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4人まではいいが、5人以上はダメ、という方針。
大阪府は28日、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受け、5人以上での宴会や飲み会を控えるよう府民に呼びかけた。8月1日から20日までが対象。新型コロナ対応の特別措置法24条に基づく協力要請で、強制力はない。
この日の府対策本部会議で吉村洋文知事は「国は『大人数での会食を控えて』と言っているが、(具体的な)人数を設定すべきだ」と強調した。
( → 大阪府、5人以上の宴会自粛呼びかけ 感染者が最多更新 [新型コロナウイルス]:朝日新聞 )
宴会・飲み会に限定しているのが残念だ。「国は『大人数での会食を控えて』と言っている」と言っているのだから、飲み会に限らず、会食を含めるべきなのだが。
しかしまあ、ただの会食よりは(酒を飲む)飲み会の方が、(羽目を はずしがちで)危険なので、飲み会に限定したとしても、悪くはない。何もしないよりはずっとマシだ。
政府や東京都が無為無策のなかで、大阪ふうは比較的まともだと評価できる。マスコミや専門家会議(有識者会議)よりも立派だね。
( ※ 満点ではないが、30点ぐらいは付けられる。飲み会以外を含まないので 20点減点。マスク義務化を含まないので 50点減点。)
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なお、「国は『大人数での会食を控えて』と言っている」というのがいつのことかと思ったら、以前ではなく、本日のことだった。
経済産業省は29日、経団連や経済同友会など約900の経済・業界団体に対し、飲食店などでの新型コロナウイルス感染防止の徹底を求める文書を送付した。業務後の大人数の会食や飲み会を控え、飲食店を利用する場合は業界団体の認証などで適切な対策の実施を確認できる店舗を選ぶよう要請している。
政府は新たな感染の拡大を受けて、飲食店での対策を28日に公表。経産省はこれを踏まえて要請文書を取りまとめた。
( → 「大人数飲み会控えて」 コロナ感染防止、経済界に要請―経産省:時事ドットコム )
他には何かというと、次のことぐらいしか見つからなかった。
→ 東京・大阪は10人以上の集会、家族以外と会食自粛を−専門家会議
2人〜9人の会食は、おおっぴらに認めていたわけだ。それが専門家会議の方針である。呆れるしかないね。
最近の感染の急増は、専門家会議が多人数会食を容認していたからだ、とも言えそうだ。
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本日も感染者数は多数になった。増加のペースが上がっているようだ。
29日、新たに発表された新型コロナウイルスの感染者は東京都で250人、大阪府で221人など、全国で1259人となり、一日の感染者が初めて1000人を超えました。
( → 【国内感染】29日 1259人の感染確認(午後10時現在) | 新型コロナウイルス | NHK )
会食については、こうだ。
都内ではこれまで、若い世代を中心としたホストクラブなど「夜の繁華街」関連の感染者が多かったが、家庭内や会食を通じた感染が増えている。29日は250人の新規感染者のうち、夜の街関連は14人だった一方で、家庭内感染が28人、会食での感染が18人、職場内での感染が16人に上った。
( → 新型コロナ:東京都で新たに250人感染、1人死亡 新型コロナ :日本経済新聞 )
1日前の 28日には、こうだった。
東京都内では266人の感染者が新たに確認された。20歳代が101人、30歳代が67人、50歳代も36人と幅広い世代に感染が広がっている。接待を伴う飲食店の従業員ら「夜の街」関連は21人にとどまり、家庭内感染(38人)、会食を通じた感染(24人)が上回った。
( → 国内新規感染981人、過去最多に並ぶ…東京都内は家庭内・会食が「夜の街」上回る(読売新聞) )
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f9e692838c43ff63c24bcac2a4e5b80e8a05d2a
致死率が下がったのは、アビガンを使うようになったあとのことだ。