2020年08月16日

◆ 原発のコストアップの無駄

 原発が大幅にコストアップしている。やたらと対策費をかけているせいだ。何とかならないか? 

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 原発が大幅にコストアップしている。東日本大震災のあとで、対策不足を反省して、今度はやたらと多額の対策費をかけているせいだ。5.2兆円も。
 朝日の記事を紹介しよう。
 《 原発の安全対策に5.2兆円 最安のはずが膨れるコスト 》
 東京電力福島第一原発事故後の原発の安全対策費が、電力11社の合計で少なくとも 5.2兆円にのぼることが朝日新聞の調べでわかった。新規制基準の施行から7年。テロ対策施設の費用を軸になお増え続けている。まだ費用を計上できていない原発も多く、安全対策費の総額は今後さらに増える見込みだ。電源別の発電コストで原発を最安とした政府の評価の前提が揺らいでいる。
 地震や津波、火災などへの備えや過酷事故対策などの費用が含まれる。今年7月時点の総額は少なくとも5兆2376億円で、13年の5倍超になっている。
 前年からの増加分は約1600億円。大半は、新基準で設置を義務づけられたテロ対策施設の費用だ。日本原子力発電は東海第二(茨城県)で610億円かかることを初めて明らかにした。関西電力は福井県内の2原発3基で計約430億円を追加した。原子力規制委員会の審査などを通じ、設計や工事の見直しが必要になったためという。
 テロ対策施設は、航空機が衝突するようなテロ攻撃を受けても遠隔で原子炉を制御するためのもの。費用が明らかになった8原発の合計で1兆2100億円にのぼる。
( → 朝日新聞

 5.2兆円もかけている。これは、何らかのプラス(メリット)をもたらす金ではなく、単に「安心感」をもたらすだけだ。国民としては、余計に金を取られる(電気代が上がる)だけだ。何とかならないか? 

 もちろん、「必要な安全対策をやめてしまえ」ということにはならない。(それで招いたのが原発事故だ。)
 しかし、同じように十分な安全対策ができるのであれば、そのための金は少ないに越したことはない。5.2兆円というのは、いかにも無駄な金であるので、何とかならないか? 
 そこで、困ったときの Openブログ。問題を解決しよう。以下の通り。

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 「航空機が衝突するようなテロ攻撃を受けても遠隔で原子炉を制御するためのもの。費用が明らかになった8原発の合計で1兆2100億円にのぼる」
 と文中にある。しかし、「航空機が衝突するようなテロ攻撃」なんて、これまで歴史上、一度も起こったことはない。(アメリカの 9/11 だって、原発を狙ったわけではない。)
 こんな「ありもしないこと」への対策は、ただの無駄だ。
 また、そういうこと係にあるとしても、「遠隔で原子炉を制御する」というのは、二系統の設備を備えるということだから、あまりにも無駄だ。金ばかり食うだけだ。
 だから、こんな工事は一切、やめてしまえばいい。そうすれば、1兆2100億円の金が浮く。(さらに別の金も浮く。)

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 では、かわりにどうするか? 二系統の設備をやめるとしたら、どうやって安全を確保するか? そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「航空機によるテロ攻撃が予想されたときには、ただちに原発を停止する」

 つまり、核燃料棒を抜いて、原発を止めればいい。それだけだ。

 すると、反論も来そうだ。
 「予想される前に、いきなり航空機が衝突したら、どうするんだ?」
 なるほど。それは問題だ。しかし、そのことは、二系統の設備を備えたとしても、同じことだ。どっちみち、その場合には被害が生じる。
 ま、そんなことは現実にはありえないと思って、いちいち対処しなくていいだろう。対処してもしなくても、結果は同じなのだから。

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 別の問題もありそうだ。
 「原発施設がテロリストに襲撃されて、乗っ取られたらどうする? 遠隔制御で停止しないと、まずいことになる」

 これも心配は不要だ。テロリストが原発施設を襲撃したとしても、テロリストが原発を暴走させる方法を知っているはずがない。内部にいる人が勝手に原発を停止させることもできる。

 それでもまだ心配だったら、原発施設に、機動隊や自衛隊を併設すればいい。全国各地に機動隊や自衛隊の基地があるのだから、その基地を、原発の隣に移転すればいい。そうすれば、テロリストが原発施設を襲撃したとしても、すぐに対処できる。
( ※ 無力化爆弾や麻酔ガスで敵を動けなくしたあとで、狙撃銃で全員を射殺すればいい。「全員を射殺」という方針をあらかじめ呈示しておけば、襲いかかるテロリストもいなくなる。)

