2020年06月13日

◆ マスクの話題 11 (ドイツ・米国・韓国)

 マスクの話題をいくつか。「マスクが感染防止に有効だ」という話。

 ──

 各国の情勢


 ドイツ・米国・韓国について、興味深いニュースがあった。


 (1)ドイツ

 マスクに懐疑的だったドイツも、はっきりとマスク肯定に転じつつあるようだ。
 ドイツ・マインツ大学などの研究チームは8日、同国でのマスクの義務化が新型コロナウイルスの感染者を「大幅に減少させた」とする研究結果を発表した。
 早期に義務化した東部イエナの事例を基に比較・分析した結果、「統計的に強い確証」を得られたという。
 イエナは4月6日、商店内などでマスク使用を義務化。その後、新規感染者は激減した。
( → マスクの効果に「確証」 新型コロナでドイツ大学(時事通信)

  → ついにドイツも認めた!「マスクの効果」が確信に変わってた - NAVER まとめ


 (2) 米国

 米国でも、同様の報告があった。
 新型コロナウイルス対策でマスク着用により、イタリアで7万8千人、米ニューヨーク市で6万6千人以上の大幅な感染防止につながったとする推計を、米テキサスA&M大などのチームが11日、米科学誌電子版に発表した。マスクでしぶきや空気中の粒子で運ばれるウイルスの量が減るとみており、流行抑制に最も効果的だと主張している。
 それぞれ3月に都市封鎖や外出自粛、他人から約2メートル以上離れる対策などを導入したが、感染のペースはあまり落ちなかった。
( → マスクで感染大幅減か 「最も効果的」と米チーム - 産経

 都市封鎖や外出自粛は効果が少ない、ということまで報告されている。私が前から言っていたとおり。

 ※ 緊急事態宣言の分析の箇所で、詳しく述べた。5月1日ごろ。
   → 専門家会議の報告(5/1): Open ブログ


 (3) 韓国

 韓国では、新型コロナはいったん収束したはずだったが、最近になって、感染が急増しているそうだ。
  → マスクはつけない、観光地は大混雑……“ゆるむ韓国”は大丈夫なのか?《ソウル現地取材》(文春オンライン) - goo ニュース
  → 韓国で集団感染 クラブ店内でマスク着用せず 再び警戒感 - SankeiBiz
  → 大丈夫なの…?コロナ優等生だった韓国がヤバい状況になってた

 感染急増の理由は、外出規制の解除にともなって、マスクをしななくなったことらしい。日本では、緊急事態宣言が解除されたからといって、マスクをやめる人はいない。
 ところが韓国では、規制解除にともなって、マスクをしない人が急増しているそうだ。それでライブハウスで騒いだりしている。かくてライブハウスなどを起点に、感染者がかなり増えているそうだ。
 ※ ただし人数を見れば、「大幅に増加」というほどではない。危険域には達していない。

 マスクの効果


 ドイツと米国と韓国の例から、マスクの効果がはっきりとする。

 ドイツと米国では、マスクによる感染減少が学問的・統計的に実証されたらしい。(そのキモない日本とは大違いだ。専門家会議はマスクの効果について調べようともしない。)

 韓国では、もっと事情が明らかとなる。なぜなら、これまで韓国を振り返ると、次の経緯があったからだ。
  ・ 初期には感染爆発があった。
  ・ 途中から収束した。(マスクで)
  ・ 最近は、感染拡大がある。(マスクなしで)

 この三段階だ。
 つまり、
  「急増 → 収束 → 増加」

 という過程があった。アクセルとブレーキを順番に踏むようなものだ。( アクセル → ブレーキ → アクセル )
 ここでは、「マスクなしで感染増、マスクありで感染減」ということがはっきりとする。

 以上のことから、韓国の感染者数の変動は、マスクが理由だと判明する。(マスクの有無と、感染の増減が、逆方向に一致するから。)

 逆に、次のものは(感染の増減の要因としては)否定される。
  ・ 人種差
  ・ 地域差
  ・ HLA 
  ・ BCG 

 仮にこれらのものが原因だとしたら、
   「急増 → 収束 → 増加」

 というような変動を取るはずがないからだ。

 感染の増加と減少は、何よりもマスクの有無が理由となるのである。
 ドイツと米国と韓国の情勢から、そのことがわかると言えるだろう。



 [ 付記 ]
 「日本はコロナ対策で成功したが、その理由は不明だ」という人が多い。なぜ不明なのか? それらの人は、マスクを候補から外しているからだ。
 これはいわば、真犯人を容疑者集団からあえて排除しているようなものだ。それなら「容疑者の中に真犯人が見つからない」というのは当然のことなのだが、そのことに気づかないまま、「理由は不明だ」と騒いでいるわけだ。
 これはいわば、自分の手で財布から1万円札を出して捨てておきながら、「財布にあった1万円札がなくなった! 金を盗まれた!」と騒いでいるようなものだ。馬鹿丸出し。

 ただし、いかにも馬鹿げているように見えるのだが、世の中にはマスク否定論者が多いのだ。岩田健太郎、忽那賢志、西浦博などがそうだ。彼らのせいで、真犯人が見つからなくなって、「謎だ、謎だ」と騒ぐハメになる。
 


 【 関連項目 】

 マスクと感染者数との相関は前に述べた。(国別の対比)
  → 欧米の感染状況(5月まで) 1: Open ブログ(グラフ)
  → 欧米の感染状況(5月まで) 2: Open ブログ(マスク状況)




 【 関連サイト 】
 米国の論文は下記で。
  → Identifying airborne transmission as the dominant route for the spread of COVID-19 | PNAS
 
 要旨は、上の記事(産経)で示してある通り。

 ──

 NYC の感染者数のグラフは
  → NYC Health

 ※ 参考として日付を示すと、NYC では、
   3月22日  外出制限(ロックダウン)
   4月2日  マスク推奨 (市長名で)
   4月17日  マスク義務化

posted by 管理人 at 23:12| Comment(3) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 本稿で紹介されている米 A&M 大学の論文について、わかりやすくまとめられているテレビ東京のニュースです(下のリンク動画)。

 動画には、他に、ケンブリッジ大学の論文(人口の50%が日常的にマスクをすれば、実効再生産数を1以下に抑えられる予測)の紹介もあります。ご参考まで。

<ニュース動画>
 https://www.youtube.com/watch?v=GpnjE2vrtcc

<ケンブリッジ大の論文>
 https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspa.2020.0376
Posted by かわっこだっこ at 2020年06月14日 15:07
> いかにも馬鹿げているように見えるのだが、世の中にはマスク否定論者が多いのだ。

もうとっくに内心「しまった!」と思っているのでは? でもいまさら言い出せないですよね。マスコミもやたら専門家会議様様のお上べったりで疑問を呈さない。というかマスクは無言の絶対常識となってしまっている風情ですね。もう少しおちついたらNHKスペシャルかなんかで驚異のマスク効果とかなんとか特集されるかも!
Posted by 花咲じいじ at 2020年06月14日 18:31
マスクの重要性など、研究する以前に直感的に分かりそうなもんですけどね。

それも分からず何万人もの人類を死なせている現状をみると、馬鹿は指導者になってはいけないという事をイライラしながら感じます。
Posted by れじー at 2020年06月14日 19:22
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