2020年06月08日

◆ マスクの話題 9

 マスクの話題を八つ。(緊急事態宣言 解除 の話も。)

  ※ 8番目を新たに追加しました。

 ──

 (1) 欧米のマスク事情

 欧米の感染状況は、マスクの普及率しだいだ、と前に述べた。(6月02日)
  → 欧米の感染状況(5月まで) 1: Open ブログ

 その説明として、欧米各国のマスク事情を紹介した。
  → 欧米の感染状況(5月まで) 2: Open ブログ

 その補足として、欧米各国のマスク事情の情報をいくつか付け足しておく。(5月中旬以後)

 § 米国

  → コロナ禍で激変した米国のマスク観 「神経質」と揶揄した日本文化への評価高まる〈AERA〉
  → コロナ禍でマスク着用が増えた米国だが… - 毎日新聞

 § スペイン

  → スペインもマスク義務化 対人距離ない公共空間で - SankeiBiz
 
 § フランス

  → マスクめぐり政府不信 品薄から一転、流通開始―フランス:時事
  → フランスでも布マスクを無料配布、市町村が担当 ?

 § ドイツ

  → 外でマスクしている人ゼロでも再流行していないドイツ|村中璃子 Riko Muranaka|note (《 注 》 路上ではしていないだけだ。店内や電車ではマスクは義務化されているので、実施中。)
  → 保護マスク:ドイツの新しい文化(Google 翻訳)

 § スイス

  → 新型コロナの封鎖緩和したスイス 繁華街でもマスクせず、感染予防は消毒液で

 § 欧州

  → コロナ禍の欧州におけるマスク事情 2020年05月13日 | 近藤 智也
  → 欧州委、共同調達マスクの各国配布を開始 - NNA EUROPE

 § 世界

  → どの国がフェイスマスクの着用を義務化していますか?(Google 翻訳)


 (2) 緊急事態宣言の解除後は?

 欧米の状況はわかったが、日本はどうか? 緊急事態宣言の彼女後の状況を見よう。

 日本の感染者数は、下記でわかる。
  → 新型コロナウイルス感染者数の推移:朝日新聞

 東京都の感染者数は、下記でわかる。
  → 都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

 評価すると、こうだ。
 日本の感染者数は、1〜2週間前には、東京都・神奈川・福岡などが多かったが、そのうち、東京都以外はほぼ収束している。他の大部分の県では、ずっとゼロが続いている。
 東京都だけは、この1〜2週間ほど、やや多めの数値が続いたが、その半数ほどは院内感染だった。残りのうちの半数近くは、夜の酒場でマスクなしで会話する(またはカラオケバーで歌う)という無謀な行為が原因だった。一般の市中感染を見る限りは、10人弱ぐらいの数がずっと続いている。
  → 新型コロナ:東京都、新規感染者14人 「夜の街」関係は6人:日本経済新聞

 以上からわかるように、大部分の県ではもはや完全収束(終息)の状態である。東京都だけは、完全収束には至っていないが、低いレベルで一定数が続いているので、ほぼ収束状態にあると言える。危険視する状況にはない。

 結局、こう言える。
 「緊急事態宣言を解除しようと続けようと、(つまり、外出が増えようと増えまいと)、どっちみち、感染者数は変わらない」
 換言すれば、こうだ。
 「緊急事態宣言を解除すると、外出量が増えるので、それに応じて感染者数も増えていく、と予想された。だが、その予想は完全にはずれた」

 つまり、専門家会議の予想(西浦モデル)などは、完全にはずれたわけだ。
 その一方で、「緊急事態宣言など無意味だ。解除しても感染者数は増えない」と予想した私の言葉(予想)は、ドンピシャリで当たったわけだ。

 なお、酒場などで感染者数が出ていることについても、私の判断の通りだ。私の判断は、こうだった。
 「外出規制などをしても無効だが、マスク義務化をするべきだ」
 と。このことが、東京都のデータからも、判明すると言えるだろう。

 ※ 夜の酒場では、ホスト・ホステスのマスクは困難だろうが、少なくとも客の側にはマスクを義務化するべきだった。現実にはそうしないので、
   不特定多数の客 → ホスト・ホステス → 別の客

