※ 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
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NHK の記事から。
東京都は2日、都内で新たに107人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
107人のうち、
▽62人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽45人は今のところ感染経路がわかっていません。
107人のうち29人はホストクラブやキャバクラ店の従業員や客などで、このうち新宿エリアでは16人、池袋エリアでは2人の感染が確認されているということです。
このほか、
▽病院や施設内での感染が11人
▽家庭内での感染が9人、
▽友人などとの会食を通じての感染が7人、
▽職場内での感染が4人
などとなっています。
( → 東京都 新たに107人の感染確認 5月2日以来 新型コロナ | NHK )
以上を見ると、明らかにこれまでとは事情が一変している。これまでは新宿における夜の街(酒場)の感染者が 20人ぐらいいるだけで、市中感染は 20人ぐらいの規模であるにすぎなかったのだが、今回はもっと感染規模が拡大している。
107人のうち、
▽62人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽45人は今のところ感染経路がわかっていません。
ということだが、前者も数が大幅に増えているし、後者も大幅に増えている。それぞれ、次のことを意味する。
・ これまでの患者からの二次感染者が急増している。
・ 市中感染も急増している。
ただし、一般の市中感染が急増しているとは思えない。これまでの市中感染はずっと 20人程度だったからだ。
とすると、以上のことが意味するのは、次のことだ。
「新宿における新規感染を止めることができないまま、営業を続けることを認めていたので、ここから新規感染がどんどん拡大していった。新宿では従業員の感染を(強制検査で)検出したが、客については検査をしなかったので、従業員から感染した客が、他の店に行って、他の店で感染者を続出させた」
歌舞伎町の店の従業員
↓
客
↓
他の店の従業員
↓
客
こういう形で、二次、三次、四次の感染者を続発させているわけだ。
そのすべては、歌舞伎町の店の感染状態を放置し続けていた政府と東京都の責任である。私がずっと批判してきたことだが、このような放置状態が、とうとう最悪の形をもたらしたと言えるだろう。
このまま放置すれば、大規模な感染拡大につながりかねない。
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では、このあと、緊急事態宣言を再度実施するべきか? それについては、「否」と答えよう。理由は下記。
・ 酒場だけが問題なのに、全部を制限するのは、論理が通らない。
・ 緊急事態宣言は、もともと効果がない。( → 前出 )
・ 経済的損失が大きすぎる。( → 参考記事 )
では、どうすればいいか?
酒場だけが問題なのだから、酒場だけを規制すればいい。特に、「マスク義務化」を酒場に適用すればいい。
これについては、次のことが重要だ。
* 客については、全員にマスク義務化。
* 店員については、次のもので代用も可。
・ フェイスベールマスク
・ マウスシールド
最後のマウスシールドについては、前にも論じたことがある。
→ 東京都の感染増加(47人): Open ブログ の 【 追記 】
→ 中洲のクラブ続々再開 マウスシールド接客「意外と…」:朝日新聞
また、マウス義務化のほかに、「会食の人数制限」も大事だ。通常の飲食店では、会食は2人までに制限するべきだろう。
酒場では、1人の客に複数のホステスが侍ることがあるが、これはまずい。また、1人の客に1人のホステスが侍るのだとしても、このような接待が続くと感染の危険は増える。
できれば、次の形にするべきだ。
「ホステスとの会話は、透明なシートを隔てる」
「ホステスとの手の接触は認めるが、ひんぱんにアルコール消毒すること」
このくらいの制限をしないと、感染は防げないだろう。これをやれないというのであれば、営業停止にするしかない。
一方、酒場で感染が増えるからといって、「緊急事態宣言」の形で一般の商店をすべて営業自粛させたり、市民の外出を一律に制限するのは、筋が通らない。
