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(1) コロナでサーバーダウン
新型コロナウイルスのせいで、サーバーがダウンした。
本サイトで何度も紹介した、各国の感染者数一覧のサイト。
→ https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries
接続しようとしたら、接続できなかった。「アクセス多数で表示できません」という旨が記されていた。平たく言えば、
502 Bad Gateway
のことである。アクセス過多の状態。
新型コロナウイルスのせいで、アクセス過多になって、サーバーがダウンしたわけだ。
※ その後に、回復した。ただし、いつまたダウンすることやら。
(2) 韓国で軽症者を隔離
韓国では、軽症者を隔離する施設を十分に新規設置したことで、医療崩壊を避けることができたそうだ。
→ 韓国が医療崩壊を回避できた理由 →軽症者・無症状者を隔離ケアをする「生活治療センター」が大きな役割 - Togetter
一時は大量の軽症者が押し寄せて、医療崩壊が懸念されたが、その後はすぐに対処して、軽症者専用の隔離施設を整備することで、専門病院では重症者を収容する余裕を得た。かくて医療崩壊は避けられた。死者数も最近ではどんどん減ってきている。(一昨日は5人、昨日は3人。)
このようにするべきだ、ということは、私はずっと前に指摘していた。(2月23日)(ちょっと趣旨がズレているが。)
→ 感染患者を隔離して治療せよ: Open ブログ
一方で、「軽症者を感染症専門病院に収容して、そのせいで重症者があぶれかねない」という状態にあるのが、日本だ。この件は、別項で批判した。
→ 新型コロナウイルスの話題 14: Open ブログ の (2)(3)
これに関連する法規については、上記項目のコメント欄で紹介されている。
(3) マスク不足の解消
マスク不足がいまだに解消しない。困ったことだ。
この問題については、先に二つの解決案を示した。
・ 高値販売する。 ( 10枚 1000円ぐらい)
・ 小分け販売する。( 3枚 200円ぐらい)
さて。それとは別に、新たに別案を示そう。こうだ。
「マスクをオマケとしてプレゼントする。お買い上げ 1000円ごとに、マスク1枚をプレゼント、という形」
これを、ドラッグストアで実施すればいい。(特に医薬品に限定してもいい。)
たとえば客は、お好みのビタミン剤を 3000円で買って、マスク3枚をゲットする。
ドラッグストアならば、自店または系列店に薬剤師がいるだろうから、薬剤師が小分けして、その旨を明示するといい。そうすれば、小分けの際の衛生上の懸念を払拭することができる。
(4) ビタミンC が有効?
インフルエンザにはビタミンC の大量投与が有効だ、という説があるが、新型コロナにもビタミンC の大量投与が有効だ、という説がある。一見、トンデモふうだが、ちゃんとした医学的根拠があるようだ。
→ 上海市が新型コロナ治療に実践する「ビタミンC」点滴の実力(生田 哲) | 現代ビジネス
真偽については、私は評価する立場にはないので、語らないでおく。
ただ、「インフルエンザにはビタミンC の大量投与が有効だ」という説は、いくらかは認められているようだ。ただし、顕著な効能があるというほどではない。
感染したときの体力消耗を抑える……というぐらいの効果なら、あるかもしれない。熱が高くなりすぎて体力を消耗したときの、解熱剤ぐらいの効果。使い方によっては、いくらかは効果があってもおかしくはない。(特効薬ではないにしても。)
(5) アビガンの臨床試験
アビガンの臨床試験については、もう始まっているはずなのだが、詳しい状況はわからなかった。
まず、過去の報道。いずれも2月。
2月15日、中国科学技術省生物センター所長は、新型コロナウイルスに対し3つの新薬を用いて臨床試験を行っていると話した。抗マラリア薬であるリン酸クロロキン、臨床試験がまだ完了していない新薬レムデシビル、そして、抗インフルエンザ薬ファビピラビル「アビガン」だ。この薬剤は投与開始に顕著な効果があり、目立った副作用はないとしている。
( → 新型コロナウイルス治療薬「アビガン」中国での臨床効果は良好=中国メディア(サーチナ) 現在世界中で新型コロナウイルス治療薬の…|dメニューニュース(NTTドコモ) )
加藤勝信厚生労働相は22日午前、民放のテレビ番組に出演し、発症者に対し、抗インフルエンザ薬「アビガン」を投与する研究を近く始める意向を明らかにした。有効だったとの報告もあり、中国で臨床試験しているという。
( → クルーズ船、濃厚接触の約100人が下船開始 新型肺炎 (写真=共同) :日本経済新聞 )
次に、最近の報道。
日本では国立国際医療研究センターが中心になって、抗インフルエンザ薬のアビガン(ファビピラビル)、抗HIV薬のカレトラ(ロピナビル・リトナビル)と、抗エボラウイルス薬として開発されていたレムデシビルを投与する試験を2月下旬から開始したという。
( → アビガン投与が「観察研究」??:日経バイオテクONLINE )
新型コロナウイルス感染症の治療に効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について、群馬大医学部附属病院(前橋市)など県内3病院は12日までに、臨床研究を行うことを決めた。
( → アビガン 臨床研究へ 新型コロナウイルスで群馬大など3病院|社会・話題|上毛新聞ニュース )
「ファビピラビル(商品名アビガン)」は、3月に入ってから軽・中等症患者らを対象に臨床研究を開始。
( → 新型コロナ 加速する治療法開発 効く既存薬研究、迅速検査キットも - 毎日新聞 )
なお、次の記事もある。
→ 新型コロナ治療薬、レムデシビルの治験は「4月に結果が得られる」:日経バイオテクONLINE
これからすると、アビガンも4月に結果が判明するのかもしれない。
※ なお、アビガンはインフルエンザ薬として、承認を得ているから、これは薬の承認を求めるための試験ではない。その意味で、これは治験ではない。
※ レムデシビルは、まったくの新薬であるはずなので、このあと、薬の承認を得るための治験が必要になるはずだ。(たぶん、そう。)
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ついでだが、次の記事もある。
→ 「アビガン」、新型コロナで海外から提供要請 富士フイルム富山化学 | 日刊薬業 - 医薬品産業の総合情報サイト
→ 韓国政府、日本のアビガンを新型コロナ治療薬に使用しない方針…「臨床的根拠が不十分」(中央日報日本語版)
看護師は日本の半分くらいしかいないから
隔離されたのは、退院拒否した連中だろう
重労働で看護師が一斉離職してる病院もある
自宅待機を守らないで日本旅行した人もいる
これからだと思う
上記記事のコメントに最初投稿してしまいましたが、本稿(2)のほうに関連があると思いましたので、こちらに投稿し直します、すみません。
陽性者の症状程度から患者を4種類に送別して、それに対応した施設に振り分けるという「大阪方式」なるものが注目され始めています(下のリンクを参照)。
https://www.j-cast.com/tv/2020/03/17382391.html
大阪府の吉村知事のTwitterでの発言(2月末頃)まとめは下のリンク。たぶん、これがきっかけだと思います。
https://togetter.com/li/1480865
マスクと高額商品、最高9千円前後で抱き合わせ販売…「コクミンドラッグ」謝罪
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200227-OYT1T50196/
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6357894
軽症者向けの施設の確保が遅れてますね。何やってるの?埼玉県は。