 という形で感染が拡大した。せめて客だけでもマスクをしておけばよかったのだが。

 ※ カラオケも、集団での利用は避けるべきだ。せいぜい家族同士か、一人カラオケぐらいにしておくべきだ。それが無理なら、1年ぐらいの休業もやむを得まい。


 (3) 満員電車とマスク

 緊急事態宣言の解除のあとで、首都圏では鉄道利用者が急増しているが、感染者は特に増えていない。これは、密集状態にあっても、換気とマスクが十分であれば、特に危険ではないからであるようだ。
  → 首都圏 緊急事態宣言解除以降 鉄道利用者が急増 新型コロナ | NHK

 専門家会議は「3密は駄目」と言っていたが、それが守られなくても、マスクをしていれば大丈夫だ、と判明したわけだ。
 岩田健太郎は、「何よりも社会的距離が重要だ。マスクなんて無効だ」と言っていたので、彼にとっては(感染者が増えないのは予想がはずれたことになるので)残念だろうが。


 (4) 夏場は鼻出しマスクで

 夏は暑くて呼吸が苦しくなるので、戸外ではマスクを外してもいい、という指針が出た。(当り前ふうではあるが。)
  → 日本郵便 配達の際 屋外でマスク外す新たな指針 熱中症予防で | NHK

 ただ、いちいちマスクを着けたり、外したりするのは、面倒だ。マスクや手も汚れそうだ。

 そこで私がお勧めするのは、「鼻出しマスク」だ。つまり、マスクを少しずり下げて、鼻の上にはマスクがかぶさらないようにする。
 これだと、呼吸は苦しくない。(普通は鼻呼吸をするので、口は開かないで呼吸する。だから、鼻出し状態であれば、マスクをしてもしなくても、呼吸の苦しさには影響しない。)

 「鼻出しだと、予防効果がなくなるぞ」と思う人もしそうだが、夏のマスクはもともと、本人への予防効果は考えなくていい。他人への予防効果だけを考えればいい。そして、他人への予防効果は、鼻出しマスクでも足りるのだ。なぜなら、口は覆われているので、席に対する防御力は十分だからだ。
 というわけで、夏場は、鼻出しマスクをお勧めする。


 (5) 囲碁や将棋の対局中のマスク

 囲碁の本因坊戦で、対局中にマスクをしていたという。
 ま、それはいいのだが、マスクをするのみならず、換気のために窓を開けていた。そのせいで、冷房が効かなくて、汗ばんでしまったそうだ。
 対局があった両日とも、甲府市は最高気温30度を超える真夏日に。換気のために窓を開けた対局室で、両対局者は2日合わせて約16時間にわたり、口と鼻をマスクで覆って打ち続けた。
 芝野は「対局に影響はなかったが、暑苦しかった」。対局中は背広を脱がずに通すのがスタイルだが、今回ばかりはワイシャツ姿だった。
( → 待ち望んだ対局、一斉に タイトル戦も開幕 囲碁・将棋:朝日新聞

 冷房を効かせないというのは、やりすぎだ。マスクをしていれば、特に強力な換気は必要ない。密閉にはならない程度に、若干の換気量があれば足りる。だから、窓は少し開けるだけでよく、冷房はちゃんと効かせるべきだ。

 ちなみに、将棋の棋聖戦では、渡辺と藤井が戦ったが、途中からマスクを外したそうだ。
  → 神童・藤井聡太七段(17)タイトル戦初陣で勝利
 しかしここは、両者にマスクを義務づけてもいいかもしれない。冷房を条件に。
( ※ 多大、対局中は二人ともしゃべらないのだから、マスクをしなくても大丈夫かもしれない。……でも本当は、少しはしゃべるんだよね。一人ごとを言う。その飛沫が、盤面にかかる。だから、できれば、マスクをした方がいい。冷房を条件に。)


 (6) 休校解除とマスク

 学校の休校は解除されたが、登校率が 50%であることが多い。午前に半分、午後に半分。
 どうしてかというと、「密集」を避けるために、教室内の定員を半分に下げている(着席率を 50%にしている)からだ。市松模様のように、交互に着席する。


c-kyushoku.jpg
出典:朝日新聞


 しかし、こんなことをする必要はない。マスクをしていれば、全員が着席していてもいいのだ。(満員電車と同様だ。)

 そもそも、マスクなしの状態でも、子供の感染率はとても低い……と判明している。増して、マスクをしていれば、子供が感染することはほとんどない。皆無とは言えないが、稀に集団感染することがあったら、その学級だけを閉鎖すればいいだけだ。
 現実には、最近では各県で新規感染者がほとんど発生していないのだから、子供が感染する可能性は非常に低い。
 マスクを条件に、通常の着席に戻すべきだろう。さもないと、学習効率が低下しすぎて、子供に被害が及ぶ。(教育機会の損失。)