そういうのは「連帯責任」「一蓮托生」「巻き添え」みたいなもので、メチャクチャすぎる。やるべきではあるまい。
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ともあれ、原則としては、次の二点が対処策だ。
・ マスク義務化
・ 会食の人数制限(2人まで)
これらをやるべきだと、いままで何度も述べてきた。なのに、政府も東京都も、やらないままできた。だから、100人突破というような急増を招いた。
このあと、識者は「何らかの方策を取るべきだ」と言っている。
→ 専門家「何らかの対応をとる時期が来ている」| NHK
「何らか」というような曖昧な言葉を使うのでは、専門家としては失格だ。「これをやれ」というふうに具体策を述べるべきだ。「何とかしろ」なんていう曖昧な言葉を使うのは素人だけでいい。
ではなぜ、専門家のくせに、こんな曖昧なことを言うのか? それは、この専門家が、忽那賢志だからだ。彼はマスク否定論者なので、「マスクで解決」という対策を打ち出せないのだ。かわりに、外出制限などの社会的規制を打ち出そうとする。「社会活動の緩和についてはいま一度熟慮すべきだ」と言って。
まったく、マスク否定論者に対策を委ねると、やたらと社会規制ばかりを打ち出そうとすることになる。ひどいものだ。これらの専門家は、有害無益というしかない。(岩田健太郎と同じだ。)
[ 付記 ]
感染が急増したというと、「こいつは大変だあ」と騒ぎたい人が多いだろう。しかし、一方では、重症者の数は一貫して減少傾向にあるのだ。

出典:都内の最新感染動向
感染者の大部分は若い人で、そのうちかなりの数が無症状感染者だ。(発症前に強制検査で判明した。歌舞伎町の従業員がそうだ。また、感染者の濃厚接触者もそうだ。)
その意味で、事態は悲観するべき状態には、まだなっていない。
とはいえ、感染経路が不明な患者も急増しているので、とうてい楽観できる状況にはない。東京都と政府の対策は、待ったなしである。
ところがどうも、東京都と政府は、無為無策を決め込んでいるようだ。「マスク義務化」について検討する気もないらしい。ま、専門家が「マスク否定論者」ばかりなのだから、それも仕方ないが。
日本のコロナ対策の政策で、最大の癌は、感染症の専門家だね。岩田健太郎や忽那賢志や西浦博などの、マスク否定論者。彼らが影響力を及ぼしているせいで、日本ではマスク義務化がなされない。
かくて、今日もまた感染者はどんどん増えている。明日の数はどうなることやら。
【 追記 】
朝日の記事から。
歌舞伎町の大手ホストクラブグループを経営する40代男性は「営業終了後、あちこちの店舗のスタッフ同士が集まって飲んだりカラオケをしたりする。そこで羽目を外し、感染が広がったのだと思う」と話す。
( → 感染107人、戸惑う首都 都幹部「想定外」 新型コロナ:朝日新聞 )
これじゃ、「感染会」も同然だ。こんなことをやっていれば、集団感染が多発するのも同然だ。
これを阻止するには、「複数の従業員が感染したとわかった店は、営業停止」にするべきだろう。そうすれば、感染の拡大は大幅に阻止できる。
なのに、そうしないのだから、東京都の方針には呆れるしかない。東京都では、感染が自然に拡大しているのではない。東京都が「感染会」を放置することで、あえて感染の拡大を推進しているからだ。拡大を止められないのではなく、止めようとしないし、拡大させようとしているからなのだ。
お馬鹿な専門家会議も、そろそろまともな方策を提案してはどうか? 「何らかの策を」なんて言っているときじゃない。きみたちの大好きな「外出制限」「緊急事態宣言」を無差別的にやるのではなく、「犯人だけに絞って営業停止」にすることが大事なのだ。
ついでに言えば、小池都知事が「夜の繁華街への外出はお控えいただきたい」と言うのも駄目だ。一般都民が何かをすればいいのではない。感染拡大をしている一部の店舗だけに絞って営業停止処分にすればいいのだ。対処するべき人は、都民ではなく、都知事自身なのだ。自分の責任を、都民に丸投げするな。無責任すぎる。無能というべきか。
オーナーが率先して検査させてるという噂
> コロナ感染なら「見舞金」10万円…新宿区、在住者対象
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200611-OYT1T50312/
小林よしのりはぜんそくで呼吸がしづらいとのことです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8300ceaa945dd6022970485a7210fae002b58488
