──
(1) 症状
インフルエンザとは異なる症状があるようだ。
・ 下痢、腹痛から始まる。
・ すぐには高熱は出ず、三日後ぐらいから肺炎ふう。
(高熱、咳、胸が痛い)
下記に体験記がある。
役に立つかわかりませんが、私の今回の症状を書いておきます。友人も同じ症状ようでしたので、少しでも目安になればと考えます。
— 唐老?@上海迪士尼 (@donananaduck) February 22, 2020
体調が悪いと感じた1日目が、私も友人も咳や熱では無くお腹の症状でした。
お腹の気分が悪く、食べられない。気持ち悪い。お腹が痛い、下痢。それが2日くらい続いて咳が
出るようになりました。まだこの時が熱が出ないね。咳が出て3日後くらいに急に熱が出て38℃を超えました。そのくらいから咳に痰が絡むようになりました。熱が出て3日目頃から咳も止まらない、胸も痛い、息苦しいが出てきて、病院でレントゲンを撮って肺炎と診断されました。
私も参考になれば。ほとんど同じ症状でした。腹痛から始まり37度8分の熱が1日、その後は咳と色のついたタンと鼻水が2週間。服用したのは風邪薬、咳止め、タン切れを良くする薬。胸は若干痛い気もするけど、呼吸が辛い感じではなかった。私の体質はインフルエンザ予防接種をしてますが一度も発症無し。
— SkyBlue???????????????♂??? (@choose_anything) February 24, 2020
追記。参考です。私は既往歴無し。鼻炎持ち。体力はある方。体調悪くなってからは睡眠を十分にとりました。抗生物質は飲んでいません。
色のついた鼻水、タンの吐き出し量は人生で一番多かったです。色はウィルスが死んでる証拠?
(2) たらい回し
病院でも保健所でも、治療も何もされないまま、たらい回しされただけ、という報告がある。
自分はまさに今、たらい回しされてる状況。
──
@インフルエンザの様な初期症状→病院でインフルエンザ陰性の診断後、帰宅、自宅療養
.
A インフルエンザみたいな症状に加え、咳止まらず+37.5℃以上の熱が5日以上続いたので、その旨を先に病院へ伝えて再診→胸部X線で肺炎と診断され、薬の処方をされる。解熱剤、抗菌薬、咳き止め系の数種類。
.
Bさらに医師からは、新型コロナの可能性が否定できないから、専用窓口(保健所)へ電話相談をするように指示される。ウチは小さな診療所でこれ以上の対応は無理とのこと。
C ……(略)
( → はてな匿名ダイアリー )
これ以後、保健所では受け付けてもらえず、医者でも受け付けてもらえない。保健所では「医者に行け」と言われ、医者には「保健所に相談しろ」と言われて、たらい回しになるばかり。
( ※ 詳細は上記記事)
読んでみたが、ひどいものだ。
──
では、どうするべきか? 私の見解は、先に述べたとおり。
新型肺炎の患者は、病院や自宅で個別に治療を受けているようだが、これでは感染拡大を防げない。隔離して集中的に治療するべきだ。
( → 感染患者を隔離して治療せよ: Open ブログ )
これは、他の国では当たり前なのだが、日本ではなぜか実施されない。
上記記事でも示しているが、医者でさえ「自宅療養」を推奨しており、「隔離して集中治療する」という方針を示せない。かくて日本は無為無策となる。
《 注記 》
ただし、北海道では「隔離して集中治療する」という方針が取られてらしいので、北海道に移れば、何とかなるかも。
ただし、患者がみんな北海道に行けば、北海道の医療制度が破綻する。(すでに破綻しかけているそうだ。患者増のせいで。)
[ 付記 ]
冒頭の体験記の患者は、新型コロナウイルスへの罹患が確認されたわけではない。検査してもらえないからだ。「いちいち検査しなくてもいい」という医者もいるくらいだ。
→ 新型コロナウイルスのPCR検査を求める人に知っておいてほしいこと - Togetter
ここでは医学部教授がもっともらしいことを言っている。こうだ。
「検査は重症者のみという行政の方針は医学的にはまったく正しい」
しかしこれは、二重の意味で間違っている。
・ 検査対象は「重症者」でなく「発症者」だ。重症でなくとも、発症したら、検査するべきだ。
・ 検査は、「医学的」に必要なのではなく、「公衆衛生的」に必要だ。
(患者の隔離や周囲の感染阻止のため。)
医者はやたらと「目の前の患者を救おう」とするが、そのせいで、「周囲への感染を防ぐ」という公衆衛生的な視点を見失いがちだ。
こういう医者の「視野の狭さ」が、日本で感染を拡大させる要因となっている。
──
ともあれ、大切なのは、次の二点だ。
・ 隔離して、集中治療すること。
・ 感染の疑惑が高ければ、検査すること。
この二つが大切だ。
ところが、はてなブックマークでは、その二つを否定する意見ばかりが大人気だ。はてなブックマークを通じて、間違った意見ばかりが拡散する。他国では常識である真実を広がらず、虚偽ばかりが広がる。
かくて日本は、自分で自分の首を絞めているも同然だ。ほとんど自殺したがっているような状態だ。
【 追記 】
「軽症の場合は自宅療養を」という方針を、政府は出した。
→ 拡大・収束、1〜2週間山場 軽症の場合は自宅療養を 政府専門家会議が見解 新型肺炎:朝日新聞
では、軽症ではない場合は、どうするか? 記事にはこうある。
37.5度以上の発熱が4日(高齢者や持病がある場合は2日)以上続いたり、だるさや息苦しさが強かったりする場合は、すぐに帰国者・接触者相談センターに相談して欲しいとした。
しかし、相談センターに相談した結果は、「混雑してつながらない」ということになっている。
→ 「2時間かけてもつながらない」 厚労省への電話相談急増 新型肺炎(毎日新聞)
保健所に相談しても、「たらい回しにされる」だけだ。(上述)
結局、何の対策もしていないも同然だ。呆れる。
のみならず、事態はさらに悪化しそうだ。
《 新型コロナ、感染拡大進めば医療破綻も 政府専門家会議「これから1〜2週間が瀬戸際」 》
国内の新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)対策を検討する政府専門家会議は24日、感染拡大が進めば医療の破綻が起こりかねないとの警鐘を鳴らした。院内感染により診療を取りやめたり、多くの軽症患者が来院した場合、重症患者の救命に労力が割けなくなる恐れも出てきた。
( → スポニチ Sponichi Annex 社会 )
武漢では専用施設を建設して、そこに隔離して集中医療する、という方針が取られているのに、それを見習うこともできない。
あまりにも無為無策だが、それ以前に、知恵が足りない。本サイトのような知恵があっても、それを学ぶこともできない。