2020年09月07日

◆ メロンのおいしい食べ方

 メロンは通常、内側から食べるが、外側から食べるといい。すごくおいしくなる。

 ──

 通常は内側から食べるものだが、逆転の発想で、外側から食べる。すると、ものすごくおいしくなる。嘘みたいに。

 ※ 逆転の発想、というシリーズのひとつになるかも。

 ──

 もう少し正確に言おう。「内側と外側」という発想だと、二段階の分類だ。これでは不十分だ。3段階に分類するといい。
 3層として、内側から順に、1層、2層、3層とする。

 普通の食べ方は、
   1層 → 2層 → 3層

 という順だ。
 逆順の食べ方は、
   3層 → 2層 → 1層

 という順だ。
 しかし、これはよろしくない。かわりに、次のようにする。
   (3層 + 2層)→ 1層

 つまり、3層と2層をいっしょに食べてから、1層を食べる。これでいい。

 ──

 では、その効果は? 以下の通り。

《 通常 》

 最初の一口は、1層だ。もちろん、おいしい。
 次に、2層を食べる。味は、一口目よりも落ちるので、ちょっとおいしい。
 最後に、3層を食べる。ほとんど味がしないので、あまりおいしくない。

 感想は「最初は、内側ばかりを食べていたので、おいしかったが、だんだん外側に近づくと、味がどんどん落ちてくる。最後のあたりは、ほとんど味がしなかった。最初の満足感は高いが、だんだんガッカリ感が強くなる。おいしかったけど、まあ、こんなものかな」

《 新方式 》

 内側を後回しにして食べる。だから、ちょっと注意が必要だ。いきなり手を付ける部分は、内側の1層だが、そこはまだ食べてはいけないのだ。だから、内側の1層の部分を、まずは取り分けておく必要がある。すぐそばに置いておくわけだ。
 そうして2層が露出した状態で、食べ始める。この状態でスタートする。

 最初は、2層を食べるのではない。2層と3層をいっしょに食べる。(間違えないように注意。)
 2層と3層をいっしょに食べると、水分が非常に多いので、喉が渇いているときには喉が潤う感じだ。水分たっぷりなので、水分補給の感じがして、とても気持ちがいい。(逆に言えば、喉が渇いているときにこそ、メロンがおいしい。喉が渇いていないときには、食べるのをやめましょう。)
 このとき、2層が含まれているので、ちゃんとメロンの味がする。メロンのおいしいさをたっぷりと味わえる。水分とメロン味の双方が楽しめるので、メロンの氷菓みたいな楽しさがある。
 次に、1層を食べる。すると、どういうわけか、メチャクチャにおいしい。素晴らしい感動がある。さっき食べたときと比べて、これが同じメロンかと疑われるほど、まったく別の味だ。2層と3層を先に食べたことで、舌の味覚神経が変わってしまった感じだ。1層に対する敏感度がものすごく上がっている感じだ。こんなに味覚神経を刺激されることは、生まれてから初めてだ、というぐらいの感動がある。(いきなり1層を食べたときには味わえないような感動だ。)
 ただし、である。この美味しさは、持続しない。感動があるのは、1口目だけだ。1層をまた食べても、二口目には同じ感動は味わえない。(慣れて鈍感になっている。)
 そこで、うまい方法がある。あらためて2層と3層をいっしょに食べるのだ。すると、舌が元の状態に戻る。そのあとで、改めて1層の部分を食べると、ふたたび超絶的な感動を味わえる。
 以後は、繰り返し。

   (3層 + 2層)→ 1層
   (3層 + 2層)→ 1層
   (3層 + 2層)→ 1層
   (3層 + 2層)→ 1層


 というふうに、数回繰り返す。そうすると、全部食べ終わる。
 ああ、おいしかった。
 
 ──

 上の手順について、読めば、やり方はわかるだろう。
 だが、読んだだけでは美味しさは伝わらない。この方法による美味しさは、実際に自分の舌で味わって、初めてわかる。
 とにかく、メチャクチャにおいしい。トロピカーナのメロンジュースなんかとは比べものにならない。月とスッポンぐらい違う。値段を付けるなら、10万円ぐらいを付けてもおかしくないぐらいの感動度がある。
 一方、普通の方法(内側から順にという方法)で食べたなら、10万円の価値はない。値段相応の味となる。
 というわけで、同じメロンでも、食べ方を変えるだけで、劇的に味のレベルが変わるのだ。実に不思議だ。

 ──

 なお、この方法で食べると、一つだけ、非常に困ることがある。市販のメロンジュースがまずくて飲めなくなってしまうことだ。
 上の方法でメロンを食べたあとで、トロピカーナのメロンジュースを飲んだ。すると、「メロンの香料と砂糖水があるだけ」というふうに感じられる。「メロン果汁は5%以下しかない」と思える。たぶん、実際にそうなんだろうけど。
 本物のメロンには、メロン成分の濃度は 20倍ぐらいある。いや、 100倍ぐらいあるかも。逆に言えば、トロピカーナのメロンジュースは、あまりにもメロン成分が少ない。今までは、だまされて飲んで満足していたが、もはやまったくだまされなくなったので、ちっとも満足できない。不満感ばかりが残る。
 だまされていたころは幸福だった。 (^^);



