※ 11番目を加筆しました。(名案)
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緊急事態宣言を全国に
緊急事態宣言を全国に拡大する、という政府の新方針が出た。これまでは東京圏・大阪・福岡などだけだったが、今後は地方の小都市まで「外出自粛」の網がかかることになる。
これを受けて、国民の間では、「当然だ」「遅きに失する」「これで対策が進む」というふうに歓迎する声が強いようだ。( NHK のニュースによる。)
しかし、外出自粛が進めば、サービス業は売上げ激減で生活苦になりそうだ。実際、すでに実施された地域では、そういう悲鳴の声が上がっている。
また、東京ではかなり高額の休業補償金が出るようだが、東京以外では休業補償金はろくに出ないはずだ。ただでさえ貧しい田舎で、いっそうひどい経済困窮が襲うことが予想される。
それでも、現状が「感染の拡大」という危機に瀕しているのなら「外出自粛」もやむをえないが、現状を見ると、すでに「感染者の増加が抑制されつつある」というふうになっている。( → 前項 )
つまり、急増が起こっているときには何もしないでいて、急増が収まりかけてから「外出自粛」を要請するわけだ。やることがトンチンカンすぎる。
では、どうする? そこで私が示すのが「マスクの義務化」だ。弊害の大きい「緊急事態宣言」「外出自粛要請」よりも、「マスクの義務化」の方がずっと小さな負担で済む。しかも、効果はいっそう大きいはずだ。なぜなら、14%の飛沫拡散を防ぐのでなく、86%の接触感染を防ぐ効果があるからだ。
こうして「マスクの義務化」という対案を示した。
ただし、この対案を実現するためには、いろいろと条件がある。この条件について、本項ではいろいろと考察する。
マスクの問題
「マスクの義務化」をするにしても、手元にマスクがなければ実現はできないからだ。とすれば、そのための条件を整えることが必要となる。いくつかの問題点を列挙しよう。
(1) 布マスクの配布
布マスクの配布がいよいよ始まった。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が国内の全戸に2枚ずつ配る予定の布マスクが16日、東京都内の郵便局に到着した。感染者の多い東京都では17日から配り始め、5月中旬までに全国約6200万戸に届けられる見通しだ。
( → 布マスク、都内の郵便局に到着…明日からポストに投函 : 読売新聞 )
だが、配布の仕方が問題だ。
(2) 布マスクの配布の仕方
布マスクでは、配布の仕方が問題だ。まるで戦時中の配給のように、全国民に無償で配給されるようだが、しかし、それは好ましくない。「そんなものは欲しくない」という人が圧倒的に多いからだ。(すでに不織布マスクを持っている 95%の国民がそうだ。)
欲しくない人に布マスクを配っても、使われずに無駄になるだけだ。これでは無駄の度合いがひどすぎる。
では、どうするべきか? 「希望者のみが購入できる」という形にするべきだ。台湾や韓国はそうしている。これならば、欲しくない人は購入しないので、無駄がない。
※ なぜ「希望者の購入」でなく「全国民に配布」という時代錯誤的な方法を取ったのか? それは、政府の狙いが、国民を(マスクで)買収することだからだ。「マスクをプレゼントすれば、選挙では自民党の票が増えるだろう」という狙いだ。つまり、「国民の票を買収しよう」という狙いだ。自民党というのは、そういう政党なのである。国民がマスクを欲しがっているかどうかが問題なのではない。自民党が国民の票を欲しがっているかどうかが問題なのだ。……それが「布マスクの配給」という方針の真相なのだ。(国民のためでなく自民党のためにやっているわけだ。和牛振興や旅行振興に莫大な金を投じよう、という方針もまた同様。)
(3) 布マスクは小さい
布マスクはサイズが小さすぎる、という問題がある。
→ アベノマスク届くも「小さく鼻出る」「意味ある?」
この問題には、うまい解決策がある。「小さい」のは、大人には困るが、子供向けには適している。そこで、布マスクを小学校や保育園にプレゼントするといい。
実際、小学生を見ると、マスクをしていない小学生が結構多い。また、保育園児は誰もマスクをしていないのが普通だ。それで街中を大勢で群れをなして歩いている。どこかで感染しそうだ。
といっても、子供向けの不織布マスクというのは、滅多に売っていないので、入手しづらい。ほとんどの不織布マスクは大人用だ。(それさえも入手しづらい。子供向けならばなおさらだ。)
そこで、余った布マスクを子供向けにプレゼントするといいだろう。
ただし、学校向けのマスク配布は、今回の全国民向けとは別の文として実行されるそうだ。
文部科学省は10日、全国の小中学校や高校、特別支援学校などの児童生徒、教職員に対して13日以降、布マスクを配布すると発表した。4月中と5月以降に各1枚ずつで、1人に計2枚が行き渡るようにする。
文科省によると、約1400万人が対象で、各学校を通じて順次配る。
( → 児童生徒らに布マスク 1人2枚、学校通じ―文科省:時事ドットコム )
これはこれでいいのだが、ここには保育園の分は含まれていない。
また、生徒向けとしても、枚数が少なすぎる。1人1枚では、洗って乾かすこともできない。最低でも、2枚が必要となるはずだが。
※ なお、住宅街の公園を見ると、マスクをしないでボールごっこなどで遊んでいる小学生を見かける。こんなことをしていると、感染が拡大しそうだ。それよりは、マスクを配給した上で、マスク義務化して、学校に登校させる方が、ずっと安全だろう。マスクなしのまま休校するよりは、マスクを与えて登校させる方が、誰もが得になるはずだ。
(4) マスクの増産支援?
