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消毒用エタノールを使う際、精製水を混ぜることを厚労省が推奨している。高濃度のものを薄めるため。
新型コロナウイルスの感染拡大で消毒用アルコールが不足していることを受け、厚生労働省は、アルコール度数の高い酒や高濃度の工業用エタノールで代替できるとする見解を示した。
厚労省によると、使えるのは、有害なメタノールを含まないエタノール濃度が70〜83%の酒など。さらに高濃度だと効果が薄れるため、精製水などで薄める。
( → 消毒用は酒などで代替可、厚労省が見解「手洗いが確実」:朝日新聞 )
消毒に適したのは、エタノールの濃度が ( 65 or )70〜83% の場合だ。これよりも濃度が高いと、消毒の効果が薄れる。そこで、精製水を使って薄めるのが、常道だ。
平時ならば、それでいい。しかし今は緊急時だ。ここでは精製水が圧倒的に不足している。特に、命を守るために精製水が必要とされる。
息子は難病で人工呼吸器がないと生きられないのに、そのための“精製水”がどこにも売っていない――。精製水の品薄を嘆く母親のツイートが大きな反響を呼んでいます。
( → 「精製水どこにも売ってない」難病の子を持つ母親から悲鳴 品薄の理由は間違った「消毒液の作り方」 - ねとらぼ )
息子は難病で呼吸器を装着しないと生きれない
— ナーコ (@nakosan37) April 6, 2020
付属の加湿器に入れる精製水がどこにも売っていない
今日は朝から薬局など7店梯子してやっと2本手に入れた
消毒液作るのなら普通の水道水で薄めれば良いのでは
呼吸器の必要な患者の命に関わる精製水の買い占めとかやめて欲しい#精製水売り切れ pic.twitter.com/hA07iR5LTp
精製水を絶対的に必要とする人が品不足で困っているときに、品不足に輪をかけるようなことを厚労省が推奨している。呆れる。厚労省としては、あるまじきことだ。これでは、「自分さえ良ければ、他人は死んでもいい」というのと同様だろう。
厚労省はただちに誤りを訂正するべきだ。
「消毒用エタノールには、精製水を絶対に使わないでください」
と。
では、かわりに何を使うべきか?
普通は、水道水か、湯冷ましの水を使えば十分だろう。
あるいは、市販のミネラルウォーターでもいいだろう。これなら、安くて、容易に入手できる。飲用もできるのだから、衛生面でもばっちりだ。ミネラル分が少しはあるが、影響を及ぼすほどではない。
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もう一つ。別の方法での対策がある。消毒用アルコールのかわりに、「弱酸性次亜塩素酸精製水」を使うといいのだ。詳しくは下記。
CORETECTに含まれる次亜塩素酸精製水の除菌力は台所用やお風呂用の漂白系除菌剤に使われている次亜塩素酸ナトリウムの約80倍。
しかも次亜塩素酸ナトリウムよりも安全です。
アルコールでは除菌が難しいウイルスにも効果的で厚生労働省にも認可されているため医療現場や小学校でも多く使用されています。
皮膚に優しく、人体に無害です
CORETECTは、中性に近い弱酸性の低濃度なので皮膚のバリア機能を低下させないので炎症や手あれなどを起こしません。人体にも無害です。
( → 次亜塩素酸精製水「CORETECT(コアテクト)」好評発売中:1本 300mL 1,380円(税抜)|B-by-C株式会社のプレスリリース )
値段が高いのが玉に瑕。
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ただし、本当を言えば、普通は、エタノールも次亜塩素酸も必要ない。ただの洗剤で十分だ。食堂のテーブルならば、塩素系の洗剤で十分。普通の手洗いならば、食器用の洗剤で十分。
食器用の洗剤は、水で流して落としたりしなくても安全だ。野菜に洗剤が残っても問題ないし、口に入っても問題ないし、肌に洗剤が残っても問題ない。(肌荒れしやすい人だけは別だが。)
食器用の洗剤がとても安全だということは、意外にも知られていないので、調べて、理解するといいだろう。
→ 洗っても大丈夫?食器用洗剤と野菜について
※ 野菜を洗うのに使っていい洗剤は、その洗剤の説明書きで、「用途」のところに、「野菜」と書いてあるので、確認できる。
→ 洗剤は「野菜・果物」にも使えるのか? 花王にその真相を聞いてみた(画像あり)
で、こういう洗剤で手洗いすれば、コロナウイルスはあっさり死滅する。ウイルスは水や洗剤に弱いのだ。
厚労省も、「普通は手洗いだけで十分」と言っている。消毒用エタノールをやたらと使うのは、やめましょう。(特に、手洗いが可能である環境では。)
※ 外出時だったら、手袋をする方がずっと効果的だ。ウイルスを完全遮断する。
