政府はマイナンバーカードを普及させようとして躍起になっているが、普及しない。では、どうする?
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政府はマイナンバーカードを普及させようとして躍起になっている。マイナ・ポイントというものを導入したり、いろいろと優遇策を講じている。にもかかわらず、ろくに普及しない。金が無駄に消えていくばかりだ。無駄、無駄、無駄。
困った。どうする?
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そこで、困ったときの Openブログ。問題を解決しよう。
まず、基本は「北風よりも太陽」だ。人々が欲しがらないものを強引に押しつけよう、という方針をやめる。北風をさらすようにして、いやがるものを押しつけない。
では、人々が嫌がるのは、どうしてか? マイナンバーカード自体が嫌いなわけではない。これを取得するのに、面倒な手続きを要するのがいやなのだ。
・ 面倒な申請をする
・ 一カ月ぐらいの時間をかけて、待たされる。
・ 受け取りに出向く ( → 方法 )
もう、すごく面倒ですね。忙しい現代人がこんなことに患わされたくない。
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「以上のすべての手続きを省略する。いきなりマイナンバーカードを各人に書留で送付する」(顔写真はなしで、文字だけ。)
これなら、自宅で書留便を受け取るだけだ。すごく簡単である。これ以上ないぐらい、簡単だ。かくて、問題は解決。おしまい。
……と言いたいところだが、実は、これでおしまいではない。続きがある。
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以上の方法では、本人確認の手続きがなされていない。従って、悪用される可能性もある。そこで、次の措置が必要となる。
「上記の方法で得られたマイナンバーカードは、身分証明書としての機能を有しない。単に行政手続きを受けるときの便利カードとしての機能を有するだけだ」
これはいわば、健康保険証と同じ扱いだ。窓口でカードを出すと、社会保障サービスを受けることができるが、それだけであって、身分証明書としての機能を有しない。
しかし、それで十分なのだ。マイナンバーカードの主要目的は、身分証明書としての機能(住民基本台帳カードとしての機能)ではないからだ。単に、各種の社会保障番号を統一することだけである。だから、上記のように「健康保険証のかわり」という機能だけで十分なのだ。
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では、身分証明書としての機能がほしいときには、どうするか? それは、オプションとして、身分証明書としての機能を追加できるようにすればいい。
そのためには、各人が手続きする。次のように。
・ 申請時に写真を添える。(オンライン画像も可)
・ 受け取り時に、本人確認の手続きをする
後者は、通常は役所で行うことになっているが、銀行や郵便局でもできるようにするといいだろう。銀行や郵便局なら、普段から「本人確認」の手続きをしているからだ。
これで問題は片付く。
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ついでだが、偽造の心配は、特に必要ない。
(1) 身分証明書機能付きのカードの場合には、現状のマイナンバーカードと同じだから、特に違いはない。
(2) 顔写真なしのカードの場合には、身分証明書機能がないので、もともと信用保証能力がない。これをもって(身元確認をして)金を借りるような用途には使えない。
前者は、免許証などと同じ扱い。
後者は、健康保険証などと同じ扱い。
なお、いずれも公文書なので、悪人が偽造をした場合には、重い刑罰で書せられる。偽造は割に合わないね。(どうせならクレカの偽造の方が、よほど儲かるし、罪も軽い。公文書を偽造するような泥棒は、滅多にいない。)
※ 免許証と健康保険証には、印があるので、有印文書である。偽造した場合には、有印公文書偽造罪が適用され、重罰が科される。
※ 一方、マイナンバーカードは、印がないので、有印文書ではないようだ。ICチップがあるので、これが印のかわりなのかもしれないが、ICチップを偽造しなければ、有印公文書偽造罪には適用されないだろう。マイナンバーカードに印がない理由は不明。抜けているんだろうか?
[ 付記1 ]
写真で本人確認をする場合には、本人と写真との不整合があるかもしれない。(本人だとはわからないような写真)
その場合には、たとえ本人であるとしても、拒否できるようにするといい。なぜか? 身分証明書として機能させるには、誰が見ても同一人物であると判明するようにする必要があるからだ。あまりにも本人と画像とが食い違っていては、本人確認用の写真としての機能が果たされない。これなら、拒否されても仕方ない。拒否されるのがイヤなら、ちゃんと認定されるような写真を用意すればいいだけだ。
[ 付記2 ]
本人の印象が(化粧で)激変した例。
→ 整形なしで劇的変化した“イケメン”に驚きの声! 免許更新時「代理人の受付は不可能」といわれるほどのイメチェンぶり
これは別に構わないよね。
2020年08月25日
過去ログ
⇒ すみません、これって、以前全員に送られてきた「通知書」または「通知カード」と同じものではないでしょうか?
要は、「通知書」や「通知カード」で殆どの用が足りていたものを、なぜ「顔写真やICチップ入りのマイナンバーカード」にして、普及させねばならないのか(普及にやっきになっている)というところが大事ではないでしょうか?
・ 機能を法律で規定する。(機能を付与する。)
通知書は、上の二点を満たしていない。たとえば、郵便局で書留を受け取るとき、健康保険証ならばOKだが、通知書では不可です。
p.s.
通知書は、印がないので、有印公文書偽造罪の対象外です。偽造されがち。
免許書、保険証、パスポート、マイナンバーカード、図書館カード、などを纏めてはどうですか?
ICカードでもいいですが、アプリで代替したほうが効率的ですね。
マイナンバー8800億円投入 菅首相、費用対効果「悪過ぎる」:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021033100952&g=pol
感想
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/f6f50af992d7d551b2fab474acf835acbe3e462e
本項の方法(書留で送付)を取れば、簡単に解決できるのにね。