・ フェイスベールマスク
・ マウスシールド
ならば、呼吸も楽にできますよ。
を出さないと休業要請や店舗名公表ができないようです。
(出演者は「新宿区だけ緊急事態宣言出しては?」
と述べていた)
・緊急事態宣言を出さないと、地方自治体は、休業要請や店名公表できない
・また、地方自治体は、国から、お金(協力金)をもらうことができない。
(したがって補償金を自治体が自腹で出さないといけない。東京都は貯金が800億しかない)
根本的な法律がこの状況だから
マスクの義務化(守らない店舗にはペナルティー)導入は時間がかかるかもしれません
特に、若者や夜の街だ。
日本全国民が東京に大迷惑している。
東京都民は、シャワーのように全国隅々までウィルスを散布するだろ。
東京は、夜の街を閉じろ。
要注意するだけでは済まない。
『元専門家会議・西浦先生の感染者数予測(5月試算)が的中しててスゴイと話題に』
https://anonymous-post.mobi/archives/1163
今回の感染者増加は、東京都で、酒場の「感染会」を放置していることが理由。市中感染というより、酒場が発生源となって拡散している。事情はまったく異なる。
酒場だけが原因なので、当然ながら、今後、急激に指数的な増加が起こることもない。市中の感染増加は、マスクによって、かなり防げる。
問題は酒場でどんどん感染が拡大していくこと。ここに急拡大の理由があるので、ここを止めるのが喫緊の課題だ。
だいたい、東京都以外では急拡大していないので、全国的に見れば、予想は大ハズレと言える。
東京都だけで、酒場の放置という特殊事情があるにすぎない。
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124人のうち58人はホストクラブなど近い距離での接客を伴い、夜間、営業する飲食店の関係者で、新宿エリアが48人、池袋エリアが3人だということです。
このほか福祉施設と医療機関での感染が5人、家庭内での感染が2人、友人などとの飲み会を通じての感染が9人、職場内での感染が6人などとなっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200703/k10012494021000.html
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西浦教授の言うような市中感染が増えているわけではない。特定のグループでやたらと感染者を出している。そのグループは「感染会」をやっているグループだ。
東京都が「感染会」を禁止すればいいのに、いつまでも放置するから、このざまだ。
※ NHKは「近い距離での接客」と述べて、「濃厚接触」とは書かなかった。これは正しい方向だ。専門家会議の馬鹿みたいな用語を捨てているようだ。
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4日に確認された131人のうち20代と30代が98人で75%を占めた。感染場所別で見ると、接待を伴う飲食店などの「夜の街」関連は62人に上り、うち集団検査の25人を含め新宿が52人、池袋が2人だった。現時点で感染経路が不明な人は46人に上り、調査中39人のほか、夜の街で感染したとみられる7人も含まれる。
https://www.asahi.com/articles/ASN745HPWN74UTIL014.html
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もう、夜の街ばっかりだ。都はさっさと規制しろ。
「夜の街の店を営業停止にせよ」
という声が、ようやく専門家から出てきたようだ。
→ https://news.yahoo.co.jp/articles/10a2a20430bd782c1fecadb4234cbab9a70ab8e9
しかし私はずっと前から、もっといい案を出している。
「夜の街の店(酒場)では、マスクを義務づけよ。マスクをしていなければ、営業停止にせよ」
こちらの方がずっとまともだろう。しかも、私はこれをずっと前から言っている。
店側は上記のとおりで良いかもしれませんが、問題は客側です。
酒が入れば酔いがまわり、新型コロナのことを一時的に意識しなくなります。したがってマスクをしない客が増えます。饒舌になり、飛沫をあらゆるところに飛ばしまくり、接触感染の原因を作り出します。(屋形船と同様?)
