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(1) 手作りマスク
マスクがなければ手作りすればいいさ……というわけで、手作りの方法がすでにあちこちで紹介されている。
(i)ハンカチを折って作る方法がある。前に紹介した。
→ マスクの話題 1 (コロナ): Open ブログ の (3)
(ii)キッチンペーパーで作る方法もある。
→ 手作りマスク:小千谷の根本忠医師が考案−−新型インフル対策で (あんしんあんぜんトピックス)
→ 手作りマスクの正しいつくり方と、“交換頻度”を医師に聞く
→ 縫わずに簡単なキッチンペーパーマスクの作り方とは? | ハルメクWEB
(iii)靴下で作る方法もある。
→ 靴下4回切るだけの超簡単マスク「目から鱗」「これが優勝」「断トツ簡単」「頭いい」
How to make a mask from socks! pic.twitter.com/YNGkG6yJYQ
— Jayendra (@JayendrasPOV) April 9, 2020
(2) 小池都知事の手作りマスク
小池都知事の使っている手作りマスクが「かわいい」と評判だ。
「ちなみに、きょうの私のマスクは手作りで近所の方がお届けいただいたもの」
( → 「きょうのマスクは手作りで……」 小池都知事、照れ笑いする一幕も(THE PAGE) )
ただし、このマスクには難点がある。鼻と頬の間の当たりに、隙間があるので、ここから空気が漏れてしまう。これだと、吸気時には、ウイルスを遮断する効果がゼロになってしまうそうだ。この点については、NHK の検証記事がある。
→ マスクの疑問あれこれ解決!正しいマスクの使い方 | NHK健康チャンネル
なお、もっとひどいのは、麻生大臣だ。鼻を丸出しにしている。これでは、フィルター効果はないも同然だ。
→ 麻生副総理 | ニュース(画像)
他にも画像はある。
→ 【画像】麻生太郎がすぐマスク外す理由は?正しいマスクの付け方紹介
(3) マスクの自衛効果
マスクの効果は、自分には効果がないが、他人には飛沫を飛ばさない効果がある……というふうに言われてきた。
とはいえ、正確には次のように言える。
・ いい加減な付け方では、まったく効果がない。
・ ちゃんと付ければ、大きな遮断効果がある。
このことについては、上の NHK の番組で検証されていた。そちらを参照。
マスクには、自分自身を感染から免れるようにする効果もある。この点については、出典となる情報も見つかる。
風邪ウイルスやインフルエンザウイルスはウイルス単体での空気感染では感染はしない。唾などの体液に含まれたウイルスによる飛沫感染によって感染が広がるものである。マスクを着用する事により、外部から風邪ウイルス・インフルエンザウイルスの進入、感染を効果的に阻止できる。
関西医科大学が行った研究によれば、東京都荒川区立のある小学校での2007年2月5日〜3月2日におけるインフルエンザ発症率は、マスク着用者で1.9%、非着用者で10.8%であり、マスク着用者の方が有意にインフルエンザ発症率が低いということが明らかになった。
( → Wikipedia )
というわけで、マスクを着用することには、まさしく効果があるわけだ。(きちんと正しく着用する、ということが条件だが。)
そして、このことを声高に訴えることで、人々に「マスクをしよう」と促進することの効果が出るだろう。「人のため」でなく「自分自身のため」であれば、マスク着用をいやがる人も減るはずだ。
トランプ大統領は、「他人を守るためであれば、私はマスクをしない」(要旨)というふうに公言している。こういう人の心に訴えるためにも、「マスクは自分の身を守る」と告げるといいだろう。
【 関連項目 】
→ マスクの話題 1 (コロナ): Open ブログ
→ マスクの話題 2 (コロナ): Open ブログ
→ マスクの話題 3 (コロナ): Open ブログ
> 鼻と頬の間の当たりに、隙間があるので、ここから空気が漏れてしまう。これだと、吸気時には、ウイルスを遮断する効果がゼロになってしまうそうだ。
⇒ これを解決・改善するような、知恵や便利グッズがたくさん出てますよね。大別すると、以下のとおりです。
@ 耳掛けゴム紐の長さ調節:きつめになるように自分で調節して結ぶか、「調整バックル」みたいな商品もあります。
A ゴム紐の掛け方を工夫する:8の字のようにクロスして耳にかける(顎側から伸びた紐が耳の上側に、頬側から伸びた紐が耳の下側に行くようにする)など。
B 左右のゴム紐を頭の後ろで結ぶようにする(N95は殆どこの方式):大きめのゼムクリップかカラピナで止めたり、「マスク用フックベルト」みたいな商品も出ています。この方法の副次的な効果としては、耳が摺れて痛くなりにくいこと。