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お盆で帰省する予定だが、高齢の親にコロナを感染させないかと心配だ……という人のためのガイドラインを示しておこう。
基本としては、こうだ。
「親の側は、何もしないでいい。普段と同様の生活をしていい。一方、子の側は、いろいろと対処する必要がある」
では、子の側は、どうすればいいか? こうだ。
・ 常にマスクをする。子も、孫も。(高齢の親は不要。)
・ 食事は別にする。親は親で、子は子で。
・ 子は、台所・食事室には入らない。(利用しない。)
・ 子の家族の食事は、外食するか、外で買ってくる。
・ 全員で食事を楽しむには、個別パックの冷菓にする。
具体的なイメージは、こうだ。
高齢の父母は、いつもどおり、居間でくつろぐ。
そのまわりを、孫が遊び回ったり、子が話したりする。
子や孫は、全員がマスクをしている。
食事のときは、父母はいつも通り。子の家族は、外で買った食品(弁当・サンドイッチなど)を、居間や庭先などで食べる。または、外のレストランへ行く。
家族で一緒に食べる楽しみを味わうためには、個別パックの冷菓を食べる。アイスクリームでもいいし、ゼリーでもいいし、ティラミスなどのケーキ類でもいい。ただしなるべく、剥き出しではなく、袋入りのものが好ましい。アイスクリームも、カップよりは、棒状またはコーン状(ソフトクリームふう)の方がいい。多くの外面積が包装でくるまれている方がいい。
( ※ ストロー式が最善だ。ただし、吸い込むのに力が必要なので、高齢者には適さない。)
( ※ ロッテのクーリッシュは、包装の点では完璧だが、高齢者には吸い込みにくいので、注意。)
他に、一般原則として、次のことも守るべきだ。
・ 換気は十分に。エアコン冷房で密閉しないように。
・ 手洗いも十分に。面倒がる親には、おしぼりを。
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なお、帰省は1日(日帰り)に留めることをお勧めする。(遠距離のせいで)滞在時間が長くなっても、1泊だ。長時間になるほど、感染のリスクは高まるからだ。
※ 帰省などやめてしまえ、という方針には賛成できない。親子のつながりは大切だ。春の第一波のころならともかく、今のうちならば、まだ危険性は大きくない。
※ 一方、冬になったら、帰省はまずできないと思った方がいい。今帰省しなければ、今後2年間ぐらいは帰省できないと思った方がいい。その間に、父母が死んでしまう可能性もある。特に、次の冬に父母が死んでしまう可能性は皆無ではない。
【 関連サイト 】
帰省についての政府方針。
お盆休みの帰省について、政府は、分科会の提言を踏まえて、一律の自粛を求めないものの、帰省の際には高齢者などに感染が広がらないよう大人数での会食を避けるなどの感染対策の徹底を粘り強く呼びかけていくことにしています。
西村経済再生担当大臣は、一律に帰省の自粛は求めない考えを重ねて示したうえで「帰省すれば、高齢者と接して、飲食や飲酒の機会が多くなることも考えられる」と述べ、大人数での会食を避けるなどの対策を徹底し、高齢者などへの感染につながらないよう注意を呼びかけました。
( → お盆の帰省 一律の自粛求めずも感染対策の徹底呼びかけへ 政府 | 新型コロナウイルス | NHKニュース )
政府は方針を示しているが、「大人数での会食を避ける」と言っているぐらいで、たいしたことを言っていない。
一方、専門家が具体的にガイドラインを出す、という例もある。
《 夏休みの旅行や帰省…やっていいこと、避けたいことは? 》
祖父母と孫や友人同士で話や食事をすることは感染させるリスクがあり、できれば避けたほうがいいと考えます。
( → 朝日新聞デジタル )
いろいろと述べているが、親の側への配慮は、上記だけだ。一方、移動中の交通機関で自分が感染しないための注意を、いろいろと細かく述べている。自分の健康の心配ばかりしている。親のことはろくに考えていないようだ。
専門家なんて、こんなものだ。コロナについてまともに考えているのは、 Openブログ だけ。専門家の話ばかり聞いていると、日本では感染爆発が起こるだろう。……だから、第一波も第二波も起こったのだ。
( Openブログの話に従っていれば、避けられたのに。)
→ ◆ 帰省で GoTo を利用する
http://openblog.seesaa.net/article/476731240.html
※ 帰省のときには GoTo を利用して、費用を浮かせるといいだろう……という話。