2020年04月24日

◆ 4月24日の感染者数

 4月24日の感染者数が判明した。前に予想したとおりで、「ゆるやかな減少」が確認された。

 ──

 それぞれのデータは、下記にある。

  → 東京都
  → 横浜市
  → 福井県
  → 大阪府( 22日まで)
  → 愛知県
  → 全国

 おおむね、この1〜2週間は「ゆるやかな減少」と見ていいだろう。前に予想したことが確認されたと言える。

 ただし、若干の注意点もある。

 (1) 東京都は、今週の後半に数が上昇傾向にあると見える。しかし、これには理由がある。民間の検査数が急増したことにともなって、検査の総数が増えたことだ。検査の総数が増えれば、見逃される陽性者が少なくなるので、見かけ上は陽性者が増えることになる。
 逆に言えば、統計上の陽性者が増えたからといって、実際の感染者が増えていることにはならない。表に出た分が増えただけのことだ。

 なお、民間の検査数が急増したことは、次の二つのグラフを対比することで判明する。

 民間の検査 を含まないグラフ(21日)

c-kensa3b.png


 民間の検査 を含むグラフ(24日)

c-kensa4.png


 検査数は、木曜日以前の段階では、その週の民間の件数を含まないままグラフ化される。(前者のグラフ)
 次の金曜日の夜に、その週の民間の件数を含めてグラフ化される。(後者のグラフ)
 二つのグラフを対比すると、その差分が、民間の検査の分だ。

 21日のグラフを見ると、最後の1週間には「急激な減少」があるように見える。しかしこれは、民間の検査を含まない検査数だ。
 24日のグラフを見ると、民間の検査数を含む検査数となるが、この数は、ゆるやかな上昇傾向にある。(だから感染者数も増えることになる。上記。)

 なお、検査の件数は、陽性者の件数に、2日間ほど先立つ。
 東京都の検査の件数が、ここ3日間は減少していることを考えると、このあとの感染者数は減少することが予想される。

 (2) 愛知県だけは、ほぼ横ばいであって、増えも減りもしない。これは何か地域独自の理由があるのかもしれない。あるいは、東京と同様で、民間の検査数が増えているせいかもしれない。

 (3) 横浜市、福井県は、はっきりと減少傾向がある。

 (4) 大阪府は、23日には 35人、24日は 31人なので、減少傾向がある。

 (5) 全国は、1〜2週間を通せば、緩やかな減少傾向にある。ただし、ここ数日だけを見ると、増加傾向にある。これは、民間の検査数が増えたせいだろう。

 ──

 ともあれ、4月12日から 24日までの13日間(約2週間)は、「緩やかな減少」傾向が続いたことが判明した。
 その意味は、すでに別項で述べた通りだ。そちらを参照。
  → 緊急事態宣言の2週間後: Open ブログ(4月22日)
  → 感染は減少している (コロナ): Open ブログ(4月18日)
 
 ただし減少の原因については、いくらか修正された。
  → 専門家会議の報告: Open ブログ
 減少の理由は、4月3日の入国規制(全員 PCR と陽性者の隔離)ではなくて、それ以前の入国者激減(3月28日ごろ)であったようだ。……これだと、ほぼ2週間後(4月12日)の「感染者数増の鈍化」の理由が説明できる。



 【 関連サイト 】

 東京都の検査数は、毎週金曜日の夜に、民間の分が一括して計上される。このことは、東京都のサイトに注記してあるので、読めばすぐにわかる。( Openブログでも前にコメント欄などで言及されたことがある。)

 京都大の山中教授は、この注記を見落としたらしくて、全体の検査数が急減していると誤認した。
 その誤認を指摘して、説明・解説している人がいる。
  → 山中教授の指摘する「東京のPCR検査減少」は誤解 | 鈴木 邦和 Official Site

posted by 管理人 at 21:41| Comment(3) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
検査数もそうですが、「 新型コロナ受診相談窓口相談件数 」が減少気味なのを見ると、やはり新規の感染者数は減ってきていると思えますね。
コールセンターが増えているのはキャパを増やしたのではないかと思います。依然つながりにくいようですし。

あとは、ここ最近の寒さが悪影響をもたらさないことを願います。連休に入ったら暖かくなるようなので、一気に減少すると良いですね。
Posted by 通りすがり改めトラポン at 2020年04月24日 23:12
 25日の感染者は 103人。大幅減。
   https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58509170V20C20A4000000/

 ここ数日間の増加を打ち消している。
 1週間前、2週間前に比べても、大幅減だ。

 結局、数日間をならして読み取ると、この2週間ぐらいはなだらかな減少が続いていることになる。私が述べた通り。
 
Posted by 管理人 at 2020年04月25日 18:29
 山中教授は誤りを認めて、前言を取り消した。
  https://www.covid19-yamanaka.com/cont3/16.html

 だが、訂正後の記述も間違いだ。
 「検査数が増えないと、感染者の増加を見逃す可能性があります」
 と改めたが、正しくはこうだ。
 「検査数は増えていますが、逆に、感染者数は減少しつつあります」
 このことは、本項の図を見れば明らかだろう。
 なお、感染者数のグラフは、ここにある。
  → https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200425/k10012405641000.html

 減少傾向があるのを見ても認めないのは、専門家会議だけかと思ったら、山中さんまで認めようとしない。
 「自分の見たいものだけを見る」という病気に、山中さんもかかってしまった。これは治らないね。
Posted by 管理人 at 2020年04月25日 21:34
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