の方針を強引に推進する。政府に反対者がいれば、すべて左遷してやる。……まったく、独裁者というのは、すごいものだ。
その象徴が、「学術会議の任命拒否」なのだろう。
【 関連項目 】
同様の話は、前にも少し言及した。
菅首相が官房長官時代から強力に推し進めてきたGoToイート事業 ……
そして、そのおかげで、会食が推進されて、コロナが蔓延する。
国破れて 菅あり。京秋にして コロナ多し。
（ → 阪神7人感染／ GoTo 会食: Open ブログ ）
［ 付記１ ］
なお、私の方針は、こうだ。
「会食は、二人までは許せるが、三人以上は不可」
「家族連れの会食は、三人以上でも可。人数の計算には、子供の数を含めない。子供が何人いても、親が二人なら、二人と数える」
［ 付記２ ］
報道によると、ワタミは居酒屋の「和民」を全部改装して、焼き肉屋に転換するそうだ。
ただし居酒屋の「和民」は、すでにほとんどが「鳥メロ」に改装（業種転換）済みである。
この鳥メロが非常に評判がいいらしくて、元祖の鳥貴族は客が来なくなって、青息吐息らしい。もともと物真似の鳥二郎に客を奪われていたところで、値上げして客が減り、さらに鳥メロの追撃を受けた。そこへコロナが襲いかかって、もはやどうしようもない状況らしい。
余談だが、鳥メロの正式名称は、「三代目 鳥メロ」だ。
二代目はもちろん（名前からして）鳥二郎だろう。
一代目はもちろん（元祖であるから）鳥貴族だろう。
［ 付記３ ］
GoTo イートには、とんでもない制度的欠陥があることが判明した。「夕食では 1000円を付与」という制度を選択すると、298円（税込＝327円）の料理購入に対して、1000円が付与されるので、差し引きして 673円の儲けが出るそうだ。
一方で、店はネットのサイトに手数料を 200円も払う必要があるので、店の側には、298円の売上げに対して 98円しか手元に残らないそうだ。
詳しくは下記。
→ Go To イートでポイント荒稼ぎ、1品だけ注文「トリキの錬金術」に鳥貴族が「悩んでおります」
鳥貴族が被害を受けているそうだが、鳥メロの被害があるところへ、GoTo の被害があって、踏んだり蹴ったりだろう。かわいそうに。（別に悪いことをしたわけでもないのに、一方的に被害を食らっている。）
狭小な酒場が少なくない中、店内ではマスクもしないで大声でしゃべりながら大勢で酒を飲む人が目につくようになりました。
GO TO EATにより、東京都以外にもこういう光景が広がっていきそうですね。
今後、会食による感染や会食で感染して、後日、職場で感染を拡げる、といった事案が増えそうな予感がします。
もちろん、警戒を怠るなとは言いません。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ymjrky/20200629-00185623/
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/notice/guideline_002.html
フランスとスペインの感染者拡大については、日本との食事処との環境の比較がまず必要かと。
国民１人当たりどの位の税金を払うことになるのでしょうか。
朝日新聞より
『東京都で新たに284人感染 8月20日以来最多』
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6373773