2020年08月15日

◆ 医療逼迫はあるか? 2

 (前項の続き。)
 コロナの感染者・重症者・死者の増加がある。このままでは、医療逼迫が起こりかねない。では、どうするべきか?

 ──

 前項で述べたように、最近では、感染者や重症者や死者の増加がある。「大変だあ」と大騒ぎするほどではないが、近い将来、医療逼迫が起こりかねない。いや、すでに、医療逼迫が部分的に起こりつつある。病床が満杯に近くなったり、入院できないでいる人も増えている。
 新型コロナウイルスによる入院患者や重症者の増加が全国で続いている。厚生労働省が14日に公表した12日午前0時時点の集計によると、滋賀、沖縄など6都県で病院のベッドの利用率が40%を超え、命を失うことにつながりかねず医療機関の負担も大きい重症者は、1週間で75人増えて192人となった。
( → 6都県でベッド利用率40%超 重症は1週間で75人増:朝日新聞

 病院や宿泊施設に入るのを待つ人も多く、東京都では12日現在で961人。
( → 8月死者、7月を上回る 自宅待機で重症化、懸念 新型コロナ:朝日新聞

 こういうふうに医療逼迫が起こりかけている。入院できない患者も出てきている。
 単に入院できないだけではない。入院できないと、アビガンを処方してもらえないので、「アビガンがないせいで症状悪化」というふうになりがちだ。すると最悪の場合は、死ぬ。
 この件は、先に指摘した。
 今のように「毎日 300人の新規発生」が続くと、やがては病床不足になりかねない。そうなると、
 「入院しない患者には、アビガンを投与できない」
 という原則のせいで、アビガンを投与されないまま死んでしまう患者が続出しかねない。この件は、前に実例を示して説明したとおり。
  → アビガン未承認で大量死 : Open ブログ

 今すぐそうだというわけではないが、やがてはそうなりかねない。まずい。困った。どうする? 
( → 医療逼迫はあるか? : Open ブログ

 この記事では、対策も示している。
 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「入院した患者を、早期に退院させる(追い出す)ことで、ベッドを空ける」

 といっても、いきなり自宅に追い出すのは、まずい。そこで、こうする。
 「早めに退院した患者を、軽症者向けの施設に収容する」
 これならば、問題ない。

 たとえば、病床が 2400床で、平均滞在日数が 14日だとしたら、平均滞在日数を半減する(7日間)ことで、現状比2倍の人数を入院させることができる。
 こうして、「病床が不足する」という問題を解決できる。うまい案ですね。

 では、それで済むか? 済まない。アイデアはあるが、実施はされていないからだ。いまだに病院では、「患者は陰性になるまで退院できない」というふうになっている。そのせいで、すでに治りかけている超軽症の患者がいつまでも無駄に病院に留まる。
 その一方で、今すぐ入院が必要な人(高熱を発している人)は、入院できないまま、自宅に留め置かれることもあるようだ。アビガンを投与されることもなく、死んでしまうこともあるようだ。
 実際、検査もなく、治療もなく(アビガンもなく)、あっさり死んでしまった……という例は多発している。
 新型コロナでは、症状が急速に悪化するケースがある。自治体資料などによると、7月1日〜8月12日に公表された死者 92人のうち、少なくとも15人(16%)は、死亡後に感染が確認された。
( → 8月死者、7月を上回る 自宅待機で重症化、懸念 新型コロナ:朝日新聞

 医療逼迫ないし医療崩壊は、まさしく起こりかけている(起こりつつある)のだ。……それも、病床が足りないからというよりは、病床の運用方法がまずいせいで。(超軽症者を入院させつづけて、症状の重い人を入院させないという方針のせいで。)

 馬鹿とハサミは使いようというが、バカにコロナ対策をさせると、人が無駄に死ぬばかりだ。



 [ 付記 ]
 ただし、今すぐ急激に重症者が増える……という心配はしなくていい。この件については、先に示したグラフを再掲しよう。重症者の伸びに注意。


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出典:中日新聞Web


 いくらかは増えているのだが、新規感染者数の増加に比べると、その増加倍率はかなり小さい。
( → コロナは弱毒化しているか?: Open ブログ

 感染者が急増している割には、重症者の伸びはずっと緩やかだ。(死者も同様だ。死者については前項を参照。)
 その意味で、「感染者が急増しているから大変だあ! 医療逼迫が今すぐ起こる!」という心配は、それほど騒ぐほどのことではないのだ。



 [ 参考 ]
 無症状の人が PCR 検査を望むので、肝心の患者の PCR 検査が遅くなる……という弊害が指摘されている。
 感染制御などの専門家や医師からは、無症状の人に検査をして「陰性証明」とすることに慎重な声がある。
 民間機関で自費による検査が増え続ければ、公的検査に時間がかかるなど影響が出ないか、一部の保健所から懸念も聞かれる。
( → 海外出張前にPCR検査 企業が欲しがる「陰性証明書」:朝日新聞

 これについては、うまい対策がある。こうだ。
 「無症状者の検査は、検査を後回しにするかわりに、料金を安価にする」

 無症状者の検査は、別に急ぐこともないのだから、後回しにすればいい。半日〜1日ぐらい遅れても、別に人が死ぬわけじゃない。待ってもらえばいいだけだ。その分、(健保が使えないので)全額個人負担となる料金( 3万円余り)を、安価にしてもらえばいいだろう。
 発症した患者の分は、先に検査するように、優先する。その分、「特急料金」として、やや高額の料金を取ればいい。

 こういう形で全体の最適化を進めれば、民間施設における PCR 検査が進む。検査機を導入する民間施設が増えるので、国全体で PCR 検査機の数が増える。このことは大切だ。
( ※ 次項を参照。)
 
posted by 管理人 at 15:39| Comment(1) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そもそも病院は病気の治療をする場所であって、感染症拡大を防ぐ場所ではないので、病院は病院らしく治りつつある人には退院、経過観察をすれば良いはずで、治りかけた人からの感染云々は保健所の役割なわけで、変な運用で変なことになってますね
Posted by 佐賀 at 2020年08月16日 10:54
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