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最近では、東京都の感染者が急増しているが、ホストクラブなど、水商売経由の感染者は、一時は急減していた。(最近になってまた元通りに増えてきた。)
・ 7月11日 …… 206人中 48人
・ 7月12日 …… 206人中 44人
・ 7月13日 …… 119人中 23人
・ 7月14日 …… 143人中 24人
・ 7月15日 …… 165人中 13人
・ 7月16日 …… 286人中 67人
・ 7月17日 …… 293人中 69人
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一方、多人数の会食による感染が増えている。下記でも言及した。
→ 東京の感染急増(7/16): Open ブログ
朝日新聞には、詳しい記事がある。
→ 東京で 観劇で集団感染、家族・同僚も/大阪で 帰省して見舞い、知人と会食 新型コロナ:朝日新聞
多くの事例が記されているが、共通するのは、次のことだ。
・ 多人数で会食する
・ 相手は、同僚・仲間・近親者など。(同居家族ではない)
・ 感染源は、東京在住者や、東京へ出張・旅行した人
こういう形で感染が起こっている。ま、当り前ですね。
ここから教訓とするべきことを、三つ掲げよう。
(1) 3密
政府は「3密に注意」とばかり言っているが、「会食の制限」こそ強調するべきだ。
私は以前から、こう言っていた。
「3密ばかりを唱えるのは、見当違いだ。マスクと会食禁止こそが重要だ」
これに対して、政府は「会食とマスクも3密に含まれる」と言うだろう。「密集・密閉・密接」のうちの「密接」に含まれる、と。
しかし、政府がそういうことを言い出したのは、5月4日以後だ。それ以前は、マスクや会食を「3密」のうちに含めるとは言っていなかった。「密接」とは「至近距離の 15分以上の会話」だけを意味しており、「会食」や「マスクなし」は「密接」には含まれていなかった。また、「会食」や「マスクなし」を否定するとも(ほとんど)言っていなかった。これらを否定したのは、5月4日以後だ。
そして、それ以後の今現在でも、「密接」を否定するだけで、「会食」や「マスクなし」を個別に否定してはいない。
だから世間では、「会食」をおおっぴらにやっている。
※ そもそも、(初期の)屋形船の集団感染のときから、「会食」が危険だと判明したのに、その時点で「密閉・密集」ばかりに着目して、「会食」に着目しなかったのが問題だ。最初からずっと「会食」の危険性を軽視していた。
(2) シミュレーション
多人数の会食がいかに危険であるかについては、私がおおざっぱにシミュレーションした。
→ 多人数の集合の危険度 (感染): Open ブログ
ここでは、危険度を次のように推定した。
2人 …… 1倍
3人 …… 3倍
4人 …… 6倍
5人 …… 10倍
6人 …… 15倍
つまり、人数が増えるにつれて、危険度は急激に上昇していく。「2人に比べると4人のときは、人数が2倍だから、危険度も2倍だな」と思うかもしれない。だが、あにはからんや。2倍どころか、6倍にもなるのだ。6人だと、人数は3倍だが、危険度は 15倍にもなる。
※ 上の記述は、下記の再掲。
→ 東京の感染増加(6月下旬): Open ブログ
だから、二人ぐらいの会食ならばまだ許されるが、4人以上の会食は政府方針としてはっきりと禁じるべきなのだ。それができないところが、政府の愚かさだ。
※ 東京都も同罪だ。
(3) GoToキャンペーン
会食を禁止するどころか推奨して、そのために公金を支出する、というのが、GoToキャンペーンだ。これでは「コロナ拡大のために金を出す」というのも同然だ。馬鹿げている。
どうしてこういう馬鹿げたことをするに至ったか、という事情は、下記に記事がある。
→ 「それはダメ」菅氏一蹴の1都3県案 東京だけ除外の裏:朝日新聞
自民党からも公明党からも、「東京のほか、首都圏3県も含めて除外」という案が出たのに、菅官房長が強引に裁断して、東京だけにすると決めたそうだ。
例によって安倍政治のひどさが表れた感じだ。
そして、このあと、GoToトラベルに続いて、GoToイートというのがなされて、そこでも感染拡大のために公金を支出することになるらしい。
もう、亡国政策というしかないね。せめて「多人数会食の禁止」を打ち出せばいいのだが、そうすることもない。
ただし、悪いのは、政治家ではない。「多人数会食はダメだ」と言わない専門家が悪い。
岩田健太郎や忽那賢志は、「マスクは無効、アビガンは無効」というようなことばかりを言っていて、「多人数会食はダメだ」とは言わない。専門家会議の面々も、似たり寄ったりだ。
こういう専門家たちの無為無策こそが、諸悪の根源だ。
[ 付記 ]
「 GoToキャンペーンは、経済振興のために必要だ」