不織布マスクの増産支援として、「売れ残れば買い上げる」という方針が示された。
安倍晋三首相は15日、新型コロナウイルスへの対応で不足する医療用マスクや防護服、医療機器を増産するよう、製造する企業に求めた。その上で「万が一、売れ残るようなら国が備蓄用として買い上げる」と表明した。将来の需要減を心配する企業の増産を後押しする狙いだ。
( → 首相「売れ残れば買い上げ」 企業に医療装備増産促す :日本経済新聞 )
しかし、「売れ残った分を買い上げる」というのは、無意味だ。売れ残るほどの量が生産されるはずがないからだ。また、万が一、売れ残ることがあるとしたら、海外にいくらでも輸出できる。要するに、「売れ残る心配」などはまったくない。安倍首相の方針は、まったくの見当違いだ。
それより、どうせ買い上げるのならば、「売れ残ったら」ではなく、「もともと全量を買い上げる」という方針を取るべきだ。その上で、「希望者への配給制」という制度を整えればいい。ちょうど、台湾や韓国がやっているように。
このようにすれば、(欲しくない人は別として)欲しがっている全国民にマスクが行き届くことになる。これによって、「マスクの義務化」を実現する条件が整うことになる。
だから、次の二点を実施するべきだ。
・ マスクの全量買い上げ
・ 希望者への配給制
これが正解である。(不織布マスク)
(5) 転売屋の問題
政府が全量買い上げをしない場合には、マスクは一般販売されるので、市中に流れることになる。すると、ドラッグストアなどに転売屋が出没して、転売で不当利益を得る、という問題が発生する。
→ マスク、開店直後は販売しません ドラッグストアで相次ぐ導入...早朝の「行列」問題化で
→ マスク争奪戦「ゲリラ販売」でも限界…ドラッグストア、「店内待機」する客に苦慮
こういう問題があるからこそ、「政府による全量買い上げ」が重要になる。
(6) 自治体による買い上げ
政府が全量買い上げをしない場合には、自治体が独自で買い上げる(そして配給する)といい。これは、先に述べたとおり。
→ ロックダウンはいつまで?: Open ブログ の (9)
(7) マスク不足の理由
マスク不足の理由は何か? 次の推測がある。
「マスクが不足するのは、トイレットペーパーが不足するのと同様で、みんなが買い溜めするからだ。買い溜めしなければ、マスク不足は起こらないはずだ。実際には、買い溜めがあるから、マスクは家庭内在庫となって、積み上がっている。ちょうど、トイレットペーパーが家庭内在庫となるように」
こういう推測は、たとえば、次の記事に見られる。
→ 「マスクの品切れ」が延々と続いている根本理由 |東洋経済
しかしこれはとんでもない勘違いだ。
人のトイレットペーパーの使用量(長期的需要)は、ずっと変わらない。だから、短期的に需要が大幅に拡大した場合には、家庭内在庫が溜まるだけだ。その後は、転倒での需要は激減することになる。(長期的需要は一定なので。)
マスクの場合は違う。長期的需要そのものが急激に上昇した。これまではマスクをしていなかった人々が、こぞってマスクをするようになった。
1.3億人が、月間 30枚(毎日1枚)、使い捨てマスクを使うとしたら、
1.3億 × 30 ≒ 40億
だから、月間 40億枚ものマスクが必要となる。それほどにもマスクの需要が急増しているのだ。ここでは、マスクの需要そのものが増えたのだから、家庭内在庫が増えているわけではない。(増えるとしたら、使用済みの廃棄の量が増える。家庭内在庫は増えない。)
ともあれ、マスク不足の真の理由は、計算すればすぐにわかるわけだ。「マスクの需要が急増しているからだ」と。
さらに言えば、上記の数字に加えて、医療向けや、介護施設向けの需要がある。これらの用途では、再利用は困難であり、なるべく使い捨てにしたがる。そこで大量の需要が生じる分、家庭向けの需要はますます後回しにされがちだ。
こういうふうに、いろいろと「不足の理由」があるわけだ。(在庫でなく)実需として。
(8) 台湾が日本に提供
日本政府があまりにも無策なので、台湾が日本に提供してくれるそうだ。
→ 台湾が日本にマスク200万枚提供 新型コロナウイルス対策支援 | NHKニュース
ありがたくて涙が出る、というよりは、日本政府の無策ぶりが情けなくて、涙が出る。
(9) 手袋の併用も
マスクをすればそれで万全だ、というわけではない。マスクのほかに、手袋も併用するべきだ。
特に、病院の院内感染を防ぐには、手袋の使用が是非とも必要だ。この件は、前に述べたとおり。
