2020年08月28日

◆ マスクの話題 14

 マスク(など)の話題を三つ。

 ── 

 (1) 欧州のマスク義務化

 欧州では最近、マスク義務化がさらに進んでいるという。違反者に高額の罰金を科するようにしたそうだ。
 《 再警戒、マスクする欧州 独、電車内未着用なら6300円超/パリ全域義務化1.7万円  》
 ドイツのメルケル首相は27日、6月半ば以来となる国内16州の州首相とのテレビ会議を開き、追加策を議論した。主にバスや電車内など、他人との距離が十分取れない公共の場でマスクを着けていなかった場合、ほぼ全域で、少なくとも50ユーロ(約6300円)の罰金を科すことにした。
     *
 パリ警視庁は27日、新型コロナウイルスの感染再拡大が著しいとして、28日からパリ全域とその周辺地域でマスク着用を義務づけることを明らかにした。パリ市内はこれまで人通りの多い一部地域に限っていたが、今後は全域に拡大し、違反者には135ユーロ(約1万7千円)の罰金を科す。
( → 朝日新聞


 (2) アベノマスク

 安倍首相が辞意を表明した。
 これ自体は非常に大きな話題だが、本サイトは政治サイトではないので、この件については特に言及しないでおこう。
 ただ、ついでに、安倍首相の業績を評価すると、こう言える。
 「安倍首相の業績で最大のものは、アベノマスクであった」
 これは、二つの意味がある。

 第1に、世間的に大いに物笑いのタネとなったことで、安倍首相の自信を大いに失墜させた。それまではやたらと強弁して強気でいたのだが、アベノマスク事件以後はかなり弱気になっていた。そのことが、今回の辞意の遠因になったかもしれない。(アベノマスクのせいで自信をなくしたから、強気に続投する意欲が弱まった、ということ。)

 第2に、これは真面目に褒めるのだが、アベノマスクは実に立派な業績であった。このマスク自体は国民にとって何の意味もなかったが、このマスクを付けた安倍首相がテレビで放映されることは、絶大な効果があった。首相が率先して「カッコ悪いマスク」を着けることで、人々にマスク着用を促したのだ。それまで「マスクはカッコ悪いから着けたくない」と思っていた人々が、安倍首相のカッコ悪いマスクを見て、「それよりはマシだな」と思って、不織布マスクを付けるようになったのだ。かくて日本ではマスク着用率が一挙に上昇した。その日までは専門家会議の誰一人としてマスクを着用しなかったのに、その日以後は専門家会議の全員(および役人の全員)がマスクをしてテレビに映るようになった。
 この点は、前にも論じたことがある。
 4月1日、アベノマスクの配布が表明された。これは、「大失敗」と見えるが、結果的には大成功だったと言える。なぜなら、この馬鹿げたマスクを見て、「他山の石」として、人々はマスクを積極的にするようになったからだ。首相がマスクをすると、それにならえで、公務員も専門家会議も、みんなマスクをするようになった。それを見て、マスコミの人々もマスクをするようになった。首相がアベノマスクでピエロを演じたことで、日本全体のマスク着用率は大幅に上昇した。(着用率 80%程度から95%程度へ。つまり、非着用者は 20%から5%に激減した。)これは、外出8割減とほぼ同等の効果があった。
( → 日本の感染者は多いか? (アジア比): Open ブログ

 これはまあ、安倍首相が特別に立派だったというよりは、専門家会議が馬鹿すぎたのが原因だ。とはいえ、その馬鹿すぎたのを、是正するだけの常識があった。それは素直に称賛されるべきことだ。

 ※ 志村けんの死亡が人々にショックを与えたからだ……という説もある。それはそれで成立するだろうが、ショックを受けた人々が何をするべきかは、まだわかっていないことが多かった。そこで「マスクをするべきなんだ」と教えた安倍首相は、実に立派だった。岩田健太郎や西浦博や忽那賢志がマスク否定論であっただけに、なおさらだ。
(この三人がこぞってマスク否定論だったのに、それを一夜にして覆した安倍首相の業績は、非常に立派である。このことでどれほど多くの人命が救われたことだろう。専門家の三馬鹿トリオに比べれば、アベノマスクをした安倍首相は、実に立派なピエロだったと言える。自らが笑いものになることで、国民の命を救った。)


(3) 星野源とのコラボ?

 マスクとは関係ないが、安倍首相の話題をもう一つ。
 安倍首相が「星野源とのコラボ」と称されたツイッターが話題になった。しかしこれは、コラボではなく、無断使用である。
 詳細は下記。
  → 安倍総理の星野源さんコラボは何が問題だったのか / 音楽家からの視点と分析|KX|note

 要するに、星野源は楽曲を公開して、他の芸術家に共同製作(コラボ)を持ちかけて、そのときには著作権料を取らないと表明したわけだ。
 
 一方、安倍首相は、芸術家として共同製作をした(共同作品を作り出した)わけではなく、単に星野源の作品を無断使用しただけだった。これは、著作権料を払うべき利用形態だ。著作権料を払っていないとしたら、著作権法違反であり、泥棒と同じだ。
  ※ 泥棒との違いは、親告罪なので、告訴なしには逮捕されない、ということだけだ。仮に星野源が「著作権法違反」で訴えたなら、安倍首相は逮捕されてしかるべきだろう。
  ※ ただし本当は、このツイッターアカウントは、安倍首相が運用しているのではなく、他人が代理で運用している。安倍首相は運用を全面委託している。その意味では、逮捕されそうにないが、著作権料を払う必要があるという意味では、民事訴訟では負けるね。
 
 p.s.
 首相が辞めるそうなので、彼の犯罪のことも、ちょっと言及しておいた。
 
posted by 管理人 at 21:49| Comment(2) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
米国で「マスクをしない自由」を求める声が出ているようです。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00122/00085/?P=1

これは自由の履き違えだと思います。
多くの市民が免疫を獲得するためにコロナ に罹りたいと言うなら話は別ですが、そんな人はまだ少ないでしょう。他人に病気を感染させることを自由とは言わないでしょう。

一方で、ワクチンを摂取しない自由というのはなかなか考えるところがあります。
Posted by SM at 2020年08月29日 10:36
 (3) の直前に、アベノマスクの話を少し補充しました。
 「志村けん」うんぬん という話。
Posted by 管理人 at 2020年08月29日 11:00
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