という見解はある。ま、それはそれで一つの見解だ。無下に否定はしない。(功罪なかばするからだ。)
しかし、GoToキャンペーンにメリットがあるとしても、それをやるべき時期は、今ではあるまい。こんなに感染が急拡大している時期にやるべきではない。
では、どうするべきか? たとえやるにしても、「多人数会食の禁止」を打ち出して、感染者が減ったあとでのことだ。
なのに、この方針を出さないまま、「感染会の開催」を推進するような補助金政策は、狂気の沙汰というしかない。
同じように補助金を出すとしても、「多人数会食の禁止」があるかどうかで、「感染会の推進になるかならないか」が左右されるのだ。
現状では、「多人数会食の禁止」がないままだから、今の GoToキャンペーンは、「感染会の推進」になってしまっている。
というか、それ以前に、東京で「多人数会食」を実施して、感染者数を激減させるべし。話は、それからだ。
※ マスク義務化も同時に必要だ。
・食べる時だけマスクを外す。
この時、話をしてはいけない。
・食べてない時はマスクをする。
この時は、話をしても良い。
ただこれだけ守ればよい。
何故、TVなどでこのルールを徹底しないのだろうか。
アルコールがなければ、お示しのルールは守られると思いますが、酒が入れば酔いがまわり、コロナの意識が薄くなるため、ルールが守られなくなります。
加えて、饒舌になりツバを至るところに飛ばしますので、接触感染や飛沫感染を引き起こします。
あと、トイレが近くなるのですが、飲み屋のトイレは清潔感があるとは思えないので、トイレ使用により感染する可能性もあるかと思います。(便による感染もあるらしいとのこと。ノロウイルスのような感染イメージ)
飲食店については、
@飛沫防止の仕切りの設置
A対面着席の禁止
B料理皿の個別化(シェア禁止)
が現実的な対策かと思います。
Aによって収益は下がるだろうから、このルールを守る店には補助金を出す。
その通りです。ルールさえ守れば、、、なんて考えるのは甘いと思います。私は、性悪説で捉えていますので、店側がどんなにがんばっても、客側の対応をまったく信用していませんので飲み屋には行きません(行きたくても行けません)。
あと、
@飛沫防止の仕切りの設置
B料理皿の個別化(シェア禁止)
は、ちゃんとしている飲食店ならば
すでに対策済みですが、
A対面着席の禁止
は、ほとんどの店でできていません。
2020年04月01日
◆ 新型コロナは 会食が危険
http://openblog.seesaa.net/article/474354177.html
会食するなら会話無し。
会話するならマスク着用、料理の隔離も必須
まあ、やってる店も無ければ、客も無いかと。
ようするに感染飛沫を振掛けた料理をシェア。
ということになってるのは当然。
また、パンなどのシェアは直接接触感染で一発。
欧州などパン文化での感染はこの類でしょう。
彼らはトイレいっても手も洗わない人が半数。
汚物からの感染は早くから懸念されている処。
防疫の基本を、政府が周知徹底させてない。
トイレ行ったら手を洗えくらいはWTOが、
欧米各国の統計データを示して戒めるべき処。
ということだけでしょう。
東京で店やってる人なんて、今のこの状態、
それでいて店員検査はホストクラブだけ。
甘チャンもいいとこ。
選挙終わって嵐が過ぎるのを待つ。
あの女史の定石。
東京、舛添さんに比べて何か良くなりました?
飲み屋が悪いのではなく、客が無知なだけかと。
その無知は、政府の周知が無いからです。
政治とはそういうもの。
若者は死なない。とは言いますが、
発病すれば治らない今回のHIVコロナ。
長生きしたければ防疫しなさいと公表すべき。
7月22日、グレンマーク社
インドでは、すでに第三相治験の途中6月20日に、緊急使用が認められていました。
https://www.glenmarkpharma.com/
https://www.glenmarkpharma.com/sites/default/files/Glenmark-Announces-Top-Line-Results-From-Phase-3%20-Clinical.pdf
機械翻訳
■グレンマークは、第3相臨床試験の主要な結果を発表
軽度から中程度のCOVID-19の患者におけるファビピラビル
フェーズ3試験は統計的に有意に臨床に至るまでの時間の短縮を実証
軽度から中程度のCOVID 19患者におけるファビピラビル治療の改善、コントロールと比較
■ムンバイ、インド; 2020年7月22日:Glenmark Pharmaceuticals Ltd. –グローバルな研究主導の医薬品
会社-本日、軽度から中程度のCOVID-19での第3相臨床試験の主要な結果を発表しました
おおざっぱに言うと、アビガン使用群は 40%の改善が認められ、統計的にはっきりと有意だ、ということのようです。