→ マスクを義務化せよ: Open ブログ の (5)
ちなみに、「感染者ゼロ」である自衛隊では、マスクだけでなく手袋も万全であるそうだ。手袋を使うときには、着脱時に、手が手袋の外側に触れないように、うまく工夫して着脱する必要があるそうだ。(手袋の内側だけに触れて、手袋の外側に触れなければ、接触感染が起こりにくい。)
(10) 店でマスクの義務化
スーパーなどでは、入店時に、マスクの義務化をするといい。つまり、「マスクをしない客は入店拒否」ということだ。
こうすれば、マスクをしない客が店内で飛沫を飛ばすことを防げる。
ひるがえって、現状では、そうなっていないので、マスクをしない客が店内で飛沫を飛ばすことを放置していることになる。これでは、感染が広がりそうだ。
この点を放置して、あれやこれやと外出自粛を要請するのは、あまりにも「尻抜け」というしかない。いくら感染防止策を練っても、あまりにも大きな穴があいているのだ。その大きな穴から、感染が拡大してしまうのだ。
「店でマスクの義務化」というのは、非常に大きな感染防止策なのだ。
※ 「マスク義務化をすると、客が来なくなる」と思うかもしれないが、逆だ。ライバル店に対して、優位に立てるだろう。近所に二つの店があって、一方では「マスク義務化」で、他方は「マスク義務化なし」なら、「マスク義務化」の店の方が安全なので、たいての客は前者に行くだろう。前者の方が感染リスクが少ないからだ。後者は、店内は飛沫だらけだ。そんな店には入りたくない。
ついでだが、イオンの有人レジでは、透明の壁を立てて、客とレジ係を隔てている。だから、会話しても、飛沫が飛ばない。これは、うまい工夫だ。
(11) 駅でマスクの義務化
駅でもマスクの義務化をするといい。つまり、「マスクをしていない人は、駅には入れません」というわけだ。
「それでは電車に乗れないので困る」という人が出てきそうだ。そこで、布マスクを駅で有償販売するといいだろう。
つまり、「全国民に布マスクを配布する」というかわりに、駅に布マスクを用意しておいて、「マスクがなくて駅に入れない人のために、布マスクを有償販売する」というふうにするわけだ。
これだと、メリットが多い。
・ 布マスクは必要な人だけに行くので、無駄がない。
・ 有償販売なので、コストゼロだ。466億円が浮く。
・ 電車乗客のマスク義務化(100%の着用)が実現する。
・ 一般の場でもマスク着用率が上がる。
アベノマスクのデメリット(費用負担や無駄利用など)が一挙に解消され、メリットばかりが生じる。良いことずくめの名案だ。
なお、こうして駅において「マスクの義務化」を実施したあとで、しばらくたったら、「店へのマスク義務化」も実施するといいだろう。(そのころにはもはや、誰もが何らかのマスクを所有していることになるからだ。駅で購入できるので。)
※ 現状のアベノマスクだと、欲しくもない人に大量に配布する一方で、欲しい人(今は持っていない人)にはなかなか届かない。(政府の予定では、全国民に届くのは、1カ月以上先だ。)……こういう無駄を避けるために、「必要な人には駅で有償販売する」というふうにすればいいのだ。「最適配分をするには市場原理で」という経済学の教えの通りだ。
※ なお、義務化にあたっては、入口でいちいちチェックするよりは、「違反者への高額の罰金」という形の方がいいだろう。その方が効率的だからだ。ただし、開始の当初は、駅の入口で監視人が立って、乗客をチェックするといい。それがテレビで放送されれば、国民に周知できる。
[ 付記 ]
誤解している人がいるようなので、オマケで解説を二つ加えておく。
(A)接触感染とマスク
接触感染を防ぐには、マスクが有効である。
マスクがない場合には、口から飛散した飛沫が、あちこちにバラまかれるので、それに指で触れた人が接触感染する。
マスクがある場合には、口から飛散した飛沫が、あちこちにバラまかれないので、接触感染も起こりにくい。
ここでは、ドアや窓を開放しても、何の意味もない。通気を良くすることは、空気中に漂う微小粒子を排除できる。しかし、接触感染をもたらすような大きめの液滴は、空中に漂うことなく、すぐに床や机上などに落下するからだ。いったん落下して付着してしまうのだから、そのときになって換気をしても意味がない。
(B)肘でクシャミを抑える
マスクのかわりに肘でクシャミを抑える……という方策もある。これはこれで、少しは効果があるが、マスクにくられば、効果は大きく劣る。そのことを対比した研究もある。下記。
→ マスクの着用効果をCFDで解析、くしゃみをした際に液滴はどう飛散するか?
