2020年06月13日

◆ 気流と換気(密閉空間)

 カラオケルームやライブハウスのような密閉空間では、どうするべきか? 気流で換気するといいだろう。

 ──

 カラオケルームやライブハウスのような密閉空間では、感染の危険が高い。では、どうするべきか? 
 一応、次のような案が知られている。
  ・ 客はマスク。
  ・ 客は距離2メートルを保つ。
  ・ 客席とステージとを、透明パネルで隔離する。


 しかし、このような工夫では、うまく行かないと思える。
  ・ 客のマスクや距離は、ステージには影響しない。
  ・ 透明パネルで区切っても、ステージ上は呼気だらけ。


 この問題は、次の記事でも指摘されている。
  → 「科学者から合唱団へ:CDCが何と言おうが合唱はコロナウィルスを拡大させる可能性がある」
  → 「シールド着用に効果なし」。合唱の危険性について、ドイツの研究者による新たな知見

 合唱をして、やたらと呼気を出せば、どうしても飛沫やエアロゾルが大量に出されるので、合唱をしている集団員全員が感染しやすい。
 同様のことは、ライブハウスのステージや、カラオケルームにも、該当する。

 では、どうすればいいか? ライブハウスやカラオケルームを閉鎖するしかないのか? これらの業者には閉業してもらうしかないのか? 困った。

 ──

 そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「大量の合唱団というのは、感染が避けようがないが、ステージ上に人が一列に並ぶぐらいであれば、感染の危険を下げることができる。それは、気流を前後に流すことで、発声したあとの呼気が他人の方に流れないようにすることだ」


          前
          ↑
     ◯  ◯  ◯  ◯
          ↓
          後


 たとえば、ステージ上に、4人の人が1列に並んでいたとする。上図のように。(上から見た平面図)
 
 これに対して、「前から後ろへ」という気流を作ればいい。そうすれば、各人が前に発声しても、その呼気は、気流に乗って自分にぶつかるだけであり、他の人にはぶつからない。だから、感染の危険を下げることができる。(仲間への感染も、客への感染も。)

 ──

 では、気流を作るには、どうすればいいか? 
 カラオケルームやライブハウスは、防音設備のされた密閉した空間だから、換気口や窓などはない。気流を作れそうもない。(排気場所がない。)

 となると、残る方法はただ一つ。こうだ。
 「部屋の壁の角(二つの平面のぶつかるところ)に、換気用の通路(ダクト)を増設する。特に、部屋の後方には、いくつかの排気口を設置して、排気口からダクトへと空気が流れ込むようにする。
 ダクトの最後では、通路を小さく絞ってから、換気扇で外に排気する。そのあとは、音漏れの対策などをしてから、外に出す。
 一方、吸気口は、客席の側に設置して、これもダクトから大量の空気を室内に流し込む」


 まあ、これでうまく行く保証はないのだが、とりあえずはこれを原理として、いくらか改良すれば、何とかなりそうだ。とりあえずは案として示しておこう。

( ※ 私は建築の知識がいっぱいあるわけではないので、予想外の問題が生じるかもしれないが、逆に、建築家ならば、もっとうまい案を出してくれるかもしれない。とりあえずは、たたき台として、案を示しておこう。……というのは、これに代わる名案が出ているわけでもないからだ。)

( ※ 問題は、音漏れですね。これが最大の難点。自分の声が外に漏れると恥ずかしい、と思う人も出そうだし。……といっても、顔出ししているわけじゃないから、誰が歌っているかは不明だが。)



 [ 付記1 ]
 参考情報。
 札幌市で昼間にカラオケができる喫茶店で、新型コロナウイルスの集団感染が相次いでいます。市は、喫茶店でのカラオケは想定外だったという認識を示し、マスクを着けて歌うなど感染対策をして楽しむよう呼びかけています。
( → 札幌 “昼カラ”集団感染相次ぐ 市「喫茶店でカラオケ想定外」 | NHKニュース

 「マスクを着けて歌う」という対処法が示されていた。こんなの、あり?


 [ 付記2 ]
 おもしろいことをやるね。こんなの、あり?

 [ 付記3 ]
 別案として、次のアイデアもある。
 「声を出す人の前に、空気清浄機を取り付ける。それで空気を吸入して、ウイルスやエアロゾルをフィルターに吸着させる」

 シャープの空気清浄機がこの機能をもつと宣伝している。
  → プラズマクラスターの効果 | 加湿空気清浄機/空気清浄機:シャープ




posted by 管理人 at 19:55| Comment(2) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ひとつアイデアを示します。

 まず、本稿の図であるような、ステージと観客席の間に、天井から床に向かっての気流を作ります。吹き抜けの天井に取り付けるようなシーリングファンか、小さめのファンを数個使ってもいいでしょう。

 これで、エアカーテンのようなものはできますが、問題は、床にぶつかった気流がまた舞い上がってしまうことです。そこで、この気流がぶつかる場所に、下のリンクのような粘着マットシートを敷いておきます。

 このシートは、元々は清浄に保ちたい部屋などの入口に設置して、入る人の靴底の埃・ゴミを吸着除去するためのものです。何十枚かシートが重なっていますので、汚れたら1枚剥がせば、また粘着力が回復します。

 筆者主張のように、換気用のダクトを設置するのがベストですが、それができない場所などに適用します。こういう策はいくらでも考えられて、例えば、厨房のように床を濡らしてよければ、床の全面に適宜散水しておき、後は天井全体から床全体への気流を作れば、飛沫や飛沫核は床の水分で全部トラップできます。

 https://www.yodobashi.com/product/100000001002494962/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=56278881131&gad5=16633274494035140631&gad6=&gclid=CjwKCAjw8pH3BRAXEiwA1pvMsciUxucV4KvbiYOowbTkqCRwx3wA1LSV22UZpEbh-0l4W4FSMpWT6hoCOuQQAvD_BwE&xfr=pla
Posted by かわっこだっこ at 2020年06月13日 20:37
 最後に [ 付記3 ] を追加しました。
 空気清浄機を使う、という話。
Posted by 管理人 at 2020年06月13日 22:36
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