 かくて、「原発のテロリスト対策」の費用は、必要でなくなる。かわりに「いざというときには原子炉の停止」「襲撃テロリストには全員射殺」という方針を示すことで、大金をかけることなく、問題を解決できる。




 さて。テロ対策としては上記で十分だが、次に、軍事対策の方法を述べよう。
 原発を運用していると、敵のミサイルの攻撃対象となる。これはまずい。
 政府は、そのことを口に出すと、「原発の運用禁止」という世論が出そうなので、口をつぐんでいる。しかし、政府の本心は、「敵のミサイルの攻撃対象となる」ことの回避だろう。「テロリストの襲撃への対策」なんて言っているが、本当は、ミサイル攻撃への対策をしたいのだろう。
 しかし、それはナンセンスである。説明しよう。

 (1) 無効

 北朝鮮のミサイル攻撃に対しては、設備の二重化をしても、無効である。二重化は何の意味もない。
 それよりは、ミサイル攻撃が判明した時点で、事前に原子炉を止めればいい。その方が賢明だ。時間は、一応、間に合うだけの時間がありそうだ。

 (2) 代案

 しかし、もっとうまい方法がある。北朝鮮のミサイル攻撃をすべて避ける方法だ。
 それは、陸上イージスか? 違う。陸上イージスは、敵が一斉攻撃(飽和攻撃)を仕掛けたら、一挙に無効化するので、意味がない。そんなのよりは、もっとうまい方法がある。こうだ。
 「日本が北朝鮮を攻撃するための弾道ミサイルをたくさん設置する」
 なぜか? こうすれば、敵の第一目標は、原発でなく、弾道ミサイルとなるからだ。
 そもそも一般的に、原発は第一目標とはならない。第一目標となるのは、軍事基地だ。特に、航空基地とミサイル基地だ。それこそが、北朝鮮にとって、自国を攻めてくる最も怖い兵器だからだ。だから、何にも先んじて、この二つを第一目標とする。すると、その時点で、日本の原発は第一目標でなくなる。かくて、日本の原発は、敵のミサイル攻撃を受けなくなる。(敵がありあまるほどのミサイルを持っているのでない限りは。)

 結局、日本が原発基地を守るために必要なのは、陸上イージスのような防御兵器ではなく、北朝鮮の国土をたたくための攻撃兵器なのである。具体的には、ステルス爆撃機と弾道ミサイルだ。これこそが北朝鮮にとって最大の攻撃目標となる。これらをたくさん配備しておけば、これらがいわばオトリとなる形で、原発に来るはずのミサイルを引き受けてくれるのだ。

 つまり、大切なものを守るには、十分な防御態勢を整備すればいいのではなく、十分な攻撃態勢を整備することによって、敵の攻撃を引き受ければいいのである。いわば、女を守るために身をさらす男のように。この男が、攻撃的にふるまうことで、敵の攻撃を一身に引き受ければ、女は守られるのだ。
 ここには発想の転換がある。目からウロコふうだ。

 「攻撃は最大の防御なり」と言われる。それとは異なる意味で、攻撃用兵器は最大の防御用兵器となるのだ。(自らがオトリ・犠牲になることで。)
 
 ※ この場合、原発施設は守られるかわりに、航空基地とミサイル基地には多大な被害が生じる。しかし、それでいいだろう。肝心のものを守るためには、それで仕方ない。

 ※ 北朝鮮が原発施設を攻撃してきたら? その場合には、日本の被害は最大化するが、同時に、北朝鮮は日本からの攻撃を受けて、国家が壊滅する。北朝鮮は、敵(日本)に大被害を与えることができるが、同時に、自分もまた大被害を追ってしまう。……そんなことを選ぶのは、狂人だけだ。

 ※ 「日本は敵国を攻撃することはできない」という意見もあるだろう。しかし、北朝鮮としては、そんな憲法論議を信用するはずがない。いざ戦争になったら、「日本の攻撃兵器は北朝鮮に襲いかかる」と予想するはずだ。だからこそ、先制攻撃をするときには、日本の攻撃兵器を第一目標とするはずなのだ。(原発は第二目標か第三目標。)

 ※ そもそも、原発をミサイルで攻撃しても、原発が暴走するとは限らない。原発が暴走するのは、「電源喪失」が起こった場合だ。それが起こる前に燃料棒を引き抜けば、何も起こらない。……原発というのは、敵にとって、攻撃目標としてはあまりうまい目標ではないのだ。

posted by 管理人 at 20:50| Comment(0) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
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