また、酒を飲めばトイレが近くなり、使う頻度が増えます。新型コロナウイルスは、便に含まれる可能性が高い旨、以前管理人さまが紹介されていたかと思います。したがって、飲み屋のトイレを通して、接触感染が起こる恐れが高いと考えます。(誰もが管理人さまや、このブログの読者さんのように、正しい認識を持ってコロナ感染を予防しているわけではありませんので)
私も個人的には飲みに行きたい派なのですが、この状況ではいくら店側が対策を講じていても、とてもじゃないですが飲みに行く気にはなれません。せいぜい、スーパーでビールとつまみを買って、宅飲みですね。
それができない店は、営業停止。
店は、客にマスクをさせるか、客を追い出すか、営業停止になるか、そのいずれかを選べばいい。
日本やアジアの感染者が少ないのは衛生意識の高さだと思うが、その衛生意識の差は、セロトニントランスポーターの違いから来るような気がします。。
アメリカはセロトニントランスポーター的に楽天家が多いらしく、日本は逆にほとんどが悲観的。遺伝的に。
(だからこそ、手越祐也みたいな楽天家は、憧れでもあり、嫌悪の対象でもある、のか)
そうだとすると、不安というのもちゃんと存在価値があるんだな、と、ちょっと感動します。
不安が必ず良いわけではないが、良い時もある。
自然淘汰、という大きな流れを体感している気がします。
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111人のうち、58人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、53人は今のところ感染経路が分かっていません。
都によりますと、111人のうち46人は、ホストクラブやキャバクラ店など近い距離での接客を伴い、夜間営業する飲食店の関係者や客で、
▼新宿エリアが38人、
▼池袋エリアが4人だということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200705/k10012497411000.html
このペースで若年者を隔離、治療すると、いい抗体が沢山取れて来年のオリンピックの準備にも寄与しそうです。ただし、他県への移動禁止が条件ですが。(笑)
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102人のうち35人はホストクラブやガールズバーなど近い距離での接客を伴い、夜間営業する飲食店の従業員や客で、新宿エリアが31人、池袋エリアが1人だということです。
このほか、家庭内での感染が7人、友人などとの会食を通じての感染が6人、職場内での感染が5人などとなっています。
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106人のうち23人はホストクラブやキャバクラなど近い距離での接客を伴い夜間、営業する飲食店の従業員や客で、このうち、新宿エリアが14人、池袋エリアが3人だということです。
このほか、家庭内での感染と職場内での感染がそれぞれ11人、それに友人などとの会食を通じての感染が6人などとなっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200707/k10012501161000.html
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75人のうち24人はホストクラブやキャバクラ店、それにガールズバーなど、近い距離での接待を伴い夜間、営業する飲食店の従業員や客で、このうち、新宿エリアが9人、池袋エリアが3人だということです。
このほか、友人や職場の同僚との会食や飲み会を通じての感染が7人、家庭内での感染が6人、職場での感染が4人などとなっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200708/k10012504141000.html
「重症者少ないし死者はいない」
という
主旨の発言が行政から聞かれますが
これから若者が日本中に散れば爆発的に増えるのでは?
第一波のとき管理人さんが指摘してた、
「海外からの帰国者が感染を広げた」が
「夜の街で感染した若者が・・・」に置き換わった
だけになりませんかね
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224人のうち74人はホストクラブやキャバクラ店、それにガールズバーなど近い距離での接待を伴い夜間、営業する飲食店の従業員や客で、このうち、新宿エリアが52人、池袋エリアが4人だということです。
このほか、家庭内の感染が20人、友人や職場の同僚との飲み会を通じての感染が14人いるほか、同じ保育園で5人の園児の感染がわかったケースなどがあるということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200709/k10012505871000.html
──
「74人はホストクラブやキャバクラ店、それにガールズバーなど」
ということなのだから、とんでもない数字だ。
これでもまだ、ホストクラブなどに対する規制を加えない。マスク義務化もしない。
都知事の無能ぶりには、呆れるばかり。ブラジルの大統領と、五十歩百歩だな。