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2020年02月25日
※ 本項で紹介した報道記事は、「デマだ」という指摘 があったので、取り消します。 ( 削除済み )
posted by 管理人 at 07:14
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Comment(4)
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ごみ箱
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※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。
過去ログ
https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200217.pdf
PCR(リアルタイムPCR)による検査だが、PCR装置に検体を乗せれば全自動(半自動)で結果が出てくる。リアルタイムPCRを使わない場合は電気泳動が必要になり更に時間と手間がかかる。
PCR装置にかける検体だが、患者から採取したサンプルからRNAを抽出する前処理が必要となる。その前処理等に多くの時間と労力が割かれている。また一人の患者から一つのサンプルで用が足りる訳でも無く、複数のサンプルを必要とする場合がある。
詳しくは下記WEBに詳細が述べられている。
https://shinjukuacc.com/20200224-01/
試薬メーカー数社がPCRによらない簡易検査キットを開発している。
インフルエンザ検査キットと同様のものが出来ると思われる。
簡易検査キットは前処理無しで反応時間数分で判定できるという迅速検査である
しかしインフルエンザ簡易検査キットのインフルエンザに対する感度、特異度はそれぞれ62%、98%程度とされている。(市販H1N1検査キットの性能・・日本赤十字病院のデータ)
PCR(LAMPを含む)検査薬の感度・特異度は明らかになっていないが簡易検査キットより優れていること推察できる。
簡易検査キット感度62%ということは感染者の62%が検査陽性となることである。つまり38%は感染しているが検査陰性という結果となる。これを偽陰性という。
現行のPCR検査薬ですら感度100%達成できていないと推察できるので偽陰性は数%存在すると考えるのが妥当だ。
これが、PCR検査陰性だったが感染した、という例に繋がる。
今後簡易検査キットが発売され市中病院、クリニックで汎用される事が考えられる。
しかし性能がインフルエンザ簡易検査キット並とするならPCRより感度が低いため感染者の見逃し、偽陰性の比率が高くなることが想定される。
世の中、時間と手間の掛る検査はそれなりの性能(感度、特異度)を発揮するがコストの低い簡易検査キットの性能は、残念ながらそれなりの性能しか発揮できないということだ。
summiluxさんも書かれているとおり、前処理のクオリティが肝なので、前処理のクオリティが高くなければ迅速検査よりも劣る検査に簡単になります。バイオ系の研究をしていればわかりますが、PCRは術者次第です。ですのでスクリーニング検査には使いにくいんですね。ごく限られた検体に対して丁寧に検査して確定診断をするツールです。
とにかく数をこなせといわれれば当然検査側は不慣れな術者も投入するだろうし、熟練した術者も雑に前処理するしかありませんから正確さはお察しということになるでしょう。
ニュースになっているように中国で8回PCR陰性だったのに発症したりしています。
https://togetter.com/li/1472876?fbclid=IwAR3N5g_-V6ieFBkOenfNEg4jID3yWGzybdX5_vKXpCC50TyxnFiPCWBBZ04
これにともなって、本項を削除します。