コロナ対策で、空気清浄機は有効か?
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この問題は、かつて豚インフルエンザのときにも扱った。
→ 空気清浄機は有効か?: Open ブログ
ここでは、「(メーカーの宣伝するような)劇的なほどの効果はなくとも、そこそこの効果はあるだろう」というふうに結論している。
では、コロナについてはどうか?
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ざっと調べたところでは、上記の結論をそのまま援用していいようだ。
有効性がとりあえず判明しているのは、シャープやパナソニックだ。
→ 北里研究所との共同研究で検証 『コロナウイルス』を不活化:シャープ
→ シャープ、イオン放出によるコロナウイルス不活化を実証
→ 新型コロナ:パナソニックの独自技術「コロナ抑制に効果」:日本経済新聞
→ 空気清浄機の出荷6割増 各社がコロナ対策効果検証を加速
→ プラズマクラスター搭載ダスキン空間清浄機 クリア空感 大型
最後の商品は、ダスキンの製品で、シャープの技術を業務用の大型機に応用したものだ。一般家庭でなく商用の店内でも使える大型機だ。
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というわけで、次のように結論できる。
「空間清浄機は、劇的なほどの効果はないとしても、それなりに有益な効果がある。対策を何もしていないような場所では、空気清浄機を設置することで、かなりの効果が見込める」
ここから、次のように言える。
「映画館やイベント会場など、通常の大きな施設では、十分な換気をすることが義務づけられているので、換気を徹底するだけで済むだろう。
一方、ライブハウスや居酒屋などでは、まともな換気装置が付いていないことが多い。そういう場合には、換気装置の設置の仕方で悩むことも多い。新規に換気装置を付けるとしたら、大規模工事が必要で、資金的に大変だからだ。
しかし、そのような場合には、せめて空気清浄機を設置するべきだ。それも、なるべく業務用の大型機を。……そうすれば、換気不足を補うぐらいの効果は見込めるだろう」
[ 付記 ]
政府は、GoTo キャンペーンに熱中しているが、どうせなら、空気清浄機の設置を義務づける方がいい。特に人の集まるホールや食堂では、空気清浄機は有効だろう。
※ 本来ならば食堂はなるべく使わない方がいいのだが、次善の策ということで、空気清浄機を使うことが好ましい。
【 関連項目 】
コロナと空気清浄機については、前に軽く言及したことがある。
→ 気流と換気(密閉空間): Open ブログ (この最後)
2020年08月09日
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