 [ 付記1 ]
 マスクなしメロンで、ハネデューメロン or ハネージュメロンというものがある。正式には Honey dew melon だ。
 これはお勧めだ。価格が安いからだ。
 日本では、人々のマスク・メロン信仰が強いので、それによる値段のアップがある。味よりも見かけで、値段が大幅に高くなっている。およそ2倍ぐらいの価格になっているが、味は2倍もいいわけではない。せいぜい2割アップぐらいだろう。
 というわけで、「見栄えは良くないが、味はさして劣らない」という割に、価格は半額ぐらいで済む ハネデューメロン がお勧めだ。

 [ 付記2 ]
 メロンを買うなら、スーパーよりも、八百屋の方がいい。スーパーでは冷蔵して売っているが、メロンは常温保存が原則だ。
 買ったあとも、しばらくは常温保存することで、熟成させるといい。メロンは腐る寸前が一番おいしい。
 やがて腐りかけると、メロンの甘い匂いが出てくる。そのころには食べ頃だ。(外側の皮が部分的に腐ることもあるが、中身は腐りにくいので、まだ大丈夫だ。)

 普通の人が食べる時期は、熟成する前だろう。たいていがそうだ。しかし、「腐る寸前のメロン」の「完熟した味」をひとたび知ると、やみつきになる。完全な熟成の味がして、高級感がある。肉の熟成にも似ている。
 ※ ちなみに、魚の熟成というのもある。熟成した刺身は、おいしくて、超高額だ。
 ※ 「魚は新鮮なものほどおいしい」というのは、俗説だが、誤りだ。魚は死んだあとで、だんだん分解することで、うまみが出る。
    → 魚の美味しさは鮮度に比例しない

 [ 付記3 ]
 熟成したメロンは、実においしいし、喉も潤う。夏には、最高の食べ物だ。アイスクリームよりも、はるかに満足感が高い。
 ただし、9月になると、もうあまり売っていないようだ。というか、店頭にあったとしても、値段がかなり上がってしまっている。
 もはやメロンのシーズンを過ぎてしまったのかも。7月、8月が出荷のピークだったようだ。安い物が大量に出回っていた。
 食べ損なった人は、来年に食べましょう。
 
 [ 付記4 ]
 今すぐおいしいものを食べたいのなら、高いメロンの代わりに、安いフルーツ缶詰がお勧めだ。特に、トロピカル・フルーツ・ミックスというのがいい。イオンのネットでは 135円。(店頭では、もっと安い。)
 パイナップルやパパイヤなどの角切りが混じっている。これらをオレンジジュースなどの 100%果汁に浮かべると、フルーツ・ポンチになる。冷たくて、おいしい。
 
 ※ 食物繊維もたっぷり含まれているので、他の(果肉の柔らかい)フルーツ缶詰よりも、健康にいい。
 
 【 訂正 】
 調べ直したら、イオンのフルーツ缶詰は、みんな大幅値上げしていた。急に値上げしたので、びっくりだ。こんなことなら、買い溜めしておけば良かった。残念。

posted by 管理人 at 23:32| Comment(2) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
似て非なる話かもしれませんが、
スイカを外側から食べるという話はあります。
ただし、外側から内側への一方方向なので、外→内を繰り返してはいません。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%81%AE%E4%B8%B8%E3%81%8B%E3%81%98%E3%82%8A-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9E%97-%E3%81%95%E3%81%A0%E3%81%8A/dp/4167177471
Posted by サク at 2020年09月07日 23:40
 これは、興味深い事実(「交互反復食べ」について)ですね。

 ちなみに、メロン類は、1個のなかでも場所によって甘さ(味の濃さや香りも?)が均一でないのはよく知られていますが、このことは、中心からの距離(外側から内側へいくほど甘い)による分布だけでなく、ツル側からツルの反対側(お尻の側)にいくほど甘いという分布もあるようです。

 <<以下引用>> メロンの場合、お尻の部分の甘みがもっとも強く、次いで種のある中心部が甘いとのこと。そして、中心部から皮に近づくにつれて糖度は下がり、つるに近い部分がもっとも甘さ控えめになります。均等においしくいただくには、つるの部分を切り落としたあと、縦半分に切りましょう。横半分に切ると、下半分が甘く、上半分は淡白という不均衡が生じてしまいます。縦半分に切ったあと、中心の種をスプーンで取り除いたうえで、5等分にくし切りにするのがおすすめです。<<引用終わり>>

 https://precious.jp/articles/-/4946

 なお、筆者が経験された「交互反復食べ」で特異な効果が得られるのは、下記のサイトにある、味の相乗効果(旨味+旨味)に近い現象でしょうか。

 <<以下引用>> 同じ系統の味を持つ2つ以上のものを混ぜた時、より一層その味が強調される現象の事。代表されるのは こんぶとかつお節を合わせて出汁を取るとより一層旨味がまし美味しい出汁となることが知られている。<<引用終わり>>

 http://www.nihon-chouri.ac.jp/glossary/kihonaji/

 しかし、この理屈だけでは、メロン1個を丸ごと混ぜ合わせてピューレかジュースにするのが一番美味しいことになってしまい、「交互反復による相乗効果」をうまく説明できません。上のサイトには書いてありませんが、味の変調効果(食塩水を飲んでから水を飲むと甘く感じるように、続けて2つの違う味を味わった場合に一方の味が変化する現象のこと)も関係していると推測します。
Posted by かわっこだっこ at 2020年09月09日 14:13
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