[ 付記 ]
洗剤の種類については、次のコメントが参考になる。(転載)
下のリンク@の記事を見ると、2003年のSARS流行のときの感染研の実験ですが、コロナウイルスに特異に効く界面活性剤があるようです。
具体的には、「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、またはアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムを16%以上含むもの」が効果有りだそうです(下のリンクAの42ページ)。作用機序としては、エンベロープ(外殻)を溶かしてRNAを露出させるとか、S(スパイク)タンパク(感染に関わる表面のトゲ)にダメージを与えるとかの記述を他のサイトで見ましたが、よくわかりませんでした。
それで、一般的な商品(洗剤・ハンドソープ)を調べてみると、台所用(食器)洗剤は含まれているものが多いです。ライオン チャーミーVクイック、花王キュキュット、花王ファミリーフレッシュ、サラヤ ヤシノミ洗剤、P&G除菌ジョイ、みんなOKです(高級アルコール系のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムのほうです)。東邦 ウタマロキッチンは入っていないようです。
あと、ハンドソープは種類が多くて調べきれないですが、入っている商品が見つけられません。ライオン キレイキレイもNGでした。たぶん、液体タイプ以外の固形石鹸は全部ダメでしょう。
※ 界面活性剤の種類については、例えば下のリンクBを参照してください。
@ http://www.med.oita-u.ac.jp/infectnet/SARS/SARS_report_00567.html
A https://www.kitasato-u.ac.jp/vmas/download/coronavirus_200220lecture.pdf
B https://jsda.org/w/03_shiki/a_kaimen08.html
Posted by かわっこだっこ at 2020年04月10日 03:34
( → 接触感染とマスク: Open ブログ )
> 洗剤の種類については、次のコメントが参考になる。(転載)
※ コメント主からの補足です。界面活性剤の濃度について。
いわゆる大手メーカー品は、有効な界面活性剤が十分に含まれているものが多いです。ライオン チャーミーVクイック、ライオン Magica、花王キュキュット、花王ファミリーフレッシュ、P&G除菌ジョイ は、大体33%です(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムが含まれています)。サラヤ ヤシノミ洗剤も同じ成分ですが、濃度が16%(他商品の約半分)のようです(だから汚れが落ちにくいのか)。また、ダイソー アロエマイルドは、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが含まれています(こちらも濃度が16%で、汚れも落ちにくいという一部意見あり)。
それと、大手メーカー品でも、業務用の(4〜5リットルのポリ容器で売られている)ものは、界面活性剤の濃度が約半分(16%とか)に落としている場合があるので注意してください(直接手洗いに使うときはOKですが、薄めて使用するときなど)。
瞬間的にはウイルスは殺しますが、
その後は、人間に無害な常在菌を死滅させ、
ウイルスには無防備になることを周知すべき。
お風呂で頭以外は石鹸を使うな
という医者もいるくらいです。
清潔が過ぎてウイルス病が大影響する今の人類
アルコールや消毒薬での殺菌の功罪をこそ、
マスコミは伝えるべきでしょう。
菌がウイルスを防御どころか、喰ってくれる世界
そもそもウイルスは本来は人間には無害
菌が活発であるならば。
ということは日本食の発酵食文化は、
菌の接種であり、防疫の基本ということに。
だからこそ日本人はコロナでは死なない。
そろそろ世界の人が気付くはず。
この件は、脂質肌と乾燥肌で、結論が異なるようです。
乾燥肌だと、石鹸で洗うと、肌が無防備になりやすい。
脂質肌だと、自分の脂で肌が守られているし、石鹸で洗わないと肌が脂っこい汚れまみれになりやすい。
人ごとの体質差があるようです。
> 日本人はコロナでは死なない。
マスクをしているせいでしょう。
マスクをやめたら、あっという間に大量の人々が死ぬでしょう。
> 台所・住宅用洗剤の材料である「界面活性剤」など3品目について、文献調査の結果、新型コロナウイルスに対する消毒効果があることが分かった
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200415-00000120-jij-pol