 できれば、夏休みを短縮するだけでなく、週休2日制を廃止することで、「土曜登校」も実施するべきだろう。
 現状では、学校の授業が減った分、親が(宿題や自習の)教育を負担することで、親に多大な負担がかかっており、親が悲鳴を上げているそうだ。とんでもなことだ。

 
 ※ こういう馬鹿げたことが起こる理由の一半は、安倍首相が2月末に、「一斉休校」なんかを(独断で)決めたからだ。一斉休校は、世間では「コロナ対策になる」と称賛されたようだが、実際には、そのあとの感染者急増(海外からの流入)のせいで、「一斉休校」の効果は完全に埋没した。つまり、「感染流行の予防」という効果は、皆無だった。やるだけ無駄だった。何の効果もないまま、「子供たちの教育機会の損失」という被害ばかりが生じた。

 ※ アベノマスクでは、安倍首相は独断・独走で大失敗した。一方、「九月入学」については、検討会議みたいな周囲の人々の意見に耳を傾けたので、当初の「推進」を撤回した。かくて、独断で強行する失敗はなくなった。


 (7) アベノマスクの使い方

 アベノマスクが私の手元にも届いた。思ったよりもきれいだった。マスクとしての使い道はないので、別の用途にするといいだろう。
  ・ とりあえず救急箱に入れる。(将来のガーゼ用)
  ・ バラして、ガーゼにしてから、救急箱に入れる。
  ・ テーブル布巾として使う
  ・ 風呂場で体を洗うために使う
  ・ 袋の宛名に「受け取り拒否」と書いて、郵便局に戻す。
   (ポストに投函する。)


 最後のことは、名案に思えるが、郵便局にすごく負担がかかるので、郵便局がイヤがっているらしい。


 (8) 欧米人がマスクを嫌うわけ

 欧米人がマスクを嫌うのは、マスクをすると表情が読み取れなくなるからだ……という説がすでに示されていた。
 この件をさらに詳しく解説する記事がある。
  → (新型コロナ)感染したら、必要なお金は PCR検査や治療・入院費は原則不要:朝日新聞

 欧米人は、(動きの大きな)口元で表情を読み取るが、日本人は、(本心を偽りにくい)目元で表情を読み取る。欧米人が相手の口元を隠されたときに感じる不安は、日本人が相手の目元を隠されたときに感じる不安に似ている。……という話。
 口元の筋肉は意思で動かせるため感情を偽れますが、目元を意思で動かすのは難しいです。
 つまり、感情を表に出す文化の欧米人にとっては、気持ちを読み取るのに口元がわかりやすい。一方、感情をあまり表に出さない文化の日本人にとっては、意思で動かしにくい目元を見る方が、相手の真意を読み取りやすいのです。
 日本人は口元が隠されてもそれほど気になりませんが、欧米人には、相手の感情を読み取るのに重要な口元が隠されたマスク姿は、不気味にうつり、なじめないのでしょう。

 なるほど。日本人はサングラスをした人に不安を感じるものだが、欧米人はそうでもないようだ。
  → 強面イメージ? 「目は口ほどに物を言う」? 日本人がサングラスをかけたがらない理由
  → なぜ、日本人はサングラスの人に警戒心を持つのか?|AERA dot

posted by 管理人 at 23:55| Comment(2) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 歌舞伎町では、ホストやホステスの感染がどんどん拡大しているそうだ。ただし、感染ても、こっそり自然治癒して、また出勤するので、表に出ないそうだ。数字に出てこない感染者がいっぱいいることになる。
 こういうことになるのは、店のオーナーが出勤を強要することと、マスクなしの勤務を常態とすることだ。
  https://www.asahi.com/articles/ASN686JZ1N68UTIL04L.html
  https://www.asahi.com/articles/ASN686F73N68UTIL00N.html

 せめて客にはマスクをさせればいいのだが、そうもしない。
 何よりも駄目なのは、政府と東京都が、距離のことばかりを言っていて、マスクを重視しない(義務化させない)からだ。岩田健太郎や専門家会議のせいで、歌舞伎町では新型コロナが水面下で蔓延しつつある、と言える。

 マスクを重視する私の意見を聞かないと、こういう結果になる。
 一方、マスクを重視する満員電車では、感染がほとんど出ていない。岩田健太郎はびっくりだろうけど。

Posted by 管理人 at 2020年06月09日 12:55
 8番目を新たに追加しました。
Posted by 管理人 at 2020年06月09日 13:00
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