動画もあるので、見るといいだろう。マスクの効果が一目瞭然だ。肘で口を覆うぐらいではたいして効果がないということもわかる。
【 追記 】
マスクで足りなければ、さらに次の二点を使うといい。
・ 透明の顔面カバー
・ 帽子
それぞれ、顔面や頭部にウイルスが付着するのを防止する効果がある。どちらもネットで購入できる。(今現在の段階では。ただし将来的には、売り切れるだろう。)
コロナの患者を受け付ける病院の事務員は、マスクももらえずに勤務するというひどい惨状にあるそうだ。
→ 病院の事務だけど肉の壁させられてる
できれば、病院にかけあって、透明の顔面カバーを購入してもらうといいだろう。だめなら、自腹で購入する。あるいは、自腹で大量購入したあとで、同僚に高値で売って、差益を得る。(転売屋になる。)
https://amzn.to/2ymwdMP
【 関連項目 】
→ マスクを義務化せよ: Open ブログ
マイバッグを遠慮してくださいって注意も出されています
日本のレジ袋での買い物は、感染防止にすこしは役立ってるのかもしれない(汚染物を持ち込まない?)
スーパーの新聞チラシもなくなりました
安売りセールの広告は人集めになるそうなので
新聞屋は大変でしょう、折込チラシは赤字補てんに必須だから
旅行による感染の増加が多いので、旅行を禁止した方がいい……という話は、下記のコメント欄に記した。
→ http://openblog.seesaa.net/article/474582592.html#comment
> Posted by 管理人 at 2020年04月17日 12:02
の箇所。
「旅行を禁止せよ」というより、「ゴールデンウイーク中の旅行による感染を阻止するには、緊急事態宣言を全国に拡大するよりも、旅行の禁止だけに留める方がいい」という趣旨。
無意味になってきているので、連休を別の月に
移動(今年だけの緊急措置)するというのは
どうでしょう?
感染が落ち着いた時期に移動すれば、観光業界の
復興にも少しは貢献できるのではないでしょうか。
むしろ夏休みの廃止で、夏の間のフル稼働をめざすべき。夏休みの分の何倍も、一時帰休で休んだ、という人が多いはず。
土曜出勤も必要でしょう。
そして、冬になったら、ふたたび長期の休みに入る。
JRやエアラインに対する補償が必要と思います。
そしてそれは、すでに実現されている。1社100万円。
これを全国規模でやるのをやめて、かわりに旅行業だけで補償する……というのであれば、それはそれで合理的です。全業種への(半)ロックダウンみたいなことよりは、ずっと被害が軽いので。
郵便を使うためのマスク配布にしか見えず。
今回のウイルス、接触感染がメイン
飛沫や雰囲気濃度感染はドアや窓解放で充分
接触感染に対してむしろ、マスクは不要
咳クシャミを利き手の肘の内側で口を覆うで充分
手に自分の感染飛沫をつけないことが肝要
つまり外出禁止云々の前に、
そもそもの防疫教育がなってない
マスクを郵便配布する前に、
国産増産のヤル気がない。
しかも医療機器業界や獣医師会の根本解決も未
最前線の看護とは別次元の膿の治療も必要
この機会に、仕切りを取り戻して、人の間隔は、変に遠避けないようにしてもらいたいな(笑)
オマケで2件、話題を追加しました。
「肘でクシャミを抑えるのは無効だ」というような話。
ポストあべ、の毛色が強いのでは?
すがさん、以外の道が示された
にかいさん、公明党後ろ盾で総理に近づく。
ただね、国民からすれば、
真に宗教団体に牛耳られた政権が誕生か?
腐ったマスコミはなんでつつかないでしょうか。
CM干されても正義の報道を貫く毎日はどこへ。
いい加減、読売中心の今の閉塞感、
打破する新勢力は出ないんでしょうか。
統制経済ですよね日本は。
このような非常事態には統制経済でマスクを国家が買い上げ、きちんと行き渡らせるようにすべきと管理人さんはおっしゃっています。
マスク以外の2品について。
「新型コロナ、サージカルマスクの表面で7日間感染力を示す」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200417-57932411-gooday-hlth&p=1
中国からのマスクの卸し価格が半額になったそうです
輸出制限が解けたらしく、これからは田舎の店頭にも並ぶかもしれない